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旅の行程


H14/3/6 日帰り


 06:04発  東京       Maxやまびこ31号  [5号車25A]


 09:29着
[      ] 盛岡      花輪線 普通列車 [2両]
 10:04発


 13:02着
[      ] 大館      奥羽本線 普通列車 [2両]
 13:51発


 15:37着
[      ] 青森      東北本線 普通列車 [3両]
 15:53発


 19:41着
[      ] 盛岡       やまびこ28号  [6号車17E]
 20:00発


 22:32着  東京

       

   盛岡たび割7きっぷ  ¥14,500
   青春18きっぷ  (1回分)



1.旅の準備
平成14年春の青春18きっぷ第一弾として選んだのは、憧れの北東北への旅だ。今回は破格の商品、たび割7(セブン)きっぷを組み合わせて日帰りしてみたく思う。
私は東北が大好きで、平成3年に車を所有してから、車では2年に一度は東北を周遊してきた。更に遡れば、学生の時、東北ワイド周遊券で目一杯、東北を満喫した。なぜ、東北が好きなのかは理由がある。
小学生の頃、赤羽駅で特急列車を眺めているのが好きだった。やってくるはつかりやまびこひばりつばさやまばとなど東北方面に行く列車のオンパレードだ。しかしその中で最も私の心を引きつけたのは、そんな特急列車ではなかった。お昼過ぎにやってくる客車の普通列車一ノ関行きである。
今となっては先頭機関車が何であったか忘れてしまったが、葡萄色した車体で、扉は手動で走行中でも開く客車の容貌に、何ともいえない憧れを感じた。それに乗って大宮駅まで行くのが又楽しかった。大宮駅から先は未知の領域で、怖くてとても乗れなかった。そんな列車が遥々東北まで行くというのだから。成人してもその憧れは変わらず、まとまった休みがあると必ず東北へ出かけたものだ。今回の旅は、久しぶりに列車で東北を行く。というのもたび割7きっぷなる広告を目にしたからだ。
青春18きっぷで東北方面に行くとなると、ムーンライトえちごを使うパターンが最も一般的だが、北東北となるとそれだけでは日帰りは無理。何らかの別の交通手段を使わないといけない。それで選んだのがこのきっぷだ。行きは朝一番のやまびこ31号限定だけど、帰りの便は自由。しかも指定席。それで盛岡駅まで往復14,500円!通常料金のほぼ半額!鼻血モノのサービスだ。
このきっぷを組み込んで、花輪線奥羽線東北本線と青森県を一周するように18きっぷで回り、盛岡駅から新幹線で帰る見事な周回ルートが描き上がった。しかも接続もバッチリ
1ヶ月前の2月6日、池袋駅に赴き盛岡たび割7きっぷを購入。Maxやまびこ31号は全車2階建て車両なのでせっかくだから2階を指定。ただ、なぜか2階に喫煙車が無い。くだらん差別だと感じた。でも2階が良かった・・・。子供みたいで情けない。ま、タバコ吸いたくなったら移動すればいいや。


盛岡たび割7きっぷかえり券
ゆき券は自動改札機に吸い取られてしまった
もったいなかったな・・


2.東京駅にて
東京駅には数少ないえきねっと予約の自動発券機がある。どの窓口でも予約番号とクレジットカードを渡せば、発券してもらえるのだが、その指定券というのがムーンライトえちご号なのでちょっと恥ずかしかった。だから予めその発券機の場所を確認しておいて、ついでだから受け取ってしまおうと考えていた。
5時40分前に東京駅に着いた。まだ人もまばらで、売店もシャッターが降りている。さて、発券機は6時からだ。時間前に試しに入れてみたら案の定はじかれた。出発が6時4分だから微妙なのだが、まあ1分もあれば発券されるでしょう。改札口もすぐ近くにあるし、大丈夫。と思いながらも内心ドキドキしていた。
さて、6時になりクレジットカードを差し込む。受け付けた。暗証番号を打ち、機械は発券作業に入る。が、出てこない?あれ?ランプが点滅しているが?れれ?どうした?待てども出てこない?焦る。隣の有人窓口の係員に券が出てこないと告げる。その時だ、やまびこ31号発車ベルが鳴る。
うわ、やべえ!もしここで、券売機を調べてもらったら、乗り遅れてしまう。たび割7きっぷ列車限定だから乗り遅れたらパ~。トラブルに見舞われたからと言って、乗り遅れの救済を保証してもらえるモノではないだろう。むしろ、そんな時間も無いのに余計なことをしているからだと言われてしまうのがオチかもしれない。
係員に何を言ったか慌てていて覚えていないが、とにかく列車に乗らなきゃならないので猛ダッシュで改札を抜け、エスカレーターを駆け上がり、発車ベルが鳴り終わるやいなや、ドアに滑り込めた。直後にドアが閉まる。本当に間一髪というのはこのことか。これから楽しい旅のはずなのに、いきなり出鼻を挫かれそうになった。


3.たび割7きっぷで盛岡へ
新幹線のドアの脇で、しばらく動けなかった。こんなに本気で走ったのは記憶にない。上野駅に到着してもまだその場から動けなかった。息が全然整わない。ようやく指定の席に移動できたのは、列車が地上に上がってから暫くしてだった。何号車に飛び乗ったか覚えていないが、5号車に移動するのに2~3両歩いたと思う。全車2階建てなので、1両毎に階段がある。足がガクガクしてしまっていて、階段をうまく昇降できない。情けないな~。
席は進行方向右側の3人掛けの窓側。座ってもまだハァハァしている。周りのお客さんもさぞや不審だったろう。大宮駅で席一つ空けたC席に一人座ってきた。持参したお茶のボトルは既に空になってしまった。ようやく息が整ったのは宇都宮駅あたりだった。
この時間帯は上りの新幹線とひっきりなしにすれ違う。それだけ走らす需要があるのだろう。通勤で使うなんて贅沢だと思う反面、毎日新幹線に乗れて羨ましくも思う。それにしても毎日の通勤ご苦労様である。私は自営業のため通勤がないのでその苦労がわかりきれない。
さて、気持ちが落ち着いてきて気になったのが、券売機に残してきたきっぷの行方である。クレジットカードは戻ってきていたのがせめてもの救いである。クレジットカードまで入ったままだとかなり気分が滅入っていたと思う。あの係員さんはきちんと処理してくれてるだろうか?少なからず心配になる。
仙台駅に到着前、たび割7きっぷについての案内が入る。結構このきっぷで乗っているのか、それとも対象列車だからわざわざ案内しているのかは判らないが。もっともその案内をよく聞くと、仙台駅後続のやまびこ1号に乗り換えてはならないとの事だった。盛岡駅への到着は、そのやまびこ1号の方が僅かに早い。要するにズルするなと言うことだ。たび割7きっぷが安いのは朝早い上に、到着は遅いからなのだから。ルールには従いましょう。
仙台駅から先は各駅に停車してゆく。雪も降ってきた。乗客はさほど多くない。途中、北上駅やまびこ1号捲られた


盛岡駅で買った指定券
保険になりました


4.花輪線
盛岡駅に着いて、まずやろうとしたことはきっぷの手配だ。万が一、東京駅できっぷが手元に戻らなかったら次に予定してある旅のプランが根底から崩れてしまう。盛岡駅で確かめる術もないので、改めてムーンライトえちご号指定券を無駄かもしれないがもう1枚押さえておきたかった。
ここで大失敗。迂闊にも出口の自動改札機にここまでのきっぷを突っ込んでしまった。あ、しまったと思っても後の祭り。きっぷは吸い取られてしまった・・。何だか今日はツイてないや。持って帰りたかったな・・。
みどりの窓口は混んでいた。しかしここでムーンライトえちご号指定券を買うことになろうとは、駅員さんも予想してなかったに違いない。少し戸惑いながらも、何とか確保できた。ホッと一息つけた。
新幹線のホームと違って、在来線のホームは閑散としている。薄暗い地下道を抜けてホームにあがる。2両編成の気動車が扉を閉めて止まっていた。外は雪が降っていて窓が曇っている。非常に寒いホームで一服していると、案内放送が入る。北上方から来る普通列車が遅れているため、到着を待って発車するらしい。何分遅れて来るのかの案内は無かった。
予定の時刻より10分ぐらい経って普通列車が着いたようだ。乗り継ぎの客は二人しかいなかった。それでも待つのか~と感心した。ようやくこの列車の出発と相成った。
好摩駅までで何人か降りる。より一層閑散としてしまった。ここからはよりのんびりと山に入ってゆく。松尾八幡平駅で対向列車と交換した。10分ぐらい遅れているので、対向列車もここで10分遅れてしまった事になる。気の毒だ。このあたりは有名なスキー場もあるので、車窓には雪がたっぷり見える。
安比高原駅に到着。しかし、この列車からは誰も降りなかった。駅前にスキー場に行くであろうマイクロバスが1台待っていたようだが、すかされた模様で、コチラも気の毒だ。花輪線の普通列車は、雪の中を一つ一つ丁寧に停車してゆく。が、乗降客はほとんど無い
鹿角花輪駅に到着。ここで今度は快速八幡平号と交換。ここで、少しづつ回復運転に努めた甲斐もあり、又この交換に伴う時間調整も使って、ほぼ定刻に出発できた。単線だと回復キツイだろうと思っていたが、うまくやったようだ。
山を下りきると十和田南駅だ。花輪線はここでスイッチバックする。4分ほどの停車の間、運転士さんが移動していった。いつの間にか雪が雨に変わっていた。大館駅の手前、花輪線奥羽本線高く跨いで駅西側に到着する面白い構造になっていた。勾配を稼ぐためだろうか?謎だ。
  リンク→JR東日本盛岡支社


5.奥羽本線
大館駅で次の列車を待つ間、お昼にしようと思って駅前に出るも、バスロータリーの前に食堂が1軒あるのみ。しかしこのお店、有名な大館駅の鶏めしのお店。早速入って上鶏めし御膳を注文する。わっぱに入った鶏めしの何とうまいことか。色々とおかずも付いていて感激である。店先で弁当販売もしており、若い母親が2つ買っていった。
お昼を堪能し、駅に戻る。何だか生憎の天気になってしまった。ここ大館駅と東京を結ぶ夜行バスもあるようなので、機会があったら使ってみたい。そんなことを思っていると青森行き普通列車がやってきた。やってきたのはモチロン701系。ロングシートのワンマン車だ。ま、仕方ないわな。
大館駅でさっき乗ってきた花輪線とほぼ同時刻に出発する。乗り込むと結構混んでいて、少し詰めてもらって座った。途中、複線区間と単線区間が交互にあり、どこがどうなっているのか覚えられない。大鰐温泉駅では駅前にもうもうと湯けむりが上がっていたのが印象的だ。
弘前駅に到着。ここで後続の特急かもしか3号の待避のため15分ほど止まる。一旦下車し、何かお土産を物色しに売店に入る。南部煎餅リンゴ羊羹を買った。安易だけど…。かもしか号が到着し、先に出発。それを見送り、列車に戻ると座るべき席が無かった。結構混むじゃんか!
立ったまま青森駅へ向かう。駅毎に人が乗ってきて、もう絶対に座れない。お年寄りも多いので尚更。我慢しよう。将来、新幹線の駅となる新青森駅に着いた。が、何にもないトコだねぇ。本当にここにやって来るのか心配になる。余計なことだが…。
青森駅に到着。青森駅は線路がゴチャゴチャしているのでゆっくりと構内に入っていくのがもどかしい。雨も上がって、寒さもまずまず。まぁ、ずっと列車に乗っているから天気はそんなに関係ないけどね。
  リンク→JR東日本秋田支社
  リンク→大館駅鶏めし 花善


青森駅 駅標
なぜか隣の駅名が入ってない


6.東北本線でのんびり移動
青森駅では、駅舎を出る程の余裕もなく乗り換え。盛岡行きの普通列車はそこそこ乗車していたので、席を確保する意味もあって早めに移動した。そして何となく眠くなってきてしまった。そのまま少し居眠りしてしまったらしく、発車に気がつかなかった。揺れで目が覚めると、野辺地駅に到着寸前だった。あぁ陸奥湾を見逃してしまった・・。残念だ。野辺地駅から先は原野のような風景が続く。東北本線の線路も上下線で離れて走行する区間も多く、ダイナミックだ。再び雪も降り始めて雰囲気が余計に増す。
八戸駅に到着。乗客の半分以上が入れ替わる。ここで後続の特急はつかり号の接続を取るため、20分ぐらい止まる。空もだいぶ暗くなってきた。車内にいても暇なので一旦改札を出ることにした。待合所はさほど広くはないが、結構人が一杯いた。そこの売店で久慈良餅というのを買った。これは何だろう?ういろうか何かな?
盛岡行きのスーパーはつかり24号の入線案内があると、人が動き出した。反対側からも青森行きのはつかり17号が着く。東北本線は当然複線だが、何だか単線のように同じ時間に列車が集まり出す。八戸線の普通列車も到着し、全ての方面の列車に乗り換えられる感じになった。それ故、待合所が混んでいたのか。
八戸駅は今、新幹線工事の真っ最中だ。新駅舎も出来上がりつつあり、間もなくすると見違えるように立派になるでしょう。線路の高架化はしないみたいで、今あるホームの向こう側に新幹線のホームが見えた。列車に戻ると、さっきまではまだ少し明るかったのに、もうすっかり暗くなってしまった。そこそこの乗客を乗せて、盛岡駅に向けて出発した。新幹線が出来てしまうと、ここからは第3セクターに移管されることが決まっている。青春18きっぷでは乗れなくなってしまうな~。この区間を普通列車で通るのは最初で最後の事かもしれない。
雪もかなり降ってきて冷え込んできた。駅毎に客が降りるも、乗ってくる客は少ない。段々と車内がすいてきた。今朝通った好摩駅に着いた。あぁ一周してきたんだなとしみじみ思う。少しお客が乗ってきて、車両の半分ぐらいになった。下り線の気動車とすれ違った。花輪線だ。もう大館駅までは行かないでしょう。時刻表を見たら、鹿角花輪止まりだった。
  リンク→青い森鉄道
  リンク→IGRいわて銀河鉄道


7.たび割7きっぷで帰京
盛岡駅に少し遅れて到着。さてあとは帰るだけだ。特に用もないが、小腹が空いてしまったので売店で弁当を買おうと思ったら、もうほとんど売り切れ状態だった。僅かに残った弁当を買うのも侘びしくなってしまい、おにぎりにした。今思えば残った弁当の方が情緒があって良かったかなと反省する。
東京行きやまびこ28号こまち号の到着を待ちかまえていた。向こう側には5分遅れて出発するやまびこ56号もいた。東京到着時には、30分以上差が付く。のんびり帰るのも良いが、来るときずっと各駅タイプの列車だったので、ここでは速達タイプ28号だな、やっぱり。しかもコチラはE2系、アチラは200系。気分的にも新しい方に乗りたい。
あっという間に東京駅に到着。何事もなければ今日の旅は大満足だった。しかし、新幹線に乗っている最中、ずっとずっと悩んでいた。そう、今朝のきっぷの行方が気になって気になってしょうがなかった。時間はもう午後10時半だ。あの窓口はまだ開いているだろうか?もし閉まっていたらどこに届け出ればよいのか?何を以て証明すればよいのか?気持ちばかり焦り、全然落ち着けなかった。
ドアが開くと、小走りに階段を下り現場に向かう。幸い窓口は開いていた朝の係員の顔も覚えていないし、もちろん名前も聞いてない。恐る恐る窓口に申し出る。今朝ほどの出来事を伝えると係員は奥に消えていった。奥から別の係員が出てきて、きっぷを持ってきた。間違いなく今朝発券されるはずだったきっぷだ。ヨシ。
伺ってみたら、どうも機械のトラブルだったようで、紙詰まりしてたらしい。朝は時間がなかったので短いやりとりしかできなかったことを詫びると、係員さんも恐縮したようで、返って謝られてしまった。まぁ、そのあときちんと処理された甲斐もあり、無事きっぷが手元に戻ってきたので、とりあえず一件落着だ。ようやく今日の旅が終わった気がした。


無事戻ってきた指定券
コイツのせいで焦りました


8.総括
憧れの北東北の列車の旅。天気もでそれなりに雰囲気も楽しめた。新幹線を使ったことで、日帰りもできたし、満足度まずまずでした。その後、新幹線八戸開業にあわせ、残念ながらたび割7きっぷは惜しまれつつも廃止されてしまって、別のくだらなくも使えないきっぷふたりの北東北フリーきっぷ等)に成り変わってしまった。復活を強く望む。
まぁ券売機のトラブルは、出鼻を挫かれたこともあり、本当に参りました。結果的にムーンライトえちご号の指定券が2枚手元にあることになった。どうしようか考えなくては。払い戻すか、誰かを道連れにするか・・。
ところで久慈良餅、最高にうまい。モチモチしていてクルミも入っていて最高。これからは行ったら必ずお土産にしよう。もっと買ってくれば良かったな。


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