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旅の行程


H15/4/8~9 夜行日帰り


 23:43発   東京  快速 ムーンライトながら号 [2号車5D]


 06:56着
[      ]  大垣     東海道本線 普通列車 [7両]
 07:01発


 07:37着
[      ]  米原     東海道本線 新快速列車 [12両]
 07:50発


 08:41着
[      ]  京都     山陰本線 普通列車 [6両]→[2両]
 09:03発


 11:02着
[      ]  福知山    山陰本線 普通列車 [2両]
 11:06発


 11:58着
[      ]  八鹿      はまかぜ1号  [自由席]
 12:05発


 13:13着
[      ]  浜坂     山陰本線 普通列車 [2両]
 13:18発


 14:02着
[      ]  鳥取     山陰本線 普通列車 [2両]
 14:08発


 16:32着
[      ]  米子     境線 普通列車 [2両]
 16:53発


 17:36着
[      ]  境港     境線 普通列車 [2両]
 18:23発


 18:34着
[      ]  中浜/米子空港   ANA820便  [8F]
 19:55発


 21:15着   羽田空港


   青春18きっぷ  一回分
  ムーンライトながら号指定券 (東京~名古屋) ¥510
  JR線追加分 (池袋~横浜) ¥620
   はまかぜ1号 (八鹿~浜坂) 乗車券 ¥1,110
   はまかぜ1号 (八鹿~浜坂) 特急券 ¥940
   ANA280便 (鳥取~羽田) 超割 ¥10,100



1.旅の計画・準備
平成15年春シーズン最終回。4月になるとANA超割の期間と都合良く重なる事から、帰路に航空機を利用する事で普段より遠くへと出向く事ができる。どこへ向かうかの悩みに、未だ行った事のない地方や地域へとの誘いが頭をよぎる。
列車で行くとなると自ずから限界がある。その中で未踏の地を探すと…、あったあった。山陰地方だ。しかもおあつらえ向きに山陰には空港が点在しており、行程に合わせて結構自由にチョイスできそう。早速時刻表を調べる。
単純にながら号で西進。京都まで行って山陰本線に入る。普通列車だけでの乗り継ぎで米子空港までかな。ところが地図をよく見ると米子駅から境線が出ていて、空港もそっちの方にある。それならばと、ついでに境線も乗ってしまおう。あっさりとルートが出来た。
過去の失敗から、一応ネットで沿線の情報を仕入れる。知らない土地へ行く時の事前調査だ。すると境線終点の境港駅には水木ロードという、最近話題のスポットがある事を知った。そういえばテレビでも紹介されていたのを思い出す。これは是非とも訪ねてみたい。
しかしだ。訪ねるには時間が足りない。暗くもなってしまう。さてどうしよう。諦めるしかないか?。否、どこかで時間を切り詰めよう。普通列車だけでの乗り継ぎには接続待ちの洗礼を必ず浴びる。前回は得に酷かったが、今回も所々で20~30分待ちなんてザラにある。どこかしらで特急を使ってみてはどうだろうと調べ直してみる事にした。
真っ先に思い浮かんだのが、3月にも使った米原駅京都駅新幹線利用。しかし、嵯峨野線のダイヤにうまくマッチせず、新快速列車で行ったのと結局同じ列車になってしまう。これでは全然意味がない。金をドブに捨てるようなものだ。他の区間もあたってみる。
すると、山陰線八鹿駅特急はまかぜ1号と接続。そこで乗り換え、浜坂駅まで特急列車で行くと今度は鳥取行き普通列車にすぐ乗り継げる。結果、鳥取駅到着を1時間以上早められる事に成功。更にその先の行程も無駄がなく、境港駅に着くまでには実に80分も早い。2,000円程の投資でこれだけ稼げるのならば安いものだ。
というわけで、今回の旅は途中に特急列車の助けを借りながら、境港駅まで行ってみる事にした。短い時間ではあるが水木ロードゲゲゲの鬼太郎のふるさとにも触れてみる事とした。出先の観光地を訪ねるのは初めの試みでもある。


今回は5回目 5つ中3回もムーンライトながら号での押印


2.ムーンライトながら号
毎度お馴染みムーンライトながら号。で、今回は通算7回目の利用。今シーズンに限っては5回のうち3回も乗ってる。相性が悪いのは重々承知だけど、安く移動するのにどうしても使わざるを得ない。しかし今回から喫煙車にベースを移す。理由はズバリ騒音。前回の旅で3号車にはもう座りたくない。
喫煙車騒がしいガキどもが比較的少ないと見た。同行者に煙ギライが一人でもいれば選ばないだろうし、集団でペチャクチャする確率が減るからだ。同様にデッキ付近の不法滞留者も敬遠するだろうし、一石二鳥。事実、普段よりは静かだったように思う。
加えて席も窓側にした。気分転換に浜松駅豊橋駅での停車中、外でタバコを吸うために通路側の方が都合良かったけれど、座席で堂々と吸えれば別にホームに出る事をしなくても良いし、経験上便所も行かないし。あと、窓枠に肘でもついて枕代わりにもなるし。
するとどうだ、今日は比較的眠れたような気がする。なんだかんだ言って沼津駅付近まではいつも通りだなと思っていたが、気付くととっくに豊橋駅を出発しており、あぁ眠れたんだと自分でも驚いた。こりゃいい。悟りが開けた。これからは喫煙車窓側で行こうと思った。新たな発見だった。
空が明るくなるのが前回より明らかに早い。しかし今日は生憎の曇り空。この後雨の予報もある。通勤客も次第に増え、名古屋駅に到着。毎度の如く暫し停車。停車中にこれも毎度の事だが、白くて小さめのタンクを積んだコンテナ車が通過していった。
名古屋駅から自由席となった車内は通路までギッチリ。しかしそんな事関係なしに余裕でタバコをくゆらす。あぁ至福。そして長良川の鉄橋を渡ると終点大垣駅に定刻に到着。今日もお疲れさんでした。
  リンク→JR東海


毎度お馴染み ながら号指定券
今回より喫煙車にしました


3.東海道線(琵琶湖線)
大垣駅の混雑は本当に厄介だ。我が物顔で大きな荷物を持ちながら暴走する輩に、足でも出して引っかけてやりたい気持ちになる。マナー良くやりたいものだ。人波に流されるとどうしてもそんな場面に出くわしてしまうので、敢えて余裕ぶっこいて階段が空いてから移動する。経験上どんな席でも良ければ確保できる自信があるし、どのみち米原駅までなのだから大した苦じゃない。荷物も少ないしね。
跨線橋から遠く離れた6両目、7両目辺りに今回も着席。全然問題ない。急ぐのが本当にアホらしい。列車は関ヶ原を越え滋賀県に入る。一月前も通ったので新しい発見などもう無い。40分ほどで米原駅に到着。
さて、米原駅から新快速列車に乗るのは恥ずかしながら初めてである。青春18きっぷで旅を始めてから3年近く経つが、不思議とここを意図せず避けてきた。関西本線経由だったり、北陸線へ逸れたり、新幹線を使ったりと。なぜだか王道を除けてきたけど今日ついに乗ります。
米原駅での乗り換えはホーム対面なので手間いらず。しかも始発で12両編成なので必ず座れる保証付き。程なく列車が回送されてきた。ドアが開くと一斉になだれ込む。窓側前向きを難なくゲット。後はウトウトとして乗り過ごさぬよう注意を払う事のみ気をつければよい。
琵琶湖線の名の通り、琵琶湖に沿って進むと思いきや、あんまり湖は見えないなぁ。近江八幡駅で乗ってきた大垣からの列車を抜く。ここでも乗り換え可能だが、そんなのナンセンス。座れる席などもう無い。この辺から非常に混み合ってきた。道中、新幹線の高架が見えるところがあり、時折新幹線がピューっと過ぎてゆく。野洲駅手前に車両基地が見えたが、時間も時間なのでほとんど出払っている模様。
草津駅に到着。以前草津線経由でこの先の区間は乗った事がある。ここから路線は複々線になり、この新快速列車は一番外側の線路を進んでいるようだ。石山駅で内側の普通列車と接続。更に混雑度が増す。石山駅ぐらいからやっと琵琶湖がよく見えてきた。大津駅を出るとトンネル。山科駅の先もトンネル。そして京都駅へと列車がすべり込む。
窓側で、通路もいっぱいで降りるのが大変かなと思っていたが、結構降りる客が多くて、流れで普通に降りる事が出来た。でも京都駅から乗る客の方が多くて、振り向くとあっという間にギッチリとなって発車していった。今まさに通勤ラッシュのど真ん中にいる。
  リンク→JR西日本京都支社


4.山陰本線 その1 嵯峨野線
京都駅はでかい。人もいっぱいで移動しづらい。とりあえず、はまかぜ号の乗車券、特急券を買うため窓口へ行き購入。再入場してホームへ向かう。山陰線のホームは駅の一番北側に位置しているので結構歩く。しかも頭端式の専用ホームになっている。何か山陰線だけ独立している感じが漂う。
ホームには変な色183系特急まいづる1号と、これから乗る嵯峨野線普通列車が既に人を乗せて停車していた。どう見ても座れそうにないので、時間いっぱいまでホームで待つ。その間、普通列車が到着し、凄い数の乗客を吐き出す。さらに特急まいづる2号も到着した。
乗り換え位置の関係から、前目の方が混雑度低そうだったので一番前の車両に乗車。発車後、左手に梅小路の車両基地を見ながら東海道線と別れる。丹波口駅で普通列車と交換。しかし山陰線未だに単線なのには驚いた。いろんな意味で本当に隔離されていると実感してしまう。円町駅でも交換。花園駅太秦駅などそれっぽい駅を停車して行き、嵯峨嵐山駅に到着。
京都には中学生の時の修学旅行、高校の時の移動教室、その他個人的に5~6回観光で訪れている。しかしこれまで一度も嵯峨野へは来た事がない。だから渡月橋も見た事ないし、嵐山の雰囲気も知らない。京都を知る友人達は異口同音に嵯峨野はいいぞと言う。いつかは訪れなければならないだろうが、今日もただ通り過ぎるだけ。
嵯峨嵐山駅を出ると複線になった。トンネルに入る直前に一瞬小さな駅が見えた。嵯峨野観光鉄道トロッコ嵐山駅だと思う。本当に一瞬だったから確かめようもないが…。風光明媚な保津峡トンネルでぶち抜く暴挙には残念に思うが、スピードアップのため仕方のない事だったのかね。
トンネル、鉄橋、トンネル、鉄橋の繰り返しののち馬堀駅に到着。手前にはトロッコ列車の終点、トロッコ亀岡駅があった。馬堀駅から結構歩くような感じに思える。それにしても京都駅から僅か20分足らずで渓谷を抜けるとはね。こんなに近くに景勝地があるって言うのは羨ましい。
馬堀駅からは再び単線になった。並河駅特急きのさき2号と交換。次の千代川駅でも普通列車と交換した。単線の割に列車密度が濃すぎるよ。そして、園部駅に到着。案内放送があり、車両切り離しで後ろ4両はここ止まりという。運良く先頭車に乗っていたため、このままで大丈夫。作業中、特急はしだて1号が速度を落としながら通過していった。
車両が短くなったため、より混んでしまった感が否めない。それに反して車窓はローカル度が一気に増してきた。胡麻駅で特急列車と交換。和知駅で普通列車と交換した。由良川とランデブーしながら綾部駅に到着。去年、小浜線に乗ったとき以来の訪問となった。入替に特急タンゴディスカバリー号京都へ向け走り出した。
  リンク→JR西日本福知山支社
  リンク→嵯峨野観光鉄道


5.山陰本線 その2 はまかぜ1号
福知山駅に到着。高架化の工事真っ最中だが、去年とあんまり変わってない気がする。乗り換えの城崎行き普通列車113系2両編成が担当。但し、乗客は少なめだった。4分の乗り換え時間だが充分だ。逆に早くて助かる。
福知山駅を出ると北近畿タンゴ鉄道線と並走し、小さな駅をスルーして別れた。列車は山あいの中を進む。下夜久野駅特急きのさき4号と交換。次の上夜久野駅では普通列車と交換した。
円山川の鉄橋を渡り、播但線と合流すると和田山駅に到着した。和田山駅と言えばヘンテコ駅弁で名を馳せたところである。この先、特急列車に乗るのに当初は変な駅弁でも買って和田山駅から乗ろうかと考えていた。ところが、お弁当の販売は不定期らしく、確実に入手できると判断できなかったのでパスする事とした。
八鹿駅に到着。普通列車はここで特急はまかぜ1号を待避。跨線橋を渡ってはまかぜ1号の到着するホームへ移動。今やJR西日本山陰地区でしか見られなくなってしまったキハ181系。変な色に塗装されてしまったが、乗ってみたかった車両である。今日、その積年の願いがようやく叶う事となった。
重々しい響きと共にはまかぜ1号がやってきた。嬉々として乗り込む。喫煙車自由席車両は4号車で先頭車だった。車内は非常に空いており、フリー状態。海が見える左側に腰を下ろす。ついでに前列をひっくり返してボックス状態にしてくつろぐ。これに和田山駅変な駅弁でもあれば最高だったに違いない。
次の江原駅で普通列車と交換。この時、車掌さんが来て検札していった。前列を返している事を詫びるといいですよと快く承諾してくれた。国府駅を通過し、豊岡駅に到着した。ここから北近畿タンゴ鉄道への乗り換えも出来る。この辺は但馬の国といって、但馬牛コウノトリで知られる所だ。
城崎駅(現、城崎温泉駅)に到着。数人が降りていった。駅前から既に温泉街の雰囲気があって感じよい。さすがに古より伝わる天下の名湯である。前回の鳴子温泉同様、時間があれば立ち寄りたかったのは否めない。山陰本線の電化区間の終点でもあり、特急北近畿号ほかが止まっていた。
城崎駅を出ると山越えのようで、長いトンネルに入っていった。気動車のエンジン音もより重々しくうなる。竹野駅停車後、崖上から日本海が見えてきた。空は生憎の曇り空だけど、日本海は暗い方がそれらしい。列車は短めのトンネルを何本も抜け、次第に高度を下げてゆく。小さい駅もいくつか通過していった。ただし、特急列車ながらスピードはそんなに速くなかった。
香住駅に停車。普通列車と交換。ここ香住松葉ガニの街。関東に住んでいてもその名は轟く。いわんや関西の人はシーズンになると押し寄せるという。かにカニエクスプレスなる臨時特急が毎週末大阪から香住駅を目指して集う。何だか想像つかないや。
列車は再び上り坂へ。長いトンネルを抜け鎧駅をゆっくり通過。眼下に海が広がる絶景に感激。そしていよいよこの区間、というか長大な山陰本線のハイライト、餘部鉄橋へと差し掛かる。サービスなのか規制なのか判断できないが、最徐行で通過。しかし本当に高いねぇ。しかも長いこと。これは感激してしまうよ。凄い。
餘部駅を通過すると、今度は下り坂。またまた長いトンネルを抜け久谷駅を通過。そして終点、浜坂駅に到着。はまかぜ1号の旅は非常に変化の富んだ楽しい旅だった。特にこの区間の車窓は絶景で素晴らしい。しかしその反面、トンネルや山中を行く所も多く、アップダウンも多いため特急列車といえどもゆっくり目だった。あと、停車駅も無駄に多い気がしたかな。
  リンク→北近畿タンゴ鉄道


はまかぜ1号で使った乗車券
 
八鹿は「ようか」と読みます


6.山陰本線 その3
浜坂駅では乗り継ぎの便が良く、4分の接続。ただ、ホームが対面でないのが不親切かな。しかも大抵特急列車は改札口のあるホームにベタ付けするのが基本だよねぇ。不思議な事にここ浜坂駅では、特急列車が一番遠いホームに、鳥取行き普通列車が改札に近いホームに…。逆だよね、普通は。
ま、愚痴ってもしょうがない。地下道を通り普通列車へ。はまかぜ1号からの乗り継ぎは4~5人程度しかいなかった模様。乗り込むと地元の方々が数人だけ乗車しており、余裕で着席できた。車両はキハ40系の2連で、この重々しい顔立ちが好きである。
先を急ぐ旅ゆえ、この列車に乗り継ぐためにはまかぜ1号を使ったと言っても過言ではない。無事乗れてホッとしている。次の諸寄駅から先は再び上り坂。山越え谷越え大変である。そして列車は鳥取県へと突入。初めて鳥取県を訪れた事となった。
福部駅で久々の交換。その先、鳥取駅までが長い長い。10分以上走り続け、ようやく終点鳥取駅に到着した。鳥取駅は高架駅になっていて非常に立派な駅だと感じた。さすがに県庁所在地にして玄関口。力の入れ方が違うみたい。
有り難い事に、乗り継ぎの米子行き普通列車とは対面乗り換えだった。浜坂駅とは違うね。6分しかないが、対面なら有り余るぐらいで充分すぎる。列車はキハ47系の2両編成タラコ色ワンマン車。始発駅なのでそこそこ乗車しているが、運良く右側ボックス席が空いていた。
程なく列車は出発。すぐに千代川を渡る。右手に車両基地を携え湖山駅に到着。スーパーはくと8号と交換。左手に海のような湖山池の脇を抜けてゆく。浜村駅に停車。6~7分待たされて快速列車と交換した。海は見えそうで中々見えない。列車は丘のような所を進んでゆく。次の青谷駅でも交換があった。
今度こそ海かと思っていたら東郷湖なる湖だった。鳥取県海辺に湖が点在する面白い土地柄だと思った。倉吉駅に到着。ここで普通列車とスーパーくにびき8号と連続交換のため10分も止まる。何気に交換が頻繁だ。スピードの遅い重量級気動車では勝負にならんな。
倉吉はなかなかの街で、人の入替も多々あった。倉吉駅を出発してしばらくすると、やっとまともに日本海が姿を現した。赤碕駅で交換。そして下市駅では快速列車と交換だが、相手は気分良く通過していった。チト悔しい。沿線は国道と並走していて、住宅も点在している為、ローカル度はそれ程高くない気がした。
左手からカーブしながら伯備線の線路が合流してきて、伯耆大山駅に到着。川を越えると一段と市街地が広がり、終点米子駅にゆっくりと入っていった。この区間はとにかく交換が多く、しかも交換負けの連続でかなり時間がかかった。
  リンク→JR西日本米子支社


7.境線
米子駅で20分ほど時間があるので、一旦改札口を出てみる。が、ついに小雨というか霧雨みたいのが落ちてきて、がっかり。トンボ返りしてホームに戻る。境線の乗り場へ向かうと、時間も時間なので列車は高校生で賑わっている。特に女学生は良く喋る。こういう時はボックス席だと何なのでロング部に座る。定刻になりゆっくりと米子駅を離れた。列車はすぐに本線と別れ市街地を進む。
後藤駅に停車し、交換。手前には車両基地もあり、工場のように屋根付きの格納庫らしきものも多数覗える。ここが後藤の車両整備基地かと通り過ぎてから思った。境線は私鉄のように駅間が短い。だからか、人の動きも絶えず、駅毎に学生達がまとまって降りてゆく。
ほとんどカーブらしいカーブもなく大篠津駅に到着し、交換。すぐ左手には米子空港の柵が見えた。帰りは次の中浜駅で下車し、米子空港まで歩くつもりだ。今のうちに中浜駅の様子でも窺おうと注目。が、他愛もない無人駅で、本当にたどり着けるか返って不安になってしまった。
米子駅から45分かけて境港駅に到着。近いようで時間はかかった。ここまで同乗していた乗客達は皆ちりぢりに消えていった。立派な駅舎みなとさかい交流館となっていて、隠岐島へ向かう汽船の発着待合所も兼ねていた。この時間は既に発着が終了しており、鉄格子が下がってひっそりとしていた。
外へ出るとロータリーがあり、いきなり妖怪のオブジェがお出迎え。駅前から早速、妖怪たちがひしめく漫画の街だ。前回石巻駅仮面ライダーとかもそうだが、漫画家のふるさととタイアップして観光地化が盛んに繰り広げられている感があるなぁ。
折角ここまでやってきたのだから、是非とも水木ロードを歩きたい。ここでの時間を稼ぐため、道中特急列車まで使ったのだから。しかし外は生憎の小雨。まだ明るい時間帯でも暗い。ま、妖怪が蠢く雰囲気はあるかもと、悔し紛れに思うほか無いな。水木ロードの散策については別掲します。
予定では19時2分発の列車に乗るつもりだったが、記念館にも入れず商店街もひっそりとしてしまったため早めに駅へ戻る。1本前の18時23分発の列車が見えたので乗ってしまおう。少し駆け足で駅まで走る。そして止まっている列車を見て感激。なんとキハ40系鬼太郎のラッピングを施された鬼太郎列車だった。旅の記念にはもってこい。運良く出会えて本当にラッキー。
  リンク→境港市観光協会
  リンク→隠岐汽船ホームページ
  コラム→境港・水木ロードを散策


キハ40系 鬼太郎列車
テールランプの目玉おやじが秀逸
 
側面にもイラストがラッピング



内装は普通の車両
ただし→のようにイラストが
所々描かれている
 
車内トイレ外壁のイラスト


8.米子空港
乗ってすぐ、境港駅を発車。乗客は僅か5名ほど。こりゃひどい。時間も予定より早い事だし、せっかくの鬼太郎列車だから長く乗っていたいが、空港へのアクセスも気になる。諦めるほかないな。残念だけど。
10分ほどで中浜駅に到着。降車は私一人。運転士さんに18きっぷを見せ下車。今季の18きっぷはこれにて使い切りとなった。中浜駅は棒線駅でホームも狭い。日も落ち、小雨の中ポツンと取り残された。所々にある街路灯米子空港の明かりだけが頼り。事前に調べておいた地図を片手に田畑の中を歩く。国道を横切ると、正面に米子空港のターミナルがはっきりと見えた。ホッとする瞬間だ。
徒歩で空港にアクセスするのは初めての経験である。中々歩きで空港入りする機会なんか無いよね。中浜駅から歩いて15分ぐらいか。境線もこんなに近いのだからうまく工夫すれば便もいいだろうにと思う。予定よりかなり早く着いてしまったため、チェックインも早めに済ます。おかげで前方窓側をゲットできた。
空港で待つ時間ほどつまらないものはないな。まだ、接続待ちの方が断然いい。水木ロードのお店でもお土産を買ったが、ここでも少し物色。翌朝のオカズにでもと宍道湖特産シジミの佃煮を買った。
搭乗機はエアバスA320。3×3列シートで小さい。米子空港を定刻より10分ほど遅れて東向きに離陸。すぐに雲の中に入ってしまい、つまらない事この上ない。がっかりだ。そんで、1時間とちょっとでもう羽田空港だよ。この速さは堪らないな。
今日の着陸はA滑走路南側からの進入。曇の割には道中揺れもなく安定していた。案の定サテライトには着かず、バスで移動。これがまた一苦労だよ。出口を出ると弟がお出迎え。これが本当に助かる。お土産の鬼太郎グッズを渡し、ご機嫌を取りつつ家路についた。
  リンク→米子空港
  リンク→ANAホームページ


ANA搭乗券


9.総括
平成15年春シーズンの旅を終えた。一週間毎の旅に、さすがの私も疲れが隠せない。これも全て日帰りで済ませなければならない制約に依るところが大きい。近場遠方を組み合わせてバランス良くしたつもりではあるが、元来のケチな性格から一杯一杯の行程を組んでしまう。もう少し余裕を持って行けば良いのだが。
今回の旅で山陰本線の東半分ぐらい乗れた。でもまだ先は長い。西半分は行きにも航空機を使わねば無理っぽいな。その山陰本線東側がハイライトだろうと思う。特に今回訪れた餘部鉄橋は凄かった。空中散歩と言っても良い。是非ともまた訪ねたい。境港の水木ロードも捨てがたい。今日は雨模様でひっそりとしていたが、それなりに楽しめた。鬼太郎列車も思い出だ。
さて気分は既に夏シーズンへと向いている。この夏も色々と出かけようと思う。まだまだ行ってみたいところが沢山ある。工夫を凝らして知恵を巡らせて旅を楽しんでいきたいと改めて思った。今回の旅は心に残る非常によい旅だった。


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