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旅の行程


H14/9/3~4 夜行日帰り


 23:43発   東京  快速 ムーンライトながら号 [3号車8C]


 06:05着
[      ]  名古屋    関西本線 普通列車 [3両]
 06:23発


 07:34着
[      ]  亀山     紀勢本線 普通列車 [2両]
 07:45発


 08:42着
[      ]  松阪     紀勢本線 普通列車 [2両]
 09:05発


 09:14着
[      ]  多気     紀勢本線 普通列車 [3両]
 09:31発


 13:18着
[      ]  新宮     スーパーくろしお24号  [自由席]
 13:42発


 14:30着
[      ]  串本     紀勢本線 普通列車 [4両]
 14:34発


 16:02着
[      ]  紀伊田辺  紀勢本線 普通列車 [4両]
 16:27発


 18:24着
[      ]  和歌山    阪和線 快速列車 [8両]
 18:27発


 18:50着
[      ]  日根野    関西空港線 快速列車 [5両]
 18:52発


 19:02着
[      ]  関西空港     JAL346便  [38A]
 20:10発


 21:15着   羽田空港


  青春18きっぷ 一回分
  ムーンライトながら号指定券 ¥310
  JR線追加分(池袋~横浜) ¥620
   スーパーくろしお24号 (新宮~串本)乗車券 ¥740
   スーパーくろしお24号 (新宮~串本)特急券 ¥630
   JAL346便 (関西~羽田)バーゲンフェア ¥7,350



1.旅の計画・準備
平成14年夏シーズンの最後を飾るのは、紀伊半島をぐるりと一周し、航空機で帰るという旅をしてみることにした。このところ、安い航空運賃が流行のようだ。早め早めの予約で随分と安く乗れる機会が増えた。私なんかの旅は、比較的早めに行動予定を決めるようにしているため、この恩恵に与る事が出来る。
ただ残念なことに、さすがにトップシーズン安くならない。18きっぷの利用期間とかぶるチャンスは僅かだ。そんな僅かのチャンスが9月初旬。始めからここに狙いを定めて行程を組んでみた。
JALのバーゲンフェアのページを見てみると、ほとんどの所は1万円だが、その中でも特別に安く設定されているのが大阪便だ。なんと7,000円である。しかも関空なら遅い時間まで就航しているので願ったり叶ったりだ。最終到着地を関空に決定。
さて、そこまでの道のりはどうしたものか。色々と選択肢がある。よし、ここは一番遠回りである紀勢本線でいってみようと思い立ち、ムーンライトながら号からの乗り継ぎで調べてみる。すると比較的スムーズに乗り継げそう。ただ一箇所、新宮駅から串本駅までが普通列車のみだとかなりタイムロスしてしまう。もちろん待てばいい訳だが、僅かな区間をワープすればその後の乗り継ぎも順調なので、ここは特急の世話になることにした。
こうして、紀伊半島を大周回するルートが出来た。航空券も楽々ゲットし、ながら号の指定券もえきねっとで予約できた。準備万端。


今回は5回目


2.この日のムーンライトながら号
1年ぶりのムーンライトながら号だ。通算2度目の乗車。18きっぷ利用者にとっては、切っても切れないほど重要な列車である。今回も9月の平日ということで閑散期にあたり、指定券は200円引きの310円。僅かではあるが、得した気分にはなる。
東京駅から乗車。隣は50代ぐらいのおじさんだった。余り混雑した感じもなく静かに発車。品川駅過ぎに車掌さんから検札を受ける。車内は喫煙車ということもあり比較的静かだが、それでもウロつくヤツが数人おり、何度も何度も行ったり来たりしている。動物園のクマか?。そして小田原駅に入線したとき、ホームの混雑たるや凄まじい。
前回乗ったときは5号車で、小田原駅からものすごい混雑に巻き込まれてしまったが、今回は2号車という事もあり、さすがに通路まで一杯になることはない。しかし、デッキ付近には不謹慎にも指定券を持たずにたむろする不届き者が数人いて迷惑千万である。しかもそういうヤツに限って、お喋りのうるさいこと。中には空いている席に堂々と座る輩もいて不愉快度はMAXに達する。車掌さんに告げ口してやりたいが、何故だか車掌さんはその後一度も回ってこなかった…。
浜松駅での停車中、気分転換に車外に出る。今回もどうにも眠りにつけない。うまく寝付く方法は無いだろうか?。ついでに後ろの方の車両を覗くと、案の定ギッシリになっていた。ホームにも大勢繰り出していて、とても夜間とは思えない雰囲気だ。今後もしっかりと名古屋までの指定券確保は必至だと痛感する。
豊橋駅での停車中、空が白んできた。さてここからの各駅停車が何ともまどろっこしい。結局、ほとんど眠れないまま名古屋駅で下車するハメになってしまった。


ムーンライトながら号指定券
新宿駅えきねっと券売機で発券
 
東京駅10番線 ながら号
オバちゃんジャマですよ…


3.関西本線
名古屋駅で列車を降り、振り返ると当然のことながら座られていた。ながら号の分割を見物に後ろの方へ歩く。しかし後ろの方から凄い形相で走ってくる人達に気おされ、はじの方に避けざるを得ない。
関西本線のホームに移動。下り線だというのに席の半分以上は埋まっていた。長く止まっていたながら号が出発し、程なくこちらも出発した。列車は大きく右にカーブする。右手に車庫が見え、特急南紀号などが留置されていた。
関西本線は単線の割に列車密度が高くて、2駅毎に交換が行われる。上り列車は通勤通学でかなり混雑している模様。
弥富駅に到着。右手に名鉄線のちっこいホームが見えた。ここは日本一海抜の低い地上駅だと聞いたことがあった。堤防がなければ海の下だそうだ。そして、大きな木曽川長良川揖斐川を立て続けに渡る。この辺は近鉄線ともランデブーする。
四日市駅付近で景色は一変、コンビナートや工場が建ち並ぶ工業地帯に突入。四日市競輪場も見えた。川崎みたいだ。それでも周辺は自然が豊かで水田も多い。工業地帯と田園地域が隣接している。河原田駅に到着。伊勢鉄道と分岐する。列車はそのまま川沿いに進む。周辺はすっかり田舎の風景だ。そして亀山駅に到着。あのSHARPの工場で世界的に有名になった町だ。
亀山駅はやたらホームが長く、構内も広い。ここはかつてブルートレイン紀伊号も到着した駅だ。今は昔の物語。ここにはもう短い編成の列車しか来ないから、どうももてあそび気味に見える。でも乗降客はいっぱいで、列車が着くたびに大変賑わうようだ。折り返しの名古屋へ向かう列車は、あっという間に席が埋まっていた。
  リンク→JR東海


4.紀勢本線 東海区間
これから乗る紀勢本線の折り返し普通列車が到着。やはり大勢の乗客が出てきた。連絡橋の混雑を避け、トイレで用を足し、紀勢本線のホームに向かうと、なんだかもうすごいいっぱい乗ってる。ほとんどが通学高校生だ。唖然としてしまった。デッキ付近まで迫っていて、乗れるかどうか心配なぐらい混んでいる。かつて経験した通勤ラッシュが思い起こされる。
何とか乗り込むことに成功したが、これは厳しい。例え座れず立っていようとも、こういう立ち方は嫌だねえ。でも仕方ない、我慢すべし。列車はすぐに右カーブして関西本線と別れ、山林に入ってゆく。勾配に加え、この人数がキハ40のエンジン音に悲鳴を上げさせる。
峠を越え、楽になったのち一身田駅で交換。そして再び伊勢鉄道と合流し津駅に到着。高校生達は降りていった。モチロン一緒に押し出されてしまった事は言うまでもないが…。乗り直すと、今度は楽に席を確保できる。ホッと一息。次の阿漕駅で5分ほど停車し2本と交換。更に六軒駅でも7分停車、南紀号と交換。松阪駅まで通常20分ぐらいの所、倍ぐらいの時間をかける。普通列車の悲しさである。
さてこのまま多気駅までこの列車で行っても良いのだが、松阪駅で一旦下車。次の列車でも接続が同じだからというのが理由。改札を出てちょっと周辺をぶらぶら。この先少し長丁場なので飲食料を調達。駅に戻るとちょうど名松線が到着したところだった。この路線も中々乗りづらそう。でもいつかチャレンジせねば。
次の列車で松阪駅を出発。そして多気駅で乗り換え。列車を待っていると、なぜだか年輩の集団が同じ列車に乗りそうな雰囲気。待っている間に来た特急南紀号が出発していってもそのままホームに残っている。集団年輩18きっぱーか?。
新宮行き普通列車が回送されてきた。案の定その集団は我先にと席を奪い合う。やれやれ。列車は定刻に出発。段々と山深くなって行き、川に沿ってクネクネと進む。志摩半島の付け根を横切る所だ。伊勢柏崎駅で交換。梅ヶ谷駅で特急と交換。そしてトンネルが連続する区間を抜け、海が見えてきたら紀伊長島駅だった。
ここ紀伊長島駅何のためだろうか15分ほど停車。列車は動いてナンボだろうに…。この間にタバコ2本まとめ吸い。再び出発。この辺りは入り江が多くて海は所々見え隠れる程だ。順調に尾鷲駅に到着。さてここでも意味不明の停車が17分もある。何だろな~。改札出てうろついてやりたいが、不用意に席を離れるとベストポジションを狙われるのでホーム上をウロウロするのみ。
待ちくたびれた後、発車。九鬼駅で久しぶりの交換。紀勢本線は何気に閑散区間なのだ。列車は前回の三陸鉄道同様、トンネルの連続だ。所々の小さな漁村の駅を一つ一つ丁寧に止まってゆく。乗降は余りない。
熊野市駅に到着。ここで後続の特急ワイドビュー南紀3号の接続のため今度は21分も止まる。これはもう呆れるばかりだ。都合1時間ぐらい余計にかかってるぞ。急ぐ人は特急を使えとのアピールとしか思えぬ。特急をやり過ごし、再出発。この列車も、乗り換え客の影響か少し混んできた。神志山駅で交換。対向列車には学生さんがわんさか乗っていた。
新宮駅までの区間は、先程とうって変わって浜辺を眺めながら進む。当然太平洋もよく見える。あぁいい景色だ。熊野川を渡りきると終点、新宮駅だ。ここまでがJR東海の管轄である。あぁとっても長かったな~。でも全線乗りきったよ。


参宮線直通 紀勢本線普通列車
 
特急 南紀1号 多気駅にて


5.紀勢本線 西日本区間(きのくに線)
次の普通列車の出発まで1時間以上あいてしまう。18きっぷだけの旅ならば当然ウエイトだが、ここまで1時間は余計にかかっているし、後半のことも考えると、余り遅くなっては景色を臨めない。そんな理由で、次の普通列車にうまく接続できるよう串本駅まで特急を使うことにした。40kmほどの短距離だからそんなに出費もかからないし、効果的に使うならここぞって所だと思う。
改札脇の窓口で乗車券特急券を購入。列車は既に入線していたが、改札は始まっていなかった。駅の周りをすこしぶらついたが、強い日射しに目が回り、さっさと駅舎に戻る。弱くなったものだ…。
改札も始まり、特急に乗り込む。涼しくて心地よい。自由席に10人ほど乗せて定刻に発車。海を眺めながらの旅に満喫。ボンヤリしているうちに紀伊勝浦駅に到着。那智の滝の玄関口だ。いつか行ってみたいと思う。古座駅スーパーくろしお13号と交換。そして紀伊半島最南端、串本駅にすべり込んだ。名残惜しいが、ここで特急を降りる。
串本駅では4分の接続しかない。すぐさま乗り換える。座れるかどうか心配だったが、全然乗ってないので杞憂に終わる。しかし105系ロングシート車とは恐れ入った。ここから少し足を伸ばせば潮岬だが、生憎と全く時間が無く、改札外にも出られない。
特急を見送ってすぐ、こちらも出発。同じように海を見ながら進むが、ロングシートはいただけないな。せっかく風光明媚な所なんだから旅情を出したいものだ。白浜駅まで来た。ここで交換のため7分停車。近くには南紀白浜空港もある。あとパンダで有名なアドベンチャーワールドもあるらしい。駅前に看板があった。そして終点、紀伊田辺駅に到着。
乗り継ぎに25分ある。少し駅の外を散策。商店街もあり、賑やかさはありそうだ。しかし、やはり暑いのでとっとと駅に戻る。根性無いなぁ…。時間になって再び普通列車に揺られながら進む。今度は普通の113系だった。あとはもう、都会に向かって進むのみ。
紀伊田辺駅からは複線になった。御坊駅で後続の特急列車と接続を取る。左側をふと見ると紀州鉄道の電車があった。この路線も早いうちに乗りに来ないと廃線になってしまうかもしれない。
特急出発の後、すぐ発車。この先少しトンネル区間が続く。藤並駅有田鉄道のホームを発見。あとで判ったことだがこの年の暮れに廃線になってしまった。乗っておけば良かったと後悔する。海南駅で時間調整のため5分ほど停車。だいぶ外も日が傾いてきた。そしてついに和歌山駅まで遥々やってきた。
  リンク→JR西日本和歌山支社


新宮駅出発前のスーパーくろしお24号


串本駅までの乗車券
 
特急券 短距離なので安い!
クレジットカードで買うのに気が引けました


6.関西国際空港
和歌山駅ではすぐの接続。今日は列車に乗っている間はのんびりだが、駅では何かと慌ただしい。紀ノ川を渡り、高速道路と並行して走る。山地を横切るため、長いトンネルもあった。列車の性能がいいので、格段にスピードがでてる。
日根野駅に到着。隣のホームでは列車の分割が行われていた。覗くと和歌山行きはギュウギュウだけど、関空行きはスカスカだ。ホームを移り、そのスカスカの方に乗る。すぐに出発した。大きくカーブして阪和線と別れ、空港に向け走る。海の上の長い長い橋を渡りきると関西空港駅だ。今日の列車の旅がようやく終わる。
関西空港駅はさすがに広くて、綺麗な駅だった。特急はるか号も停車していた。隣は南海電鉄の駅で成田空港のそれとよく似た感じ。改札で18きっぷを見せて出場。コンコースを抜け空港に入ってゆく。この時間は国内線より国際線の方が賑わっている様子。
さて、予約の航空機は21時30分発のJAL348便なのだが、随分早く着いてしまった。非常に疲れてしまっていたので、一刻も早く帰りたくなった。このまま待つのも何なので、1本前のJAL346便に変更を申し出ることにした。バーゲンフェアでは予約の変更は原則不可だけど、当日空席があれば搭乗予定便以前なら変更してもらえる。ドキドキしながらカウンターに申し出ると、あっさりOKだった。
簡単に食事を済ませ、ロビーに向かう。程なく搭乗案内があり、とっとと離陸。あっという間に羽田空港。今日の到着はA滑走路の南側からでした。やっぱり航空機は速いね~。旅情のかけらもないケド。でも、帰りにはもってこいだ。でも、ここから家へ帰るまでがもう一苦労。そんな時は仕事帰りの弟を空港に呼び寄せ、混雑を避け車で帰る。あぁ楽チンなり。
  リンク→関西国際空港


特急はるか号 関西空港駅にて
 
ここまで乗ってきた関空快速列車


JAL搭乗半券


7.総括
紀伊半島一周の旅は天気にも恵まれ上々でした。時間的にいっぱいいっぱいのつもりが、途中特急を使ったりしたことで少し余裕もできた。ながら号からの乗り継ぎで充分実践できる。今度は逆向きでもチャレンジしてみたいが、そちらの方が時間的に厳しいかも。
紀伊半島には短い私鉄があったが、それを見落としていた事を後悔している。特に有田鉄道の廃線はショックだ。あんなに近くまで行ったのに。残念でならない。
この夏もトラブル無く良い旅が出来た。非常に楽しい旅ばかりで満足でした。ただ、やはり体力は必要だと痛感しましたね。乗って座って外を眺めているだけだけど、時には通勤通学に巻き込まれ、ホームを急いで渡るなどしなければならない。やはり事前に綿密な計画を立てておく必要はあろう。それから一歩先の準備も大事だなと思われた。


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