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旅の行程


H16/11/10 日帰り


 07:10発   羽田空港   ANA293便  [25A]


 08:30着
[      ]  鳥取空港    タクシー
 08:32発


 08:40着
[      ]  鳥取大学前  山陰本線 普通列車 [2両]
 08:42発


 08:50着
[      ]  鳥取       スーパーおき3号  [自由席]
 09:01発


 10:46着
[      ]  出雲市      一畑電鉄  普通列車 [2両]
 11:18発


 11:27着
[      ]  川跡       一畑電鉄  普通列車 [2両]
 11:29発


 11:40着
[      ]  出雲大社前   一畑電鉄  普通列車 [2両]
 13:03発


 13:14着
[      ]  川跡       一畑電鉄  普通列車 [2両]
 13:15発


 14:03着
[      ]  松江しんじ湖温泉   一畑バス
 14:24発


 14:36着
[      ]  松江       スーパーおき5号  [自由席]
 15:00発


 17:08着
[      ]  益田       空港連絡リムジンバス
 17:25発


 17:35着
[      ]  萩・石見空港   ANA576便  [20A]
 18:50発


 20:10着   羽田空港


  山陰本線(鳥取~益田)乗車券 ¥4,940
  山陰本線(鳥取大学前~鳥取)乗車券 ¥180
  山陰本線(松江~出雲市)乗車券 ¥570
   一畑電鉄 (出雲市~出雲大社前) ¥480
   一畑電鉄 (出雲大社前~松江しんじ湖温泉) ¥790
   一畑バスまつえウォーカー (しんじ湖温泉~松江) ¥100
   スーパーおき3号 (鳥取~出雲市)特急券 ¥1,260
   スーパーおき5号 (松江~益田) 特急券 ¥1,260
   空港連絡リムジンバス (益田~空港) ¥290
   ANA293便  (羽田~鳥取) 超割 ¥10,100
   ANA576便 (萩・石見~羽田)超割 ¥10,100
  


1.旅の計画
平成16年の旅も、今回を以て一区切り。11月は目立った割引きっぷがないうえに、明るい時間帯も短くなってしまう。旅をするには少し物足りない季節だ。それでもどこかに旅したい。紅葉狩りなぞ、最高なのだが・・。
今年も色々と出かけたが、この秋に広島行きが台風で流れた。その穴埋めではないが、かねてから行ってみたかった山陰地方に足を踏み入れてみようと思いついた。紅葉にはまだちょっと早いかもしれないけど。
山陰地方を回るにあたり、是非出雲大社を組み入れたかった。景色の観光は程々に車窓からできるが、文化財は行って見てみないとどんなものか判らない。以前は列車に乗るだけで満足してしまっていて、少しでも遠くへ遠くへと欲張ってしまっていたものだが、最近は逆にもったいない気持ちになってきたのだ。そう何度も出かけられるものではないので、1つでも2つでも観光ポイントを押さえてみようという考えになった。まあ場合によるけれど。
あと、バカバカしいけれども、地方の小さな空港を一度は利用してみたいとも思っている。そんな思惑で、今回の旅の計画を立ててみたく思う。


2.旅の準備
さて、どういうルートを組むべきか?山陰地方にはなぜか4つも空港がある。東から鳥取、米子、出雲、萩・石見。出雲大社を組み込むならば出雲空港はすこぶる便利だ。が、どうせ出雲大社に立ち寄る時間は明るい内だから、ど真ん中に置くことにしよう。あと、せっかくだから萩・石見空港を利用してみたい。
ところがこの萩・石見空港、以前は東京からの直行便が朝あったのに、いつの間にかお昼になり、そして今回とうとう夕方だけになってしまった。これじゃ行きに使えない。ゆえに、帰りに使おうとまず決める。18時台の出発で少しもったいないが、この時季すでに辺りは暗くなっているだろうからこれでいい。
入りはどうする?いつもは時間的に順を追って計画を立てるが、今回は逆算しながら計画を立てることとなった。実用的なのは米子空港だ。だが、以前利用したことがあるので鳥取空港はどうかと調べてみる。すると、ちょっとでも時間が狂うとやばいが、ギリギリ何とかなりそうだということが判った。賭けてみるか。
というわけで鳥取空港イン、萩・石見空港アウトで道中は特急を使う事とした。乗車券も鳥取駅から益田駅まで通しで買えば、出雲市駅で途中下車できるし、特急券も自由席は特定運賃で割安になっていることが調べてみて判った。願ったり叶ったりだ。
出雲大社へのアクセスは、一畑電鉄を使ってみよう。ただ、帰りは同じルートを使うのは芸がないので、松江駅まで一畑電鉄を乗り通してみたらどうなるかシミュレートしてみた。すると出雲大社観光に1時間強とれるうえ、松江駅で乗りたい特急に充分間に合うということが判った。よしよし、これで全てが線でつながった。
今回は、少し時間の不安なところもあるが、迷ったら負け。万が一、間に合わない場面に遭遇したら代替案を用意しておくことも忘れずに行ってみよう。


3.飛行機で鳥取へ
浜松町駅より東京モノレールに乗る。偶然にも初めて快速に乗れた。僅かに早いぐらいだが、気分は良い。午前6時を過ぎて、ようやく朝日が昇ってきた。今日も天気は良さそうだ。むしろ11月にしては暑いぐらいになりそうだ。
羽田空港に着いてまずやらなければならない事がある。今日これから乗る鳥取駅から益田駅までの乗車券を、とりあえず買っておかなければ心配なのだ。というのも交通機関情報によると、鳥取空港に到着したあと鳥取駅までの連絡バスに乗った場合、時刻表通りに運行されたとして僅か1分しか乗り継ぎの時間がない。
今までの経験だと、連絡バスは予定の時間よりは若干早く到着するケースに遭遇する事が多かった。しかし今回もそうだとは限らない。今までが特別だったのかもしれない。本当に不安なのだ。飛行機と列車の接続はいつも悩みのタネだ。
そういうわけでとりあえず乗車券だけでも押さえておけば、あとは乗ってから何とかなる。羽田空港みどりの窓口の出張所があるのは知っていたので、そこで購入。カウンターだけの何とも頼りないオフィスだが、朝早くから開いているのは有り難いし、手際よく発券して頂けた。感謝。
鳥取空港行きANA293便に乗るにあたり、Webで事前の座席指定をしておいた。いつもは窓際を選択するのだが、今回に限っては、窓際がとれなかった。こんなことは初めてだ。でも、いつも思う事だが、ANAの座席指定画面は、毎回毎回後方が常に塞がっているのだ。これって団体や当日の客のために、敢えて選択させないんじゃないのかと疑っていた。
案の定、朝、家を出る前にアクセスしてみると昨日まで×印になっていた後方の座席がかなり選択可能な状態になっていた。なんじゃこりゃ?なめてるな~。そこで難なく窓際をゲットできた。試しに帰りの便も見てみると、やっぱり同じようだった。コチラも併せてゲット。・・・はぁ、参ったね。
羽田空港でいつもの万カツサンドを買って、搭乗。しかし、羽田空港からの飛行機に乗る際に、サテライトから乗った事がないな~。必ずバスだよ。もうすぐ第2ターミナルが出来て、バス移動も少なくなるだろうが、結局今回もハズレだ。
鳥取空港行きANA293便は満席だった。朝の便で満席は初めてだ。かなりギチギチだ。機体はA300で、3列×3列。お客が一杯なうえに狭いので、出発に戸惑う。定刻を過ぎてもまだ乗ってくる。やばいよ、ここで遅れちゃ。スケジュールが狂ってしまうよ。ヤキモキする。
5分遅れで滑走路に向かう。C滑走路南から離陸のようだ。滑走路の一番端まで行き、さあ離陸だと思ったら、後ろからついてきていた飛行機に先に離陸されてしまった。おいおい、こっちは急いでるんだよ。いい加減にしやがれ!結局離陸したのは定刻の15分後だった。
飛行後は順調だった。天気が良かったので、景色もよく見えた。中国地方に飛ぶ飛行機は富士山の近いところを通る。雪をたたえた富士山を上から見ると、嬉しくなる。地理には少々詳しい方なので、やれ名古屋だの琵琶湖だのよくわかって楽しい。
鳥取空港に近づいてきた。空から鳥取砂丘が見える。思ったより小さい感じがするが、実際に訪れてみると広いのだろう。その先に鳥取の町が見える。空港も見えた。飛行機は鳥取空港を旋回し、西側から着陸した。鳥取空港は誘導路が無いらしく、滑走路の端でUターンして滑走路を逆戻りし、ターミナルに入った。出発の遅れを取り戻して、定刻より5分程早く着いたようだ。ありがたや。
ゲートを出るとびっくりした。鳥取駅行きのバスに乗るための券売機が大行列していた。え~!。困ったな~。
  リンク→鳥取空港
  リンク→ANA(全日空)




羽田空港にいたポケモンジェット
搭乗機はこれではありません


富士山上空にて


4.スーパーおき3号
満席の飛行機が災いして、定時にバスが発車しそうもない。鳥取空港から鳥取駅までバスで20分かかる。このバスに乗ってしまうと、9時1分発のスーパーおき3号乗り遅れてしまうのは必至だ。行動予定が台無しになる。
今回の旅で、一番気になっていた障害にいきなり出くわす。しかし、こんな事もあろうかと代替案を準備しておいた。もっとも、飛行機が遅れてしまった場合を想定していたのだが。備えあれば憂い無し。
鳥取空港は、鳥取駅までのバスの他に、倉吉駅に向かうバスもある。しかし、バスじゃ時間を読めないし、倉吉駅でもギリギリの接続になりそうなので、使いづらい。改めて地図を見ると、一番近いJRの駅があった。鳥取大学前駅である。しかも、空港から1kmも離れていないときたもんだ。これだ、これを使おう。
時間があれば歩いても良いのだが、タクシーを使えば10分とかからないだろう。しかも、鳥取大学前駅に9時48分に発車する鳥取行き普通列車がおあつらえ向きにある。これに乗れさえすれば、万事うまくつながる。これしかない。こんな案を事前に調査しておいた。しかしまさか実践することになろうとは・・。
空港でタクシーを簡単に捕まえ、短い距離で申し訳ないが、鳥取大学前駅までと告げる。同じ年ぐらいの運転手さんだった。運転手さんに、今日、明日、明後日と鳥取便の飛行機が全て満席なのはなぜですかね?鳥取で何かあるんですかね?と聞かれてしまった。
そんな事私に聞かれてもわからないよ。でも、満席は事実だし、こっちが逆に聞きたいぐらいだ。
ちょうど、通勤通学時間帯に繁華街を通るので、交通量も多い。信号で少し待たされる。鳥取駅方面とはルートが違うが、こんな調子じゃバスは絶対に9時には着かないと確信した。タクシーを選んで大正解だ。
9時40分過ぎに鳥取大学前駅に到着。料金は710円だった。48分まで少し時間があるので、ここで次の切符を調達してしまおう。駅のみどりの窓口で今朝買った乗車券を出し、鳥取駅から出雲市駅までの特急券と鳥取駅に戻るための乗車券を買おうとした。すると駅員さんが、どの列車に乗りますか?と聞いてきた。何の事か一瞬わからなかったが、48分の鳥取行きに乗りますというと、5分以上遅れているという。そして今まさに35分発の普通列車が遅れて到着してきた。駅員さんはこれに乗っちゃった方がよいと教えてくれた。
鳥取大学前駅は1面1線の小さな駅だが、改札とホームは階段でつながっている。急いで階段を下りると、赤いキハ47が止まっていて、私を待っていてくれた。ただでさえ遅れているのに申し訳ない。でも有り難い。この時間、通勤時間帯のためか運転間隔も短かったのも幸いした。
僅か7分で鳥取駅に到着。9時51分だった。一旦改札を出て、改めて特急券を購入。1番線に向かう。スーパーおき3号は2両編成で、自由席は後ろ1両だ。全車禁煙車だがデッキに喫煙スペースがあり、タバコ吸いには面倒だが、こういったスペースがあるだけでも有り難い。ただ、車内販売は無い。
ホームにいる間に、浜坂方面からの普通列車が来た。特急への乗り換え客はいなかったようだ。発車の合図がして、自由席に乗り込む。その直前、鳥取大学前駅で乗ろうとしていた普通列車が遅れて到着してきた。本当にやばかったな。今日はいきなり薄氷を踏むような乗り継ぎが続いて、ヒヤヒヤものだったが、今スーパーおき3号に乗車できている事が、何よりも嬉しい。
ギリギリまでホームにいたので、自由席の窓側は全て塞がっていた。まぁ、どこか途中で移動できるでしょう。居眠りしているおじいさんの横に座る。定刻より少し遅れて鳥取駅を出発した。この列車の車掌さんは何か独特な雰囲気を持った方で、お辞儀する際に、なぜか遠くを5秒程見てから深々とこうべを垂れる動きをする。
宝木駅で運転停車。対向のスーパーはくと4号を待つ。次の浜村駅では逆にスーパーまつかぜ4号を待たせる。1勝1敗だ。ここで少し遅れたようだ。今日の山陰線は少しだけ乱れている模様だ。倉吉駅に5分程遅れて到着。結構乗ってきて、自由席は満員寸前になった。
米子駅も遅れて到着。米子駅で岡山方面の乗り換えのやくも10号を待たせてあるとのアナウンスが入った。ダイヤの乱れは色々なところに影響を及ぼす。ここで結構乗客の入替があった。降りた客と同じくらい乗ってきた。すかさず窓側の席に移る。以前米子駅では下車した事がある。境港駅へ行った時以来だ。
米子駅から出雲市駅までは電化されているので、電車もやってくる。この区間は、比較的本数も多い。松江駅で寝台特急の出雲号を抜く。特急が特急を抜くのは珍しいと思うが、客車寝台列車は結構この洗礼を受ける。北斗星3号もそうらしい。
列車は宍道湖南岸を行く。あとでもう一度通る区間だ。しかし宍道湖は広いね。やがて、出雲市駅が近づいてきた。ここで一度下車し、出雲大社へと向かう。出雲市駅で降りる客はそこそこいたようだ。
  リンク→JR西日本米子支社




鳥取駅前にある観光案内板


鳥取駅正面



鳥取駅構内発車案内板


スーパーおき3号
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鳥取駅標


スーパーおき3号に接続する普通列車



やくも10号 米子駅にて


5.一畑電鉄その1
出雲市駅は高架上にあった。手前に一畑電鉄の駅も見えたので、アソコを目指せばよいのか。駅はとっても綺麗で、まだ立て替えてから新しそうだ。さすがに出雲大社への玄関口らしく、駅舎もそれっぽくなっていた。駅前のロータリーも綺麗で、様々な方面に向けてタクシーやバスがたまっていた。
一畑電鉄の電鉄出雲市駅も高架上にあり、コチラも綺麗だ。次の列車まで30分あるので1階の待合所でコーヒーを飲みながら待つ。券売機で出雲大社前駅までの切符を買う。一日フリー乗車券もあったが、計算して普通に買った方が安そうなので見送る。
改札が始まったので、切符を出すと今時珍しく鋏が入った。2階に上って列車に乗り込む。2両編成のロングシート車だ。昼下がりの時間帯だろうか乗客はたったの8人。発車直前になって運転士さんがやってきた。運転席に座るや否やすぐ発車した。
列車はしばらく山陰本線に沿うように走る。少しして山陰本線の普通列車とすれ違う。接続良くしてあげればよいのにと、残念に思う。やがて山陰本線と別れ、北に向かうと、程なく川跡駅に着いた。
川跡駅は出雲大社方面への乗換駅だ。ここでは松江方面からの列車も到着し、3本の列車が揃う。一畑電鉄のダイヤは、ここ川跡駅での乗り換えの便の良さを基準にしているかのようだ。ほとんど全ての列車が、乗り換えに時間を取られないよう工夫してある。川跡駅を出発すると、左手に出雲ドームなる神話の里にしては不似合いな施設が見えてきた。スポーツ施設だそうだ。
10分もしないうちに出雲大社前駅に着いた。何かこの駅は雰囲気がすごい。ホームは歴史的な風格があって、厳かだ。改札を抜けると、展示品などがあり、観光ガイドもあったので一部もらう。駅前はすぐ道路だが、整備されているうえ、出雲大社までまっすぐなので迷うことなく向かう事が出来る。
15分も歩けば参拝殿に着いた。出雲大社は荘厳だなぁ。じっくりと満喫したいが、足早にひととおり巡って駅に戻ってきた。事前の調査では気がつかなかったが、観光ガイドによると出雲大社とは反対側に旧国鉄大社線大社駅跡があるとなっていた。ここまで来たのだからついでに見ておくかと思い、向かってみる。
ガイドに従って大鳥居をぬけ、歩く事10分。大社駅跡発見。なかなか見つからなくて焦ったよ。しかも今日は11月にしては暑いぐらいだ。汗をかきかきたどり着いた。
大社駅は綺麗に保存されており、駅舎、ホームとも当時のままだそうだ。SLも静態保存されており、レールも残っている。駅舎内に人影があったのでびっくりしたが人形だった。ちょっとした鉄道博物館の様相で、なかなか趣深い。ここでも是非ゆっくりとしたかったのだが、生憎ともう立ち去る時間となってしまった。
出雲大社前駅まで今来た道を足早に戻ると、発車3分前だった。慌ただしく出雲大社をまわったが、また是非機会があったら訪ねてみたい所だ。
  リンク→一畑電鉄
  リンク→出雲大社



出雲市駅正面 お社みたいです


出雲市駅標



一畑電鉄出雲市駅入口


電鉄出雲市駅待合所内券売機



11時18分発 松江しんじ湖温泉行き
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電鉄出雲市駅構内




電鉄出雲市駅より進行方向を臨む


発車間際の普通列車



一畑電鉄の乗車券 ハサミ入り


6.一畑電鉄その2
出雲大社前駅を発車すると、列車がなぜか大きく揺れた。線路が歪んでいるのか?驚いた。乗客は少し増えて12人。来た時と同じ車両だったが、観光している間にもう1往復したはずだ。
すぐに川跡駅に到着。するとこれから乗る列車も入ってきた。川跡駅はうまくできていて、出雲大社方面から乗り換える場合、一度線路を渡らないとホームにあがれないが、列車の方がよけてくれる。単線上を列車が迫ってくるのに、ホームの踏切はなぜだか鳴らない。危ないと思ってドキドキしていたら、手前で右のホームに入って行くのだ。これでストレス無く乗り換えできる。列車交換の場合、左のホームに入るものと思いこんでいたので、一杯食わされた感じだ。
乗り換えると、先ほどの列車は8人だったが、今度は20人ぐらい乗っていた。対向の列車もやってきて、再び3本の列車が揃う。そして、一番先に出発した。
列車は2両編成のワンマン列車で、のんびりと走る。1両に扉は3つあるが、真ん中は常に締切で、ワンマン運転中は先頭車しか扉は開かない。途中、ワンマン列車の乗り方の知らない乗客がいて、運転手さんが気づかず発車してしまったら、車内の乗客が緊急停止ボタンを押してしまったようだ。急停車して警報音が鳴り、積み残したお客を拾って、再発車した。そんなちょっとしたトラブルもあった。
平田市駅は、交換の可能な駅だった。が、対向列車はナシ。車庫があり出雲大社号なる簡易リクライニングシート車が止まっていた。宍道湖が見えてきたと思ったら、大きくカーブを切って一畑口駅に到着した。列車はここでスイッチバックする。でも、何かわざわざスイッチバックしなくても良いようなロケーションなのだが・・。まぁ歴史的な名残なのでしょうか?
進行方向を変えて、宍道湖北岸に沿うように列車は進む。津ノ森駅で列車の交換があった。車窓から宍道湖を見ていると、湖岸ギリギリに立っている家が結構あるのに驚く。裏口開けるとすぐ湖でしょ?怖くないのかね?すごい。
ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅という今現在日本で一番長い駅名の駅を過ぎると、旅館やホテルの建ち並ぶ終点、松江しんじ湖温泉駅だ。とても綺麗で、待合所にも人がかなりいた。バス停やタクシープールも整備されていて、なんと足湯の設備まであった。モチロン無料で私も少しつかる。出雲大社で結構歩いたので気持ちよい。
ここから松江駅まで少し離れているのでバスを利用する。ここでも市内を循環する100円バスがあった。最近あちこちでこのたぐいのバスに遭遇するが、本当に便利で安くて重宝する。この他にも、観光スポットを循環するバスもあり、松江市は交通機関が充実している。
さて松江ウォーカーなる100円循環バスは、左回りと右回りがあり、右回りに乗れば松江市内の観光スポットを見て回れるのだが、生憎と時間が無く、松江駅に早く着く左回りに乗る事とする。もちろん右回りでも松江駅に着く。日帰りの旅はこういった時間に追われるところが、何とももどかしいところだ。
  リンク→松江バスロケーションシステム
  リンク→一畑バス
  リンク→松江市交通局



川跡駅にて   壁紙


川跡駅で3列車が揃う



一畑電鉄 出雲大社前駅正面


13時03分発 川跡行き
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出雲大社前駅から松江しんじ湖温泉駅の乗車券


一畑口駅でスイッチバック



松江しんじ湖温泉駅にて


松江しんじ湖温泉駅標



非常に綺麗な松江しんじ湖温泉駅正面


7.スーパーおき5号
松江駅でまず、益田駅までの特急券と出雲市駅までの乗車券を購入する。朝買った乗車券は出雲市駅まで使用しているので、松江駅から出雲市駅まで別途購入すればよいという事だ。先ほどの経験から、松江駅から結構乗車してきたので、早めにホームに上って列車を待つ事にした。
しかし、既に10人以上並んでおり、こりゃ自由席確保できるか心配になってしまった。今度は定刻にスーパーおき5号が入線してきた。降りる客も結構おり、どうやら座れそうだ。この時既に20人ぐらいの列になっていた。
ところがだ、なんかいい年したサラリーマン2人が、行列を一瞥したにもかかわらず何の躊躇もなく割り込んできた。非常に頭に来たので場所もわきまえず怒鳴ってしまった。後ろに並んでいた人たちもよくぞ言ってくれたと思ったに違いない。サラリーマン2人は渋々並び直したようだ。マナーが悪いにも程がある。どうせ地元の人間ではないだろう。
窓側に座る事が出来ても、まだ怒りが収まらないところ、なんと怒鳴ってやったヤツらは事もあろうか私のすぐ後ろに座りやがった。その後、嫌がらせ等無かったが、気持ち悪い事このうえない。普通避けるだろ。何なんだコイツら。
ま、気持ちを落ち着かせて、益田駅まで向かう事となる。すぐに検札が来て、切符を3枚出すと説明せずとも理解して頂いたようで、ハンコを押していった。昼間降りた出雲市駅を過ぎ、江南駅スーパーおき4号と交換し、大田市駅に到着。ここで自由席が一杯になり、立ち客も出た。
列車は海岸沿いを走ったり、時にはトンネルに入り、色々と車窓が変化するも、比較的単調な風景だった。残念なのは曇ってきて、少し雨も混じってきた事だ。晴れていれば日本海に沈む夕日を拝めたかもしれないのに。
江津駅に着くといつかは乗ってみたい三江線が止まっていた。波子駅スーパーまつかぜ12号と交換し、浜田駅に到着。あまり乗降はなかったようだ。曇っているので普段よりも早く暗くなってきた。そうしてようやく益田駅に到着した。自由席の半分弱が下車したようだ。
益田駅は今年2度目である。まだ記憶にも新しい。そしてとうとう山陰本線を全区間乗車した事となった。改札できっぷに無効印を押してもらい、今日の列車の旅が終わる。特急を使ったので贅沢してしまった。




松江駅標(ちょっと暗いですね)


松江駅発車案内板


8.萩・石見空港から
益田駅前のバス案内所で空港行きの切符を購入。17時20分と25分のバスがあった。近い時間に2本あるのは不自然だが、20分のバスは津和野から来た空港までの普通の路線バス。25分のはまで行く観光バス風だった。値段は同じなので見比べて25分のバスに乗った。
乗客はなんと私一人だった。何だか申し訳ないようだ。外はすっかり暗くなって、秋が深まってきたと実感する。空港まではさほど遠くなく、15分もかからず到着。
空港では離陸まで実に1時間以上も待たされる。駅から近いのだからもう少しバスと飛行機の接続時間を考えて欲しいと思う。朝、羽田のチケットレス発券機で出てきた羽田空港までのチケットをカウンターに出し、チェックイン
萩・石見空港は1日に羽田便1往復、大阪便1往復の都合2往復しか利用されない。しかも飛行機も小さめ。なんか存続大丈夫か?といった感じがする。これでは空港を使いづらいだろう。
小腹が空いたので、空港のレストランで食事をする事にした。レストランは結構混んでいたが、混むのはこの時間だけなのかと思うと、寂しさを感じる。その後、少しお土産を買ってゲートに入った。羽田空港からの到着便が少し遅れたらしく、バスの出発時間の変更を伝えるアナウンスが流れていた。
時間になり搭乗。機体はB737の500で小さい。3列×3列で、8割程の搭乗率と思われた。特にトラブルもなく、定刻より少し早く離陸した。また再びこの空港に来る事は無いだろうなと思いつつ、今日の旅を振り返る。
雲が多くて地上は見えにくいが益田の町は見えた。しかし夜の飛行はつまらないね。地形もわかりづらいし海なのか山なのかさっぱりわからない。所々地形でどこだかわかるところがあるが、もどかしい。
約1時間ぐらいで羽田空港に近づいた。西からの帰りは気流のせいで速い。滑走路はA滑走路南側だった。着陸後すごい逆噴射がかかった。今まで経験した事もないブレーキだ。腰が浮いた。後ろの席の荷物が足下を抜けていった。何だったんだろ?
スピードの残っている内に滑走路をはずれ、駐機場に向かう。すごいテクだ。そのせいかすぐに駐機場に着いた。飛行機を降りようとして驚いた。タラップがほとんどハシゴだよ。隙間から地面が見えるよ。初めての経験だ。この機種はこうなのか?
バスでターミナルへ向かうと、すぐ着いた。ゲートを抜け、弟の迎えを待つ。空港に近いところに勤めているので、便乗だ。有り難い。
  リンク→萩・石見空港
  リンク→石見交通
  リンク→防長交通



すっかり暗くなってしまった益田駅前



萩・石見空港正面


空港前にあった柿本人麿の歌碑


9.総括
何かとせわしない旅だった。朝の鳥取空港は面食らったが、そこをクリアしたらあとはうまく接続できた。米子空港を使った方が、時間的にも経済的にも余裕だったかも?と改めて思う。出雲大社へ行くために特急を使わざるを得なかったが、18きっぷでのんびりと山陰路を旅するのもよかったかも。快速も走っているし。
出雲大社は立派だった。神殿近くまでいければなお良かったが、無理はいけない。旧大社駅もゆっくりと見たかった。観光の時間に余裕を持ったつもりだったが、足らなかった。工夫をして欲張らなければもっと良いプランを立てられたろう。
全般的に天気も上々で良い旅だった。食事に恵まれなかったのは少し心残り。紅葉もあればなお良かったかな。とにかく満足度90%。ただ最近少し贅沢しすぎかも。


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