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旅の行程


H14/8/20~21 夜行日帰り


 22:10発  池袋     高速バス シリウス号 [2号車4C]


 06:50着
[      ] 本八戸    八戸線 普通列車 [3両]
 07:11発


 07:15着
[      ] 長苗代    八戸線 普通列車 [2両]
 07:22発


 09:03着
[      ] 久慈     三陸鉄道北リアス線 普通列車 [2両]
 09:40発
                ↓直通

 11:07着
[      ] 宮古     山田線 普通列車 [2両]
 11:14発
                ↓直通

 12:30着
[      ] 釜石     三陸鉄道南リアス線 普通列車 [2両]
 12:40発


 13:25着
[      ]        大船渡線 快速スーパードラゴン [2両]
 13:28発


 14:27着
[      ] 気仙沼    気仙沼線 普通列車 [3両]
 14:33発


 16:37着
[      ] 小牛田    東北本線 普通列車 [4両]
 16:40発


 17:26着
[      ] 仙台      東北本線 普通列車 [6両]
 18:05発


 19:24着
[      ] 福島      東北本線 普通列車 [4両]
 19:33発


 21:31着
[      ] 黒磯      宇都宮線 普通列車 [8両]
 21:42発


 22:33着
[      ] 宇都宮     やまびこ56号  [自由席]
 22:39発


 23:06着  大宮

       

  青春18きっぷ 一回分
  シリウス号(池袋三越裏~八戸) ¥9,680
  三陸鉄道フリーパス 北リアス線用 ¥900
  三陸鉄道フリーパス 南リアス線用 ¥530
  やまびこ56号(宇都宮~大宮)乗車券 ¥1,280
  やまびこ56号(宇都宮~大宮)特急券 ¥1,790



1.旅の計画・準備
三陸海岸を訪ねたい。そう思って旅の計画を立ててみた。しかしご存じのように東北へ行くにあたり適当な夜行列車がない。朝一で普通列車で行ったとしても、日帰りでは仙台界隈が限界だ。新幹線じゃ出費が嵩むし、お得だった旅割7きっぷももう無い。さてどうしたものかと思案する。
時刻表巻末の方をペラペラとめくっていると、おおそうだ、夜行バスがあるじゃないか。東京から東北方面には嬉しいことに各都市にきめ細かくバスが走っている。新幹線に比べればはるかに安いし、何より着くのが早朝なのでたっぷり時間が使える。いい機会だから夜行バスにチャレンジしてみよう。
さて行程はというと、三陸海岸を北上すると帰りは結局新幹線のお世話になる他なさそう。それならばいきなり八戸まで行ってしまい、帰りながら訪ねるのが効率的だ。早速時刻を調べるとしめしめ、うまい具合に乗り継げそう。しかも新幹線なしでも大丈夫そうだ。そうと判れば早速夜行バスを押さえるべし。
指定券がネットで買えるように、夜行バスもネットで買える。便利な世の中になったものだ。発車オーライネットなるサイトで八戸行きシリウス号の予約をする。日によっては満席の事もあり、人気は高そうだ。まあ、お盆明けの平日なのでとりあえずは簡単に押さえられた。決済はコンビニでする。後日、コンビニの情報端末を操作するも、慣れないものだから少々手こずった苦い記憶が甦る。
  リンク→発車オーライネット


今回は4回目


2.夜行バスで八戸へ
夜行バスに乗るため、池袋駅に向かう。乗り場は三越の裏だ。池袋は勝手知ったる街なので迷うことはない。しっかし今日も暑いな~。せっかく風呂に入ってさっぱりしてきたというのに、もう汗ばんでしまった。
夜行バスは初体験である。事前の調査で3列独立シートであることは知っていた。隣の人と触れ合うことなくゆったりと出来る。ただ、車内を自由に動き回るのは、ながら号などと違いあまり出来ないし、したくもない。問題はトイレだから、あまり水分を取らずにいた。もちろん、池袋駅最終便所を済ませておいた。
停留所に着くと、老若男女入り乱れてびっくりするほど大勢の人々がバスの到着を待っていた。え?こんなに乗れるの?と、不思議に思ってチケットをよく見ると2号車と書いてある。ということは複数台のバスが来るということか。もっとも座席指定されているので乗りっぱぐれる事は絶対にない。どういう事か確かめたくなった。
バスがやってきた。4台連なってやってきた。バス停は1箇所だけだが、縦にズラズラと4台止まった。二車線中一車線が完全に埋まる。よく見るとバス毎にバス会社が違ってる。当然バスの仕様も若干異なるようだ。1号車のJRバスなんかハイデッカーでひときわでかい。
私の乗る2号車十和田観光バス担当のようだ。乗務員さんが出てきてトランクを開く。結構大きい荷物を持った人も多く、テキパキと積んでゆく。私は相も変わらず軽装なので預けるものはないからとっとと乗り込む。その時チケットは持って行かれてしまった。
車内は既に東京駅から乗っている客で後ろの方の半分以上埋まっていた。自分の座席を確認し座る。座席はやはりゆったりとしていて満足。しかも背もたれはほぼ真横近くまで倒れるようだ。後ろの人に断って最大限倒してみると簡易ベッドのよう。しかも足も伸びる。毛布も着いてる。冷房もしっかり効いてる。想像以上に快適。
全員乗り終えたところで、順次出発。程なく車内は全消灯。これなら車内での耳障りなお喋りなど一切無し。夜行快速列車などはうるさくてなかなか寝付けないのだが、静かな環境のおかげで私もすぅっと眠りに入れたようだ。
気付くとバスはもうすぐ八戸インター手前に来ていた。本当に全く目覚めることなくここまで来てしまった。夜行バス最高!。B寝台より快適だと個人的に思う。
  リンク→高速バスシリウス号(JRバスグループ)


3.八戸線
シリウス号は快適だった。しかしたった一つ不満があった。それは下車停留所八戸駅本八戸駅も無い事だ。降りた停留所八戸八日町というところで、最寄りの本八戸駅まで歩いて15分ぐらいの所にある。八戸市はこちらの方が中心街だからだろう。ここで降りないとせっかく八戸線に乗りに来たのにエライ事になってしまう。ここでは4~5人が降りるだけでほとんどの人は終点まで乗るようだ。そこまで行ってしまうと鉄道からより離れてしまうので、その後の足はどうするのだろうと余計な心配をしてみる。
早朝の八戸市街は静かだ。本八戸駅に向かってテクテク歩く。あまり時間に余裕がないのが気がかりだ。とはいうものの、実際に久慈方面へ向かう列車は7時26分なので全く問題はない。
八戸線に乗るにあたり、始めシリウス号八戸駅へ向かうものだと信じていた。ところがバスはそうではなかった。本八戸駅から乗る場合、八戸駅までの2駅を乗り残してしまう。別に全線乗車を目指している訳ではないが、何となく勿体ない気がする。しかし、バスが時間通りに着いても八戸駅まで戻ってしまうと予定している列車には乗れないのだ。どうも八戸駅長苗代駅間ですれ違うようだ。というわけで、時間通りにバスが着けば上り列車で長苗代駅まで一駅だけ乗って折り返し、遅れるようなら本八戸駅からそのまま下りに乗車するつもりでいた。
本八戸駅に到着。意に反して高架駅だった。駅員さんがいたので青春18きっぷにハンコを押してもらう。階段を登ると高校生が大勢、列車を待っていた。こりゃ座れそうもないなと思ったが、まあ一駅なので我慢するとしよう。案の定到着した列車も既に混んでいた。
長苗代駅で下車。交換設備はない。そのままホームで列車を待つ。八戸方の見通しは良く、遠くにヘッドランプが見えたので、もうすぐやってくるのが判る。乗り込んだ列車は先程とうって変わってガラすきだ。今回は海を見ながら行きたいので、遠慮なく左側のボックス席を占有できる。
長苗代駅を出ると川沿いに分岐する線路が敷いてある。貨物用の引き込み線だろうか?。外から僅かに潮の香りもしてきて、ようやく海も見えてきた。鮫駅で交換。やはり上り線はいっぱいである。ウミネコ繁殖地で有名な蕪島が見えた。確かに海鳥はいっぱい飛んでいる。
リアス式海岸で海岸線はもっと岩でゴツゴツしていると思っていたが、所々砂浜なんかもあり特段険しくもなさそう。まだこの辺は序の口なのかな。種市駅で交換。海を眺めながらののんびり旅は楽しい。
  リンク→JR東日本盛岡支社


三陸鉄道久慈駅舎
 
久慈駅構内 列車は八戸線


4.三陸鉄道北リアス線
久慈駅に到着。久慈といえば琥珀で有名である。さて、ここで乗り換え。駅には三陸鉄道の車両も数両留置されていて、いろいろと凝った車両も覗える。久慈駅ではJR三陸鉄道のホームは自由に行き来ない仕組みになっている。一旦改札を出て、三陸鉄道のきっぷを買う。
ここで朗報。三陸鉄道一日乗車券を発行しているが、その日に有効な18きっぷを提示すれば半額になる、三鉄1日とく割フリーパスを購入できる。大大サービスきっぷである。北線南線と別だが、ついでなので両方のきっぷを購入した。
宮古方面から列車が到着して、数人の客を降ろす。これから乗る列車はその折り返しではなく、予め久慈駅で出発を待っていた。久慈駅を出発すると、列車は海から離れていく。が、再び海が見えてきた。陸中野田駅は道の駅と併設されていた。列車は海のそばを通っていくはずだが、意外と道中は険しく、トンネルなんかも多くて余り海を臨めない。
普代駅に到着。列車の交換をする。かつてはここまで国鉄久慈線として開通していた。この先田老駅までは初めから三陸鉄道として開業した区間である。そしてここ普代駅は有名景勝地北山崎の玄関口でもある。駅前に観光遊覧船の時刻が書いてあった。
長いトンネルを潜り、高い鉄橋を越え列車は進む。島越駅を過ぎると海は全く見えなくなってしまった。とにかくトンネルが多い。その分列車は走りやすそうで、結構軽快に進んでゆく。
一の渡駅で交換。ここは何もない寂しい駅だ。そして程なく宮古駅に滑り込んでいった。ここまで乗降はあまりなく、ほとんどの人が通しで乗った。
  リンク→三陸鉄道(三鉄)


乗車した三陸鉄道普通列車 盛ゆき
 
久慈駅に留置してあったイベント列車


5.山田線
宮古駅では7分間停車。列車はこの先JR山田線の区間に入るが、そのまま直通してくれる。乗り換えせずに大変楽チンである。車内も地元のオバさま達が乗ってきて、一気に賑やかになる。出来ればここで名物いちご弁当でも買いたかったが、またの機会にするとしよう。ホームには大漁旗も飾られていた。
再び列車が動き出す。陸中山田駅に到着。山田線の由来にもなった街である。港が近くて漁業が盛んなようではあるが、特筆点はないかなぁ。それでもこの先、釜石駅まで線路と並行して国道も走っており、車に行き来は盛んだ。
岩手船越駅で交換。相手は三陸鉄道の車両だった。吉里吉里(きりきり)駅なんて珍しい名前の駅もあった。そして列車は鉄鋼の街釜石駅に到着した。


北リアス線用
 
南リアス線用


6.三陸鉄道南リアス線
釜石駅で10分間停車。ここでも乗り換えせずに済む。ずっと同じ席に座りっぱなし。ふと駅の外に目をやると、橋の上がアーケードのようになっている。テレビで見たことがあるが、これが釜石名物、橋上市場だった。なるほど、橋の歩道部分を囲って店を並べているらしい。外からは伺い知ることが出来ないが、いつか釜石の街を歩くことがあるならば是非とも訪ねたい。
釜石駅で乗客も入れ替わり、再び出発。長いトンネルを抜けると唐丹(とうに)駅に到着。ここで交換。この先も長いトンネルが多く、トンネルとトンネルの間に駅があるといった感じがした。そんな南リアス線だが、北リアス線よりはどの駅も整備されていたような気がする。
大船渡港が見えてきた。もうすぐ終点盛駅だというところで、真下に線路が見えた。ん?おかしいなと思って後で調べてみたら貨物専用の岩手開発鉄道のもののようだ。線路が錆びていないし、大船渡線とは違うと思っていた。これは意外な出会いだった。
本物の大船渡線と合流し盛駅に到着。久慈駅を出発してから3時間45分経っていた。ここまでの三陸鉄道の旅を振り返ると、長距離を乗ったにもかかわらず意外と時間はかかっていない。トンネルが多いと言うことは余計な回り道をしないということと等しい。更に、そのおかげでスピードも出せる。確かに車窓からの観光には多少の不満もあるが、元々三陸海岸は崖が多いので漁港以外の海岸線に駅を設ける必要は全くないだろう。実に合理的で理想的な路線であると感じた。だからこそ、所々見える三陸の海が余計に美しく見えるのだろう。
  リンク→岩手開発鉄道


7.大船渡線・気仙沼線
三陸鉄道の列車は盛駅では専用のホームから発着する。JRに乗り換えるためには小さな連絡改札を通る必要がある。ここでは乗り換え時間が僅か3分しかないので、駅の外に出る余裕など微塵もなかった。
大船渡線普通列車は既に超満員。何でこんなに混んでいるんだろう?。諦めて立たざるを得ない。まぁ、ここまでずっと座ってきたからいいけど、どう考えてもこの先気仙沼駅までに座れるとは考えにくい。案の定、1時間立ちっぱなしだった。
盛駅を出発し南リアス線と別れて、今度は大船渡港の反対側を行く。そしてやはり南リアス線とは違い、海岸に沿って列車は進む。陸前高田駅に到着。ここはちょっと開けた街のようだ。すると急に列車はスピードダウン。かなりきつい勾配に差し掛かった。さすがのキハ110も頑張らざるを得ない。そして坂は下りになり気仙沼駅へと入っていった。
気仙沼駅小牛田行きに乗り換え。乗り換え客は多くなく、そのまま大船渡線に乗り続けるか、改札へと消えていった。ここでも接続が良く、6分の待ち合わせ。今度はキハ40の3両編成。余裕で座れるのが何より嬉しい。先程の混雑が幻のようだ。
列車は定刻に出発。途中、大谷海岸駅では、駅と海水浴場が直結していて便利そう。まだまだ海水浴のお客は多く、賑わいを感じた。本吉駅で交換。少々待つ。この先トンネルが多く、とたんに視界がなくなる。志津川駅に到着。線路を高いところに保つ必要性から高架駅になっていた。余談だがここ志津川は父の知り合いが住んでいる。そんな訳で何故か知っている街のように感じた。
陸前豊里駅で交換。この辺の外の景色はイネが一面に生え揃っていて、コメどころを実感できる。遠くにディーゼル機関車に引かれたタンク車が走ってゆくのを見た。石巻線女川方面に行く貨物列車のようだ。架線など無いから、田んぼの中を自由に進んでいるみたいだ。向こうから見れば、こちらの列車もそう見えるに違いない。前谷地駅石巻線と合流。次の湧谷駅女川行きと交換。そして列車は大きく左にカーブして終点小牛田駅に到着した。


気仙沼駅で並ぶ大船渡線と気仙沼線


8.東北本線
小牛田駅では降りた向かいのホームに仙台行き普通列車が待っていた。すぐの発車なのでほとんどの人が足早に乗り換える。列車は701系のロングシート車。座ろうと思えば座れるが、ここは意味もなく敢えて立つ。
列車は途中、仙石線と交錯したりもする。比較的小高いところを走るので松島海岸なども見える。そして大きな街並みが現れると終点仙台駅だ。
しかしまだこの先長い…。とりあえずここで腹ごしらえをして帰途につく。福島行き普通列車は帰宅時間と重なり、だいぶ混んでいる。それを見越して、多少早めに並んでいて正解だった。福島駅までの道中、さすがに乗り疲れて居眠りしてしまった。多分、腹を満たしてせいもあろう。
福島駅に到着。乗り換え先の列車は、つい3週間前にも乗った同じダイヤの列車である。立て続けに同じ方面に行くという失態をしてしまった。今現在はなるべく散らばるようシーズンを通しての計画を練るが、この頃は思いつきだけで行き先を決めていたなと振り返ってみる。
さてこの先、今回も前回同様のルートで帰った。宇都宮から新幹線を使うというのも全く同じ。違う点は一度経験済みの行程なので行動に余裕があったこと。新幹線の切符は仙台駅で手配しておいたことの二点かな。
  リンク→JR東日本仙台支社


仙台駅で買った新幹線のきっぷ


9.総括
それにしても長い長い一日でした。初めて夜行高速バスを利用したが、これ辞められなくなりそう。本当に快適睡眠もバッチリ取れる。今後も充分選択肢に入りうる。騙されたと思って乗っていただきたい。まず後悔はしないハズです。早朝から行動できるのも嬉しい。
三陸海岸をずっと走破してみて、凄いところに鉄道を通したものだと改めて感心してしまった。そこは人を寄せ付けない所も未だ多く、自然のままの姿が多数残っている。とにかく魅了されました。シーズン始めにはリアスシーライナー号なる仙台駅から八戸駅まで直通する臨時列車も走るようだ。今度は逆ルートで走破したくなった。いつかチャレンジしたく思う。
今回も食事には少々苦労したが、そんな時東北なら仙台駅がオススメです。少々足を止めて食事やお土産などあさってみて欲しい。なんでも揃うし、数も豊富だ。1~2本見送っても列車は頻繁に発着しているから、大丈夫だと思う。兎にも角にも東北はいいところだ。心が癒される。私にとってのオアシスはやはり東北地方だ。


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