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旅の行程


H14/4/9~11 夜行朝帰り


 23:26発  赤羽      快速 ムーンライトえちご [4号車3A]


 05:58着
[      ] 村上      羽越本線 普通列車 [4両]
 06:03発


 08:25着
[      ] 酒田      羽越本線 普通列車 [3両]
 09:41発


 11:31着
[      ] 秋田      奥羽本線 普通列車 [2両]
 11:54発


 13:01着
[      ] 東能代     五能線 普通列車 [2両]
 13:43発


 14:28着
[      ] 岩館      五能線 普通列車 [2両]
 14:49発


 15:45着
[      ] 深浦      五能線 普通列車 [2両]
 16:04発


 18:10着
[      ] 川部      奥羽本線 普通列車 [4両]
 18:23発


 18:35着
[      ] 浪岡      奥羽本線 普通列車 [2両]
 19:29発


 19:59着
[      ] 青森       はくつる号  [1号車3上]
 21:06発


 06:39着  上野

       

  青春18きっぷ (1回分)
  ムーンライトえちご指定券 ¥510
  はくつる号ゴロンとシート(青森~上野)乗車券 ¥10,190
  はくつる号ゴロンとシート(青森~上野)指定券  ¥3,660



1.旅の計画・準備
今シーズン最後の旅は、またもや東北。しかも今回は、日本海ルート。更に観光路線として名高い五能線を絡め、青森まで行ってしまう。しかし、夜行日帰りプランでは到底無理。そこで、帰路にはくつる号のゴロンとシートを利用して、夜行朝帰り?で旅する。少しだけ贅沢しました。
青春18きっぷが10日で使用期限を迎えるにあたり、貧乏人の浅ましさから目一杯行けるところまで行ってしまおうと、狙いをつけたのが五能線。この五能線も多分にもれず、運転本数が少ない。果たしてうまく乗り継げるかどうか時刻表を引くと、どうやらうまく乗り継げそう。これはもう行くしかない。
気になるのは帰路。秋田まで戻ってこまち号に乗るのは物理的に無理。青森空港にもチト厳しい。この時点で今日中に家に戻るのは駄目そう…。そこで1ヶ月前、青森駅で見たチラシを思い出す。寝台特急はくつる号あけぼの号ゴロンとシートなる寝台券の要らない席が用意されているらしい。思い切って利用してみるか。寝台車にも乗ってみたいし。
はくつる号なら青森まで移動して、少しくつろげるので時間的にも余裕あり。これにしよう。そう思い、先週上野駅に行った際にきっぷを購入した。普段がセコいため、えらく高く感じたがそれでもかなり安い。新幹線の盛岡までより安い事を考えると破格と言って良い。
  ★ポイント  ●現在はあけぼの号のみゴロンとシートの設定あり。


2.ムーンライトえちご号
今シーズン2度目のえちご号。この前乗ったばかりなので、特筆点はないが、今日は不正乗車が多いな。いきなり自分の席に缶ビールを空けたサラリーマンが座っていた。しかも灰皿使われているし。非常に不愉快である。デッキにも人が多く、何なんだ?。きちんと指定券買って乗れよ。睨みつけてどかしてやった。
高崎駅までは相変わらずゆっくりめ。そしてやはり高崎駅ではそんな不正乗車連中が大勢降りていった。しっかり取り締まって欲しいモノである。やはり、急行能登号と貨物列車2本を先に行かせて出発。新前橋駅でも運転停車。ここも同じ。
前回気付かなかったが水上駅でも運転停車。この時上りのえちご号も水上駅にやってきた。毎晩毎晩こうやって人知れずすれ違っているんだなぁと思った。座席が車両の端なので当然だが、人の出入りもほとんど無く、新潟駅に着いた。
前回はここで越後線に乗り換えたが、今回はこのまま白新線経由で村上駅まで向かう。乗客も7割方乗ったままだった。向きが変わるのでシートを返す。最後尾が先頭車になる。席もここから全て自由席となる。
えちご号は白新線内も快速運転する。走行中、空が白んできた。今のうちトイレにいって洗顔する。上り列車と数本すれ違って新発田駅に到着。下り方面は乗客もまばらだ。ようやく村上駅に到着。なぜえちご号がここまで来るのかというと、ここ村上駅直流区間と交流区間の境目で、165系電車はここまでしか走れない。むしろ新潟止まりで当たり前の所、ここまで来てもらい有り難いぐらいだ。もっともこの列車も折り返しの通勤電車として使う理由もあろう。新潟地区ではいまだこの古いが貴重な165系電車も立派に定期運用されている。
  ★ポイント  ●現在、165系電車は走っていません。
  リンク→JR東日本新潟支社


ムーンライトえちご号指定券


3.羽越本線
村上駅の乗り換え時間は僅か5分。しかも席を確保したいが為、皆足早に階段を潜る。しかし、これから乗る酒田行きの普通列車は4両編成でキャパシティが大きく、余裕でえちご号からの客を全て受け入れることが出来そうだ。慌てなくても良さそう。
羽越線は電化されているのに、なぜか気動車の運用が多い。この列車もそうだ。いつもは右側のボックス席を好む私だが、やはりこの区間は日本海を眺めながら進みたいので左側に陣取る。まだ早朝とあって、車も人もまばらなところがまた最高のロケーションだ。道中、笹川流れなる風光明媚なところもあり、眺めていて本当に飽きない。また、県境などは崖が海岸線に迫っていて、険しい表情が伺える。
あつみ温泉駅に到着。高校生の時、東北ワイド周遊券でふらりと立ち寄った事のある駅だ。予約も取らずに、夜の9時頃、泊めてくれる温泉宿を探し回ったっけ…。数件断られようやく見つかったときはホントに嬉しかったな~。しかしいま考えると無茶やってたな。懐かしくなった。
通学時間帯に差し掛かり、高校生が多くなってきた。4両で多すぎると思っていた列車も、余目駅では一杯一杯になった。この時期、新入生のピカピカの制服が余計に眩しく感じる。そして終点、酒田駅に到着。
えちご号で東北に向かう際、一番厄介なのがこの酒田駅での乗り継ぎであろう。実に1時間以上足止めを喰らう。需要の関係から仕方ないとはいえ、なんとも手持ちぶさたの時間を過ごさなくてはならないのが勿体ない。駅近辺も特にこれといったモノもなく、ただひたすら待つ。そんな同胞が多い。
秋田行きの普通列車が入線。701系ロングシート車だ。がっかりだが、不思議なモノでクロスシートよりロングシートの方が心地よい。とたんに睡魔が襲う。象潟駅ぐらいまでは何とか頑張っていたが、夜行の疲れかすっかり寝入ってしまったようだ。気がつくと秋田駅まであと僅かだった。
  ★ポイント  ●羽越本線北上は左手がオススメ。良い景色を堪能しよう。
          ●酒田駅は綺麗に改装済み。お土産店などあり、楽しめるようになった。


4.奥羽本線
秋田駅でホームを移動していると、東京からやってきたこまち3号が入ってきた。お金をしこたま使えば、快適にここまで来られる。ま、貧乏旅行を敢えてしているのだから、羨ましがってもしょうがない。
ここから東能代駅まで移動するわけだが、ここでもやはり701系。旅情など皆無だが、やはり心地よくなって眠ってしまうと、乗り過ごす危険があるので頑張る。幸い、外は雪景色で日本有数の豪雪地帯。でも前回の花輪線の時よりは、だいぶ減っている感じがした。
東能代駅に到着。乗り継ぎの時間があるので何か食べようと駅を出ると、見事なまでに何もない。これは全くの予想外だった。ここで腹ごしらえが出来ないとこの後辛いぞ。どうしよう。リサーチ力の無さを悔いる。こんな事なら秋田駅で何か食べておくべきだった。後発の特急かもしか3号を使えば良かった。後の祭りだが…。
  リンク→JR東日本秋田支社


奥羽線普通列車701系


5.五能線
五能線は白神山地が有名になった事もあって、人気沸騰中だ。本当は快速リゾートしらかみ号に乗りたいところだが、秋田に滞在しない限り乗れそうもない。近い将来、編成を増やす予定があるそうなので、それを待ちたい。
かもしか3号からの乗換客を積んで、東能代駅を出発。次の能代駅から大勢乗ってきて、車内が賑わった。どうもこちらの方が中心駅みたいで、駅前の賑やかさも伺える。五能線はこの区間だけ運転本数が多い。その理由がわかった気がする。
能代駅を出て米代川を渡る。とたんに寂しくなるが、やがて日本海が見えてきた。今日の日本海は朝からずっと穏やかだ。海岸線に目をやるとゴツゴツとした岩場が多く、荒々しさも感じる。列車は海岸線に沿いながら進むので、進むべき方向の目安になる。
岩館駅に到着。対向列車と交換のため暫し停車。かとおもったら、この列車はここで折り返してしまうようだ。時刻表ではこの列車は深浦まで行くはずだが?。すると対向列車もここで折り返すという。時刻表では1本の列車として扱っているが、実際はお互いに乗り継ぐような形になっているらしい。実際に乗ってみないとわからないものである。
そんな訳で20分ほど待って、乗り継いで岩館駅を出発。右手は白神山地だがこの位置からではその雄大さを知る由もない。いずれ機会を見つけて立ち入ってみたいモノである。リゾートしらかみ号のみ停車するウェスパ椿山駅を通過。なんだか小洒落た駅だった。難解駅名でお馴染みの艫作(へなし)駅は有名な不老不死温泉の最寄り駅だ。時間があればここにも寄りたい。時間貧乏が恨めしい。
深浦駅に到着。五能線のほとんどがこの駅で乗り継ぐ形となる。20分ほど時間があるので駅前に何か無いかと探すが、ここでも不発。もうおなかペコペコ。ここからは高校生なども乗ってきて少し賑やかになった。道中、千畳敷海岸の見事な光景に遭遇。干潮時だったので尚更素晴らしい。
鰺ヶ沢駅上りリゾートしらかみ号と交換。時間も時間なのであまり乗っていないようだ。しかもこれで秋田駅に戻ってもこまち号と接続できないんだから使えない。眺めるだけだ。でもいつか乗りたい。
鰺ヶ沢駅を過ぎると日本海に別れを告げる。日本海に沈む夕日はおあずけだ。残念。五所川原駅で津軽鉄道の車両が見えた。この列車にもいつか乗りたいものだ。岩木山のシルエットの向こうに夕日が落ちる。そして遥々と川部駅までたどり着いた。


6.奥羽本線で青森へ
寝台列車で朝帰りするにあたり、やっておきたいことがあった。どこかで入浴である。それこそ五能線のどこかで温泉に入れれば一番なのだが、入浴するには早すぎる時間帯と、接続列車の関係から青森駅近郊で銭湯を探すことにした。できれば駅から近くて温泉がいい。ネットでリサーチしておいた。しかし何だか適当なところが無い。範囲を広げてみると浪岡駅近くにある。そこに決めてしまえ。
五能線に乗ったまま弘前駅に行っても時間の無駄なので川部駅乗り換え。青森行き普通列車に乗るとすぐ、上野行きあけぼの号が通過していった。帰るにあたりあけぼの号という選択肢もあったが、風呂には入れなかったな。などと思った。
列車は混み合っていたが、すぐに浪岡駅に到着。乗降客以外、あまり人通りがない。そして目指すは浪岡駅前温泉。すっかり暗くなってしまったが、迷わずたどり着けた。銭湯風の建物で、どことなく懐かしさを感じる。料金は350円。安い!。
浴室に入ると、地元のおじいさん達が何か喋っている。が、津軽弁が全く理解できない。私のことをヨソ者と判断して気さくに話しかけられたのは嬉しいが、何度も聞き返す無礼な真似をしてしまった。申し訳ない事です。本当に津軽弁は難しい。
お風呂はいい湯加減で最高。色は何だか黒かったな。一日の疲れが吹き飛ぶよ。やはり休む前はひと風呂浴びたい。4月とはいえ東北の夜はまだ寒い。心も体も温まる。だから東北は大好きなのだ。


7.寝台特急はくつる号
青森駅でようやく食事が取れる。ここまでお茶と非常用のお菓子でしのいできた。が、もう限界。食堂で肉を貪った。あぁ満腹満腹。青森駅は改札口付近を中心に工事中だった。あとはもうはくつる号に乗ってしまえば東京までぐっすりだ。
ゴロンとシートなるサービス車両が組み込まれたのは最近だ。リネンのない代わりに指定席特急券の値段で乗れる。5千円ぐらい安いだろうか。別に眠ってしまえば同じだし、返って有り難い。おかげで人気のようだが、1週間前でよく取れたな。ラッキーだったかも。
B寝台の上段はハシゴで登らなくてはならないし、天井も低くてお世辞にも快適とは言えない。しかも凄まじく暑い。暖房の効きすぎ。せっかく温泉でさっぱりしたのに季節外れの大汗で体中ベトベトになってしまった。これは最悪。寝苦しいったら無い。しかもぶ厚いカーテンが熱を逃がさない。灼熱地獄のよう。息苦しい。
落ち着くまで外に出て車窓でも眺めていようかとしたが、どうも同じボックスのあと3室は全て女性みたいで出にくい。先に乗り込んでシャツ1枚、パンツ1丁になっていたので余計に出にくくなってしまった。窓もなく、気晴らしも出来ないまま、諦めたように横になるしかなかった。
検札が済み、もう案内放送でしか位置確認が出来ない。これはつまらない。しかしレールの音が心地よく感じてきた。そうこうする内に深く寝入ってしまったようだ。気付くともう上野駅に到着していた。道中全くわからなかった。既にボックス内には誰もいなかった。慌てて支度をして下車する。到着ホームを除いて上野駅もう1日が始まっていた。雑踏をかき分け山手線のホームへ向かう。
あとでわかったが、東北新幹線八戸開業時はくつる号は廃止だそうだ。最初で最後のはくつる号の旅になった。そうと知っていれば、もうすこし楽しみたかった。いま思うと残念でならない。


はくつる号ゴロンとシート特急券


8.総括
平成14年春シーズンの18きっぷの旅を終えた。しかし、旅をするたびにもっと遠くへと欲は深まる。18きっぷだけで行ける範囲に限界が見えてきた。帰路に新幹線航空機などを使い、これからも精力的に行きたい。ただ、1日中列車に乗ってばかりなので、周辺の観光が全く出来ないのが悩ましいところだ。
今回の旅は、日本海縦貫の名の通り、常に日本海と向き合えた。この素晴らしい光景を忘れることが出来ない。いい旅でした。青森のお年寄りとも触れ合え、普段とは違う楽しみも味わえた。ただ、今回は食事に困った。18きっぷで移動するときには食事のことも考えた方がよい。非常時の食料も必要だ。
はくつる号の廃止は本当に残念。でも、いい記念になれたかなと思う。五能線は次回はリゾートしらかみ号にチャレンジしたい。


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