ホーム もくじ(INDEX) 掲示板 旅のアルバム リンク集 サイト内検索


 
旅の行程


H14/6/28~30


 16:50発  上野      北斗星1号  [5号車16番Bソロ]


 08:44着(予定)

 09:18延着
[        南千歳    快速 エアポート86号 
 09:28発


 09:31着
[      ] 新千歳空港 快速 エアポート105号 
 10:34発


 10:37着
[      ] 南千歳     とかち3号  [1号車2A] 
 10:39発


 13:04着
[      ] 帯広      ちほく銀河鉄道  快速 銀河号 
 13:50発


 17:01着  北見      オホーツク2号  [4号車2A]


  ぐるり北海道フリーきっぷ5日間用  ¥33,500
  北海道ちほく銀河鉄道  ¥3,410



1.旅の目的
友人の結婚式参加のため、遥々北海道の北見までぐるり北海道フリーきっぷを使って往復した旅の乗車記です。
私は、東京在住で、友人も東京の人間だったのですが、訳あって北海道に就職し、そのまま現地の女性に婿入りするという、何とも驚きの知らせがありました。 招待状を頂いたうち、東京からはたった4人だけの参加表明でした。(そりゃそうだ、遠いモンね。) 他のみんなは航空機で行くというので、おまえもそうしろと言われましたが、普段、連休をとりにくい私としては、コレ幸いに列車で行く計画を立てました。
理由は三っつ。
ひとつは、憧れの北斗星号に乗ってみたかったこと。
もうひとつは、北海道で札幌千歳空港間以外、列車に乗ったことがなかったこと。
あとひとつは、時間はすんごくかかるものの、航空機に比べ安く行けること。
というわけで、準備に取りかかりました。
  コラム→ぐるり北海道フリーきっぷ


2.旅の準備
まずはきっぷの手配。コレが一番の難関でした。
北斗星のB個室をなんとしてでもとりたい。そう思った私は、果敢に浮間舟渡駅10時ジャスト打ちに臨みました。……が、敢えなく撃沈。まだ2分だぞおい!。凄まじきは北斗星Bソロ。がっかり。とりあえず開放B寝台を押さえてうちに帰る。
午後、再度駅に向かう。朝は満席だったかもしれないが、キャンセルが出てる可能性に賭けた。浮間舟渡駅では恥ずかしいから北赤羽駅へ向かう。窓口に切符を差し出し、「Bソロに変更できますかね?」と訪ねてみた。マルスをピコピコ叩いてくれたらなんと「あ、ありますよ!」だと。
「え?あるんですか??押さえてクダサイ!!!
うおおっ、とれたよBソロ。諦めないモノだな~。んで出てきた切符がコレ↓

  ★ポイント ● 北斗星Bソロは、発売直後に即完売。
         ● 運良くキャンセルに巡り会えることあり。諦めるな。


ぐるり北海道フリーきっぷゆき券
無効印がないのは出札の時
かえり券を自動改札に入れたため
 
ぐるり北海道フリーきっぷかえり券
見にくいですが北見駅の印あり
これで33,500円は安い!


これが問題の北斗星1号のBソロ券
北赤羽駅発行になってます
もちろん値段は入ってません


3.出発進行
出発当日、早めに仕事を切り上げ、風呂につかる。まだ明るいうちに家の風呂に入るのは久しぶりだ。普段は日帰りしかしないので、荷物などほとんど無いのだが、今回は結婚式に出席することもあり、着替えやら何やらで、倍以上の荷物になってしまった。
上野駅に着く前に鶯谷駅で降りた。これから乗る北斗星1号の入線を見送るためである。と思ったら、カシオペアが出てきた。一番後ろのスイートにはカップルではなく母娘と思われる人影が見えた。親孝行だろうか?羨ましいな。ほどなく、バックで北斗星がやってきた。自分の乗る5号車を目で追った。
上野駅の発車ホームは地下の13番線。ここは特別なホーム。壁伝いに目をやると否が応にも旅情を誘う。まるで異空間のようだ。長距離の旅なので、弁当を2つ買う。ディナーは予約しなかった。だって高いんだモン。しかも一人だし・・・。苦労してとれた個室の16番は下段だった。上段の方が見晴らしはいいだろうが、どうせ寝てしまうし、天井も低いし・・・と強がってみる。
まだ発車前だったが、車掌さんがやってきて、検札と電子ロックの説明をしていかれた。そして16時50分、北斗星1号は、ガチャンと音を立てて出発した。寝台列車は初体験ではなかったが、個室は初めて。ぐるり北海道フリーきっぷで行く計画を立ててから絶対にBソロ取りたかった。念願叶って、大満足。楽しい旅のスタートだ。


上野駅13番線の北斗星1号
憧れのブルートレインで出発だ
 
Bソロの1階部分
これから半日以上ここで過ごします


4.東北本線を北上
北斗星1号の5号車は進行方向左手が廊下なので、個室内から対向列車がよく見える。そして個室下段はホームに着くと足が見える高さである。逆にホームの客からは覗かれ放題だ。暑かったのでズボンを脱いで弁当を食っていると、大宮駅に着いた。
食堂車へ行ってシャワー券を買う。何時でも良かったので適当に選んでもらった。宇都宮駅手前でディナータイムの案内放送が流れる。ケッ!。悔しいので、ラウンジカーでどんな客がディナーに向かうのか、ウォッチする。するとツアーらしき団体がゾロゾロと食堂車へ移動してゆく。そういえば私のいる5号車の個室は、半分以上ツアー客のようであったな。こういうツアーのせいで、個室の切符が取りにくいのだ!と思ってみる。
特に何をするでもなく、ボンヤリと外を眺めながら時間が過ぎる。ここ久しく、こういったのんびりとした時間を過ごしていない事に思いをはせる。予約の時間になったのでシャワーを浴びに行く。シャワー室は30分利用でき、お湯は通算6分間出る。これで310円は果たして安いのか高いのか?私的には安いということにしておこう。
汗を流してスッキリしたら眠くなってきた。せめて盛岡駅を過ぎてから寝ようと思っていたが、盛岡駅には気がつかなかった。
  ★ポイント  ●個室内は比較的暑い。空調を早めに調節すると快適。
          ●シャワー券を利用するときは早めにゲット。
          ●時間の過ごし方が難しい。特にひとり旅は。


食堂車で購入したシャワー券
このカードはシャワールームのB室で
22時から30分間利用できます


5.津軽海峡をくぐり 北海道上陸
目が覚めると、外はもう明るかった。進行方向が逆になっていたので江差線だなと、理解した。が、待てよ?いくら朝日が早いと行ってもこんなに明るいわけがない。時間を見て、え??5時回ってる。・・・??
函館駅の定刻は4時24分だよな???比較的ゆっくりと走行しているので駅標が読み取れる。「渡島当別」。やっぱり江差線だ。でも何で????
訳解らず、やがて函館駅に到着。隣に昨日鶯谷駅で見送ったカシオペアがいた。そして間髪入れず札幌へ向けて発車していった。この北斗星1号の到着を待っていたようだ。
放送が入る。
「昨晩、野辺地付近における送電設備の故障で、この列車は約40分程遅れております。ご迷惑をおかけ致します。・・・」はぁ、なるほど。
遅れているにもかかわらず、しばし函館駅で停車。一旦、車外に出て朝の空気を吸い込む。やがて進行方向を逆にして発車した。回復運転に努めるむね案内があったが、この先は単線なので期待できないな。タダでさえ遅いというのに・・・だ。
  ★ポイント  ●定刻なら、函館駅で先発のカシオペアと並ぶ。シャッターチャンス。


函館駅の発車標
見にくいですが既に
出発時刻を過ぎてます
 
函館駅で遭遇した
ドラえもん海底列車か海峡号の
牽引車と思われる機関車


6.北斗星に別れを告げる
窓の外には噴火湾が広がる。天気も良く、とても良い景色に満喫。しかし憧れの北斗星号ではあるが、やはり少しダレてくる。北海道は遠いや。
6時半になって、朝食の案内があった。昨日はスルーした食堂車だが、朝は食べてみようと思う。一人で食べるので、遠慮がちに一番後ろの二人席に座る。事前情報では、和定食の人気があるらしいので、それにする。5分ほど待ったろうか、食事が運ばれてきた。この間に席は半分ほど埋まった。
さて、この旅を準備するにあたり、北見駅へ行くのにふつうは札幌駅から旭川経由、石北本線で向かうのが、王道であろう。9時20分に札幌駅到着。20分の待ち合わせでオホーツク3号に乗れば、北見駅に14時20分には着く。早めにホテルにチェックインして、ゆっくり待つというのも考えた。でもね、帰りもそのルートだし、単純に往復するのも面白くないなぁと思って、往きは南回りにチャレンジすることにした。時間はかかるが、うまく乗り継げば間に合うし、何よりも面白い。
今、この列車は30分以上遅れている。このままだとオホーツク3号には間に合わない。持参した携帯時刻表で調べると、後続の石北本線では北見駅に18時半。全然間に合わない・・・。
あぁ、やばかったな。もし何も考えずにいたらパニックだったな。 決してトラブルを予見したわけでは無いが、結果的に初めから代替案を選んでいたという事になろう。それでも札幌駅で接続待ちするのかな?なんて余計なことを考えないでも済んだよ。
次は、南千歳駅。まもなく、北斗星とお別れする。支度をして、忘れ物がないか確認してデッキでその時を待つ。
機会があったらまた乗りたいな。と思う。切符は手に入りにくいけどね。
  ★ポイント  ●食堂車の朝食はオススメ。少し高いが何より旅情がある。早めに席ゲットすべし。
          ●トラブルに備えて計画段階で別ルートを探しておくのが吉。


7.石勝線
南千歳駅とかち3号を待ち合わせるのに時間があるので、新千歳空港駅まで行ってみる。航空機にも乗らないのに、空港へ行くとは我ながら滑稽だと思う。今回のスケジュールも、時間的にいっぱいいっぱいなので、お土産を選ぶ余裕が無い。特に明日など一日中乗りっぱなし状態になりそうなので、今のうちに手配しないといけない。
新千歳空港は初めてだ。以前来た時は、まだ千歳空港だった。今の南千歳駅空港駅だったと思う。新千歳空港駅は空港地下直結なので便利だ。当初の計画だと、空港に1時間半ほど留まり、土産と食事を済まそうと思っていたが、北斗星が遅れたので、慌ただしくなってしまった。
再び、南千歳駅に戻るとすぐとかち3号が入ってきた。はじめは自由席でも良かったのだが、2週間前にサイバーステーションで何気なく乗る予定の列車を検索したら、帰りのはつかり号の禁煙車が×だったので、慌てて指定した。そんなに混むのか?北海道の特急は、初めての経験なので、混み具合がわからないです。私の乗った1号車は喫煙指定席。結構乗っていたが、隣は最後まで空いていた。自由席もちょっと覗いたが、いっぱいだった。土曜日だからかな?
石勝線を快走するとかち3号。と思ったら、時刻表には乗っていない信号所で所々止まり、交換する。まどろっこしい。山深いところとトンネルを交互に走り抜く。うっかりしていて有名な楓駅を見逃してしまった。残念。
トマム駅周辺は立派な建物が林立していて、少し仰々しいかな。根室本線と合流してトンネルに潜り込み、抜けると新得の街並みを高いところから眺められる。日本三大車窓の一つ狩勝峠だ。列車は大きく迂回しながら高度を下げてゆく。素晴らしい景色だ。それにしても良い天気で、外は暑そうだ。
  ★ポイント  ●北海道の特急は特に道南地区が混むようです。
          ●石勝線は鉄道施設が多く、見ていて飽きない。


とかち3号の指定券
コチラも値段は入ってません
 
帯広駅に到着のとかち3号


8.ちほく鉄道ふるさと銀河線
 帯広駅で少し時間があるので、駅を出てみた。帯広駅は高架駅になっていて、1・2番線と3・4番線別々に改札がある。寂しい方(北側)の駅前にSATYがあったので、飲食料を調達して、駅に戻る。
これから乗る快速銀河号は2両編成で、既に大勢の客を乗せていて、ボックス席に余裕がない。仕方ないのでロング席に座る。池田駅に到着すると、少し席に余裕ができたので、ボックス席に移る。ここでは、後続のスーパーおおぞら5号の接続待ちで、20分ほど停車する。
池田駅ちほく線のホームは少し離れたところにあり、お世辞にも乗換に便利とは言い難い。特急からの乗り換え客は僅かであった。やがて発車時刻となり、進行方向を逆にして、北見駅へ走り出す。
ぐるり北海道フリーきっぷでは、この路線は乗車できない。従って、別料金なのだが、まともに乗車すると池田駅北見駅3,410円もする。そこで一計、この路線には、特殊回数乗車券なるものがあり、3,000円で3,300円分乗車できる。事前に友人にこのきっぷを購入してもらっておいた。(モチロンただで(^^)v)
結局、110円の出費で、全線乗車できてしまうのであった。ラッキー。
快速銀河号は、いくつかの小さな駅を通過してゆく。廃止が危ぶまれる、ちほく線ではあるが、この列車は結構乗車している。ボックス席で一緒になったおばあさんと、置戸駅までお喋りしてしまい、車窓を堪能できなかった。
列車は、少々山深いところを抜け、やがて広々とした広大な大地の中を進んでゆく。タマネギ畑が両側に広がり、小高い丘を迂回するように進むと、北見駅に到着だ。気がつけば上野駅を出てから丸一日24時間以上過ぎていた。ようやくたどり着けた。
北見駅で回数券と不足運賃を払い、改札を出ると、今日航空機で東京を発った仲間が、既にへべれけの状態で待ちかまえていた。急に疲れがドッと出た。
駅からすぐのホテルにチェックインして、シャワーを浴び、さっぱりしてから着替え、本来の目的である披露宴に赴いたのだが、すっかり長旅で疲れてしまっていた。
  リンク→北海道ちほく高原鉄道株式会社
   注:残念ながら18年4月20日に廃止してしまいました。もう乗れません…。


ちほく鉄道の快速銀河号
池田駅に停車中
 
特殊回数乗車券表面 (画像加工済)
額面3,000円で3,300円使える

車内で渡された精算済証明書
ぐるりきっぷで改札を出たのでお持ち帰り


ページトップに戻る  その2につづく