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旅の行程


H14/3/19~20 夜行日帰り


 23:16発  池袋    快速 ムーンライトえちご [4号車6D]


 04:55着
[      ] 新潟      越後線 普通列車 [3両]
 05:04発


 06:00着
[      ] 吉田      越後線 普通列車 [3両]
 06:02発


 07:12着
[      ] 柏崎      信越本線 普通列車 [?両]
 07:16発


 08:00着
[      ] 長岡      信越本線 普通列車 [?両]
 08:04発


 08:59着
[      ] 新津      磐越西線 普通列車 [2両]
 09:40発


 12:12着
[      ] 会津若松   只見線 普通列車 [2両]
 13:05発


 15:57着
[      ] 只見      只見線 普通列車 [2両]
 16:20発


 17:42着
[      ] 小出      上越線 普通列車 [3両]
 18:15発


 19:41着
[      ] 水上      上越線 普通列車 [4両]
 19:49発


 20:50着
[      ] 高崎      高崎線 普通列車 [10両]
 20:56発


 22:31着  赤羽

 
   青春18きっぷ  一回分
  ムーンライトえちご指定券(池袋~新潟) ¥510
  JR線追加分(池袋~高崎) ¥1,890


1.旅の計画・準備
平成14年春シーズン第2弾として選んだのは、ムーンライトえちご号を使って、昨夏訪ねた只見線を再び乗車するというものだった。今回は、ながら号と並んで人気の高いムーンライトえちご号に初挑戦する。
只見線を全線乗車するには、前回にも紹介したが自ずから列車が限定される。磐越西線も何気に新潟駅会津若松駅間は本数が少ないので、時刻表を逆に辿る。すると12時12分に着く列車に乗れば良いことが判った。ムーンライトえちご号はかなり早朝に新潟駅に着くので、時間潰しをして、うまく磐越西線に接続したい。ただ駅で待っているのも芸がないので、どこか迂回して乗りつぶしたい。
そこで、越後線柏崎駅まで行き、信越線で戻ってきたらどうかと考え、時刻表を辿ると、新潟駅までは戻れないが、新津駅キッチリ接続できることがわかった。これで行こう。往路は決まった。
只見線に乗った後、上越線で帰ることになるが、既に国境のトンネルをくぐる列車は終了している。越後湯沢駅から新幹線のお世話のなるのかと思ったら、乗ろうとしていた列車が冬季に限り、水上駅まで臨時延長運転してくれる。これはもうラッキーだ!余計な出費が抑えられる。しかも水上駅では接続もバッチリ。申し分ない。これでプランは出来上がった。今回もかなり長時間乗車するが、ま、大丈夫でしょう。
ところで、前回券売機のトラブルえちご号の指定券が2枚手元にある。同じ車両だが当然席は離れている。どちらか1枚払い戻した方がよいと思っていたところ、普段余り旅行に興味を示していなかった父が、連れてけという。
初めはええ~?と思ったが、春シーズンの18きっぷを5回分使い切れそうになかったので、渋々承知した。こうなると指定券を2枚持っていたことが生きてくる。しかし父にこのハードな行程を乗り切れるかどうか、そちらの方が心配の種となってしまった。



今回は2と3回目 モチロン同じ日付です


2.ムーンライトえちご号
池袋駅ムーンライトえちご号の到着を待つ。父は何だか楽しそうで、母に作ってもらったおにぎりとクーラーバッグにしこたま詰め込んだ酒やビールをもう飲もうとしている。乗るまで待てと忠告した。
ムーンライトえちご号3両編成でやってきた。普段このホームは長い編成の近郊列車が発着するのだが、たった3両の列車に気付かない人も多いのではないかとも思う。列車は6号車先頭で、1~3号車は無い。
車内にはいると、結構暖房がしっかりとかかっていて、かなりく感じた。7割方乗車していて、まず父を席に案内し、3列後ろに私が座った。私の隣には既に女性が座っていて、席交換を申し出るも、あっけなく断られてしまった。ま、これはこれで仕方ないが、席が離れていると何かと不便だ。
池袋駅高崎駅までの切符を買わなければならなかったが、100kmを越えるため券売機では売ってない。みどりの窓口ももう閉まっているので、仕方なく切りの良い1,450円の切符を2枚買った。残りは車内精算だ。前の車両から車掌さんが検札に来たので、父の方が先に検札を受ける。もう既に酔っぱらっているので、父に説明するよう促しても理解してもらえないので、予め書いておいたメモを渡すよう指示した。
165系旧急行型電車ムーンライトえちご号は、昨年乗車したながら号よりもシートピッチも広く、リクライニングもかなり効いて体は楽だ。古い電車なので多少のガタつきと、窓からのすきま風が玉に瑕だが、全然苦にならない。父の方に目をやると、もうすっかり眠ってしまったようだ。動きがない。
午前1時前、高崎駅に到着。ここで、30分程停車がある。私みたいに眠れない者達がホームに繰り出す。停車して20分ぐらいして、ボンネット姿が懐かしいいでたちの急行能登号がやってきた。しかし全然と言っていいほど乗車していない・・ように見えた。数名の客を降ろし、能登号はすぐに発車して行った。すぐその後を追いかけるのかと思ったら、まだ発車時間にならない。その間に貨物列車が2本、通過していった。
ようやく発車かと思ったら新前橋駅でまた停車してしまった。運転停車みたい。ホームは真っ暗で人気がない。停車中に貨物列車が通過していった。これで都合3本の貨物列車に抜かれたことになる。15分ぐらいして、再び発車。案内などは一切無かった。その後、車内も静かになり、眠ってしまった。気がつくと長岡駅に到着するところだった。長岡駅から先は、主要な駅に停車して行き、新潟駅に定刻に到着。ぐっすり眠っていた父を起こし、列車を降りる。しかし半分ぐらいの客しか降りなかった。残った人々はこのまま村上駅に向かうのでしょうか?
  リンク→JR東日本高崎支社



盛岡駅で買ったえちご号の指定券
 

乗車券不足分の車内精算券
3763Mが目印


3.越後線と信越本線
3月とはいえ、新潟の朝は寒い。空もまだ真っ暗だ。地下道をくぐり、越後線のホームへと移動する。ムーンライトえちご号を使って北陸方面へ移動するには、新潟駅に到着後、始発の信越線長岡駅まで戻り、新井行きに乗り換えるか、これから乗る越後線柏崎駅に向かう方法がある。越後線に乗っても新井行きに接続するのでどちらを使っても同じになるようだ。今回は、磐越西線に乗るにあたり、駅で待つより列車に乗って時間を潰そうという事にしたので、柏崎駅まで出向く運びとなった。
越後線始発の吉田行きは、ムーンライトえちご号からの乗り換え客を数名乗せ出発を待つ。先にムーンライトえちご号村上駅に向け出発していった。越後線にはほとんど客がいないので、二人でボックス席を占領する。ここで勘違い。一番後ろの車両に乗ったと思ったら、先頭車だった。新潟駅は列車の方向感覚が狂う。
新潟駅を発車してすぐ、信濃川の広い鉄橋を渡る。さっきまで暗かった空が、少し白んできた。内野駅で上り1番列車と交換。通勤客が結構乗っていた。こちら側といえば、相変わらず空いているが、駅毎に数人乗ってくる。1時間ほどで吉田駅に到着。ここで対面の普通列車に乗り換える。面倒くさいがそうなってる。少し早いが通勤時間帯に差し掛かってきて、人も増えてきた。乗り換え時間は2分しかないのですぐ出発した。
越後線は数ヶ所高架化されていて、吉田駅もそうだった。弥彦山が右手に見えた。ここから柏崎駅までの区間、駅毎に人が乗ってきて柏崎駅に着く頃には車両いっぱいになってしまった。もちろん上り線もいっぱいで、たいした乗車率である。座れたからともかく、立っていたら父には少しきつかったかもしれない。途中、小島谷駅西山駅で交換した。
柏崎駅信越線の上りホームに移動。しかし大勢の乗客に辟易。絶対に座れない。時間潰しのはずが図らずも苦痛になってしまった。少し考えれば至極当然の結果だが、策を練ることばかり執着していたので、ラッシュのことまで考えが至らなかった。一人ならば無茶できても、今回は父を連れてだったので、かわいそうなことをした。
案の定、長岡行き普通列車は満員だった。長岡駅までの45分立ちっぱなし。長岡駅で再び乗り換え。向かいのホームの列車に移動。この時は父の分だけは席を確保できた。それでも新潟駅へ向かう大勢の人を乗せ、車窓もロクに見えず何とか新津駅にたどり着けた。
  リンク→JR東日本新潟支社


4.磐越西線
新津駅で40分ほど待ち合わせ。一旦、改札を出てみることにする。二人とも小腹が空いたので駅前で何か食べようと食堂を探した。が、何もない・・。改札脇に弁当売りのおじさんがいたので、2つ購入。車内で食べることにした。新津駅は改良工事中で、所々柵がしてあり、狭い部分もあって注意が必要だ。
長いような短いような時間を待合所で過ごし、再び改札口に入る。磐越西線に乗るために、けっこう多く人が待っている。こりゃ座れないか?会津若松駅まで2時間以上あるぞ・・・。不安がよぎる。新潟方面からゆっくり列車がやってきた。見た感じ席がありそうだが、どうか?皆、我先にと席に飛びつく。あっという間に埋まってしまったかと思ったら、離れた場所に席が1つあいていた。とりあえず父を座らせ、仕方なく私はしばらく立つハメとなった。
新津駅を出ると列車は大きく左へとカーブする。田園地帯を進み、五泉駅に到着。すると、ここは大きな街なのだろうか結構降りていった。ここでようやく座れて、とりあえず安心した。対向列車を待って出発。馬下駅を過ぎると大きな大きな阿賀野川がとうとうと流れている。すごい水量が多い。湖みたいだ。ここからは山が接近してきて、トンネルなども増える。川ではいかだ船やカヌーなどがたまに見える。まだ水も冷たいだろうに・・・。
列車は川に沿うようにクネクネと進む。五十島駅で対向列車と交換。もう駅に到着しても余り乗降は無い。山肌に残雪も増えてきて、ここが豪雪地帯であることを実感する。この先列車は余り変わりばえのしない景色のまま、淡々と進む。しかしこの良い景色を肴に新津駅で買った弁当を食す。相変わらず阿賀野川も水がいっぱいだ。山都駅快速あがの号と交換。そして喜多方駅に到着した。
喜多方駅で一旦下車しても良かったのだが、このまま乗り続けた。この先、普通列車でも塩川駅を除いて日中は小さな駅を通過してしまう。この列車も例外ではなかった。広々とした会津平野をひた走り、会津若松駅に定刻に到着した。この区間は観光用にSLばんえつ物語号も走っている。いつか機会があったら是非乗ってみたいものである。


5.只見線
父にここまでの感想を聞くと、お世辞かどうか解らないが、いちおう楽しいと言ってくれた。さて、これからメインの只見線に乗るのだが、果たして4時間以上おとなしくしていられるかどうか心配である。飽きてしまっても後戻りできない。降りることもままならない。
前回、真夏の只見線小出駅から乗車した。2度目は季節を変え、逆に会津若松駅からの乗車になった。今回の只見線はどんな旅になるのか、私も少し楽しみだ。あれから幾度か長距離の旅をしてきて、経験値も少し上がった。あの時はもうこりごりと思ってしまったが、再び只見線に乗ってみたくなったのは、やはりこの路線の持つ魅力がそうさせるのだ。
発車5分前にホームに行くと、何たることか乗客でいっぱいになっていた。今日は本当に乗客数の読みが甘い。それでも何とか1つ席を確保でき、父を座らせ、しばらく立つことにした。小出駅まで通しで乗る客はほとんどいないはずなので、どこかで必ず座れるはずだ。
会津坂下駅で交換のため10分ほど停車。客も減ったが、まだ立ち客もいる。この駅から座れると思っていたのだが、アテが外れた。会津坂下駅を出ると、列車のエンジン音が変わる。急勾配をぐんぐん駆け上がる。スピードもグッと落ちるが、登っている実感がする。只見川が見えてきた。こちらも夏に訪ねたときより断然水量が多い。今年は雪解けが早いらしく、この辺はもう雪が少ないらしい。乗り合わせたお婆さんが言っていた。
会津川口駅に到着。相変わらず只見川すれすれに駅があり、雪景色と相まって素晴らしい情景を与えてくれる。少し遅れて会津若松行きの列車が到着した。昨年乗ったあの列車である。中を覗くと、全てのボックス席に最低1人は入っていた。乗客のほぼ全員が18きっぷ所持者っぽい・・・気がする。でも、只見線をチョイスする勇気に敬服いたします。
車窓の右も左もすっかり雪に埋もれてきた。相変わらず2両目の開かない小さな駅など、雪に埋もれて、人ひとりやっと通れる道があるのみになってしまっている。踏切なども完全に隠れていて、雪かきなんてしないんだな・・。自然のまんまでスケールが違う。
只見駅に到着。時刻表では列車はここで乗り継ぐようになっているが、実際はそのまま直通するようだ。会津若松駅で列車を見たとき、只見行きにもかかわらず、小出行きのサボがかかっていたからも解る。また、只見駅はホームに2本の列車が入れるようになっているが、内1本は雪に埋まっていて、実質1面しか機能していない。
只見駅で、20分ほど待つ。手荷物を車内に残し父と駅前を散策した。車掌さんに列車を離れるので、一声かけた。駅前には何もなかったが、少し離れた信号の角にそば屋を見つけた。父が食べようという。え?間に合うか?乗り遅れたら一大事だぞ。しかし、父は1度言ったら引っ込めない。躊躇していたら更に遅くなるので暖簾をくぐる。
お店の主人に訳を話して、少し急いでもらう。主人曰くあののんびり列車で来たのかと驚かれた。注文はもりそばだったので、5分もかからずに食べ終えた。全く慌ただしくて申し訳ない。今度きちんと訪ねて見たく思う。店を出たとき、出発5分前だったので、足早に駅に戻る。列車に乗ると残してきた自分たちの荷物と、同じ顔ぶれの人たちと、何の変わりばえもなく、本当に今そばを食べてきたのか錯覚すら覚える。時間になり列車は再出発。声をかけた車掌さんは、全然乗り遅れを確認した素振りがなかった。これはもうアテに出来んな・・。
こんな鄙びた只見線が廃線に直面しない理由に、只見駅大白川駅間の冬季交通需要の為と聞いたことがある。真偽は定かではないが、確かに平行する国道はこの区間冬季通行止めになってしまい、福島県新潟県分断される。列車ならほとんどトンネルなので雪の影響は少ない。とはいえ良くこの区間はいろんな理由で運休する。地元の人々も余り列車を利用していないように見えるのだが、どうなのだろう?
田子倉駅冬季通過。洞門状になっているところに駅があるので、雪には埋もれていないが、周囲は大雪でとてもじゃないけどたどり着けるモンじゃない。所々国道のガードレールが見えるが、その何倍も雪が積もっていて、どうやって除雪するのか興味が尽きない。とにかくもう自然任せでダイナミックだ。
長い下り坂の先に、大白川駅がある。少し停車し、ここで最終の会津若松行きと交換。さすがに乗っている人も少なく、陽も落ちてきて寂しさが増す。ここからは沿線の風景も少しずつ賑やかになり、建物も増え、数名が乗ってくる。魚野川の鉄橋を渡ると終点小出駅だ。今回も遥々全線無事に乗り終えられた。父もよく我慢したと思う。



会津川口駅で交換する只見線
撮影日 H17年3月2日


6.上越線・高崎線
折り返しの只見線には、学生が乗り込んでいった。外は寒いので列車の中で暖を取るのだろう。小出駅では少し接続が悪く、30分ほど待ち合わせる。ホームで待つのも何なので、改札を出るとまたまたそば屋を見つけた。上り列車が来るまで、ここで時間を潰すことにした。さっきそばを食べたのでまたかと思ったが、他にめぼしい場所がなかった。ちょうど大相撲がやっていたので時間いっぱい楽しめた。
上越線上り水上行きは区間季節列車だ。通常は越後中里駅で終点だが、冬季に限り水上駅まで足を伸ばしてくれる非常に有り難い列車だ。この列車のおかげで只見線にも乗れるし、新幹線を使わずに東京へ帰れる。この列車は今後も冬の重宝な列車として使い続けることになりそう。
通勤時間帯のため、少々混んでいたが座れた。この列車に乗っていけば後はもう楽だ。父は酒がもう体中に回り、すぐに眠ってしまった。さぞや疲れただろうと少し気の毒に思う。越後湯沢駅までに大半が降りた。もはや残っているのは私たちと同じ18きっぷ利用者っぽい。
越後中里駅で時間調整の為少し停車。外に出てみるとさすが日本有数の豪雪地帯。使っていないホームの吹きだまりがものすごいことになっていた。ところで今日は世にも珍しい土星食がある。ちょうどその時間に差し掛かってきた。空は快晴、空気も綺麗なところなのでよく観察できそう。しかし、これからというときにトンネルに突入。世紀の瞬間を見逃すハメに・・・。でも、月と土星のランデブーはしばし堪能できた。
トンネルを抜け水上駅に到着。2分の乗り継ぎしかないが、向かいのホームに列車があるので、乗り換えは楽ちん。ほぼ全員が乗り換え客だったと思う。父を揺り起こし、乗り換えるとすぐ高崎駅へ向け発車した。高崎駅で乗り換え、後はひたすら東京へ。電話して弟に赤羽駅まで車で迎えに来てもらうよう頼んだ。


7.総括
父と二人の列車の旅は、人生初めてだった。その初めての旅が思いの外ハードだったことをまず詫びたい。お疲れ様でした。行く先々で、乗車率が高かったのは計算外であった。もっとすいているものだとばっかり思っていたので、立つことも多かった。
とはいえ、事前の計画通り今回も遂行できた。予定通り事が運ぶのは極上の喜びだ。素直に嬉しい。ムーンライトえちご号のきっぷの手配のトラブルから始まったこの旅が、無駄なく無事に終えられたことに、感謝したい。
また、今回はカメラ不持参でしたので、写真はありません。


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