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旅の行程


H15/5/14 日帰り


 11:40発  浅草      東武伊勢崎線   りょうもう11号  [6号車17番]


 13:20着
[      ] 相老       わたらせ渓谷鐵道  普通列車 [1両]
 13:39発


 15:06着
[      ] 間藤       足尾町営バス
 15:31発


 15:54着
[      ] 日光清滝    東武バス
 16:05発


 16:25着
[      ] 東武日光    東武日光線  快速列車 [2両→6両]
 16:59発


 18:30着
[      ] 春日部     東武野田線  普通列車 [6両]
 18:37発


 19:04着  大宮


   特急りょうもう11号 (浅草~相老) 乗車券 ¥1,160
   特急りょうもう11号 (浅草~相老) 指定券 ¥1,000
   わたらせ渓谷鐵道 (相老~間藤) ¥1,020
   足尾町営バス (間藤~日光清滝) ¥790
   東武路線バス (日光清滝~東武日光) ¥460
   東武日光線・野田線 (東武日光~大宮) ¥1,160



1.旅の計画・準備
今回は毛色を変えて、割引一切ナシのプチ旅行に行く。春シーズンと夏シーズンの間、じっとしているのも勿体ない。かといって手広く回るといくらお金があっても間に合わない。こんな時は近場でお手軽に済ませられないかと案を巡らす。
そういえば、数年前失敗したわたらせ渓谷鐵道に、再チャレンジする機会をずっと狙っていた事を思い出す。その時は足尾町営バスの時刻が合わなくて乗り逃してしまい、泣く泣く桐生駅まで折り返した。ちょうどいい機会だから、その時の焼き直しを今回実現させようと考えた。
わたらせ渓谷鐵道間藤駅から日光市街までのバスは1日4往復。ここがキモ。今はネットがあるから調べるのが楽ちん。当時は大型時刻表にひっそりと載っているだけだったので、見当が合わなかったから失敗した。今回はここをキチンと調べ上げ、行程をサクッと決められた。
足尾日光が繋がれば周回ルートが自然と出来あがる。折り返しがあると興醒めするからね。青春18きっぷがあれば多少安く上げられるが、この程度の周遊で1回分使うのは何だかなぁと思う。私鉄線だけでも行き来できるから、シーズン外の旅で充分な気がする。


2.東武特急 りょうもう号
浅草駅から今日の旅はスタートする。私の主戦場は東武線でも東上線なので、同じ東武線でも伊勢崎線には縁が薄い。加えて池袋駅から浅草駅までの移動もややこしい。地下鉄で乗り換えながら大回りするか、乗り換え無しの都営バスで時間をかけて行くか。ま、今回は時間に余裕があったので、池袋駅から都営バス浅草駅に降り立った。
浅草駅から相老駅まで東武伊勢崎線で行く。のんびりと普通運賃のみで行く事も十分可能だが、今回は贅沢にも特急を利用しようと思う。滅多に乗る事もないし、っていうか1回乗ってみたかっただけだったりして…。
東武特急りょうもう号はほぼ30分おきに走ってくれるので便利だ。我が東上線は特急なんて無いに等しいのにね。相老駅までの特急料金も1,000円と良心的。自動券売機でボタン操作しながら切符を購入。出発時間まで待つ。
東武線浅草駅はデパートの2階にあり、初めて訪れた人は驚くだろう。ホームも狭く、カーブもついているので始発駅としては信じられないくらいの駅だと思う。改札を入ると特急乗り場にはもう一つ改札があり、特急券を確認しないと入れてもらえない。私の乗る6号車は一番後ろ。歩かないでも済むから有り難い。
お昼前の特急列車の乗車率なんてたかが知れてる。予想通り1両に半分もいない。でもまあ乗っている方か?。話違うが、昔西武特急小江戸号に乗った時、1両に3人しか乗ってないのも拘わらず、見ず知らずの人と隣り合わせになった事がある。あり得ないシチュエーションに呆れたものだ。今日も自動発券の指定券なので嫌な思い出が頭をよぎる。が、杞憂に終わり、隣はキッチリとあいていた。これが普通だよ。
列車は出発すると、いきなり隅田川の鉄橋を渡る。まさに浅草っぽい情景だ。北千住駅までの区間はゴチャゴチャしていてスピードも出ず、ただ駅を通過していくだけに過ぎない。分岐も多く、線路が複雑すぎてとても追い切れない。
北千住駅に停車。ここから乗る手もあったが、やっぱり浅草駅始発じゃないと雰囲気でない。それに北千住駅は路線が入り交じっていて複雑怪奇。慣れてない人にはお勧めできない乗換駅でもある。私も池袋駅が主戦場だから北千住駅には全く縁がない。だから分からないのである。
北千住駅からそこそこ乗ってきて、7割方埋まった。需要の高さにちょっと驚く。線路は複々線になりスピードもグンと上がる。列車はホームすらない外側線を行くが、駅毎に線路が膨らむので左右に振られる感はある。何本の列車を捲ったか数えていなかったが、次々と追い抜いてゆくのは気持ちいい。
北越谷駅より先は複線となり、東武動物公園駅に停車。開くドアが限定されており、私の乗った6号車は開かないとの案内放送が入った。ここで東武日光線と分岐し、群馬方面へ向け走る。JR宇都宮線との乗換駅である久喜駅をあっさり通過していった。
秩父鉄道との接続駅の羽生駅も通過。板東太郎利根川を渡りいよいよ群馬県へ突入。そして線路が次々に分岐して行き、館林駅に到着。降りる客も結構多い。ここから北関東の各方面へ向け支線が別れてゆく。まず左に東武小泉線が別れて行き、続いて右に東武佐野線が離れてゆく。伊勢崎線もこの先は単線になる。
車窓は畑の中を走ったり、市街地を通ったりと変化に富み、忙しい。渡良瀬川の河川敷が見えてきて、足利市駅に停車。JR両毛線足利駅は川の対岸にあり、乗り換えには不便との事だそうだ。再び東武小泉線が合流し、太田駅に停車。現在、高架駅へと変貌を遂げるため、大規模な工事中だった。ここで乗客の大半が降りてしまった。
りょうもう号太田駅から東武桐生線へと進路を変える。薮塚駅新桐生駅と停車。そして両毛線を上に跨いで、わたらせ渓谷鐵道と寄り添い、相老駅に到着。私を含め10人ほどが下車。浅草駅を出てから1時間40分。さすがに速かったね。
  リンク→東武鉄道・東武ランド


特急りょうもう11号指定席特急券
席番が通し番号なので窓側か通路側かは
行ってみないと分からない


3.わたらせ渓谷鐵道
相老駅は改札なしに乗り換えられた。しかし、切符を買っておかないと後々面倒なので窓口へ行き精算。これで安心。それにしても列車の来ない駅は静かだな~。春の陽光と相まって、瞼が重くなってしまいそう。ゴウゴウと重々しい響きと共に、わたらせ渓谷鐵道葡萄色した列車がやってきた。列車は一両で、席はほとんど埋まってしまっていた。割って座るのも気が引けたので、立ったまま移動。
大間々駅に到着。乗客の大半が降りてゆき、席にありつけた。運転士さんも交代のようだ。構内には数両の車両と、古ぼけてもう走れないだろうと思われる車両が留置されていた。駅舎は趣のある造りで、歴史を感じさせる。ここで上り列車と交換もした。
大間々駅を発車すると渡良瀬川に沿って進行する。段々と勾配もついて、渓谷へと入っていく雰囲気が出てきた。水沼駅に到着。ここは駅舎に温泉施設のある駅で知られる所だ。列車から訪れた事はないが、車で何度か来た事はある。露天風呂もあって中々良い施設だ。
列車は常に右手に渡良瀬川を眺めながら進んでゆく。わたらせ渓谷鐵道の駅はどれも無人駅のようだが、いずれも綺麗に整備されており、感じがよい。花壇があったり、待合所の雰囲気が良かったり。存続が危ぶまれているという情報も聞くが、地元に愛されているんじゃないだろうかね。
神戸(ごうど)駅に停車。列車交換する。こっちも乗客はまばらだが、そっちもそのようだ。神戸駅を出ると長い長いトンネルに入ってゆく。トンネルの外には草木湖が広がっているはず。勾配も更にきつくなった。鉄橋を渡り、渡良瀬川の左岸へと移った。
渡良瀬川に目を落とすと、角の取れた白くて丸い大きな岩が目立つ。季節柄、水量は少なめだが、渓谷の美しさは堪能できた。煙突や工場が見えてきた。もうすぐ通洞駅である。錆びついた廃工場や、何かの施設跡のような廃屋が、今なお寂しさを醸し出す。足尾銅山で栄えたこの街も、公害を出してはどうにもならなかった。今ようやく観光に力が入ってきたところだと思う。
足尾駅に到着。普通列車と交換。数年前、ここから日光へ向けバスに乗ろうとした。駅前にはバス停はなく、ちょっと歩いた道路の角にバス停があった。が、僅か5分違いでバスは発車した後だった。当時の大型時刻表には大雑把な時間しか乗っておらず、当然列車と接続するものと思ってタカをくくっていたのが大間違い。悔しい思いをしたものだ。その日は泣く泣くわたらせ渓谷鐵道を折り返した。夕闇が迫る中、一人淋しく1時間以上も駅で待っていた記憶が鮮明に甦る。
その時は足尾駅で降りたため、間藤駅までの区間は未乗だった。今日、改めて最後の一駅間を乗る。まるで宮脇俊三先生みたいだなと、勝手にダブらせてしまった。
  リンク→わたらせ渓谷鐵道


4.足尾町営バス・東武路線バス
間藤駅に到着。ここまで乗った客は3人だけだった。間藤駅は想像していたより綺麗な駅だ。無人駅ではあるが、駅舎の中にはやはり宮脇俊三先生にちなんだグッズが紹介されていた。列車の旅を楽しむにあたり、やはり時刻表2万キロは読んでおくべきだろうと思う。いつか自分もJR全線完乗してみたいと思っている。
5~6段の階段を降りたところに道路があり、バス停も分かりやすいところにあった。今回はキチンと時刻を調べてきたので安心。バス到着まで30分程ある。ここは山あいの静かなところで、待つ間は何もする事がない。国道から外れたこの道路もこの先行き止まりとあって、通る車もまばらだ。人通りなども全くない。折り返し列車の運転士さんも手持ちぶさたのようで、ホームをウロウロしていた。乗る客もなく、寂しそうだ。
ボーッと待つ時は時計の進みも遅く感じるものだ。随分長く待った気がしたが、ほぼ定刻にバスがやってきた。バスは小型の路線バスで、整理券を取って前乗り前降りであった。すでに乗っている客は5人。これもまた寂しい。間藤駅わたらせ渓谷鐵道の運転士さんを残して出発した。
バスは国道まで戻り、日光を目指して登坂してゆく。この道も車では何度も何度も通った道。大体の様子は分かっている。バス停はあるものの乗降客は皆無で、運賃表の数字のみが徐々に上がっていくだけである。もっともバス停なんか要らないだろうという所も多い。
長い日足トンネルを抜けると、日光はもうすぐ。大谷川の橋を渡り、国道120号線の交差点を迎えた。バスは旧道に入り、清滝地区の細い道へと向かう。このあたりに友人の実家があり、訪ねた事もある関係から、よく知っている。バスは清滝東武バス車庫で終点となる。
運賃を精算し、すぐ隣にある東武バスに乗り継ぐ。足尾町営バスが遅れたらどうしようかと思ったが、人の乗降や道路の混雑が無かったので大丈夫だった。距離的にも日光足尾はそんなに離れていないので助かる。しかし運賃は高めだな…。
ここまでガラガラだった車内とは一変、東武バスは結構乗っていた。時間になり出発。再び国道へ出て、ダラダラとした長い坂を下ってゆく。途中、高校前でグレーのブレザーを着た大量の女学生が乗ってきた。もう、スクールバス状態。しかしまあ、良く喋る喋る。
日光東照宮前のお土産街を抜け、神橋脇を曲がると日光駅まで一直線。満員のバスは東武日光駅へ着いた。後ろの方へと追いやられていたので、降りるのも大変。バスも予定よりだいぶ遅れて走ったようだった。
  リンク→東武バス


5.東武日光線ほか
さて、今日の旅も返る時を迎えた。東武線でどこまで行くか全く決めていなかったので、路線図とにらめっこ。浅草駅北千住駅へ行くのも芸がないので、東武野田線に乗り継ぎ、勝手知ったる大宮駅まで行こうとここで決めた。ここからはわざわざ時間を決めておかなくとも、列車はひっきりなしに走ってくれる。全く心配はない。
行きも特急りょうもう号に乗った事から、帰りも特急列車しゃれ込もうと思ったが、次の発車が特急列車に引けを取らない快速列車だったので、そちらを選択。東武日光線快速列車特別料金ナシにも拘わらず、停車駅が少なく、クロスシートでお得なサービス列車。人気も高い。
まだ明るさが残る時間に日光を去るのは勿体ない気がしたが、今日はプチ旅行。とっとと帰るのが吉。列車に乗り込む。東武日光駅はホームが2段構えになっていて、変だ。広い構内の割に無駄も多くて、不思議に思う。まぁ、混む時は殺人的に混むからなのかなとも思う。
快速列車はハズレの変なホームからの出発だ。2両編成のちょこんとした列車は、ユーモラスでもある。まだ時間が早いせいか、半分以下ぐらいの乗車率で出発した。次に停車の下今市駅鬼怒川方面からの列車と併結。先に入っていた列車のお尻に合体。6両編成になった。下今市駅からの乗車も結構いて、席の大半が埋まった。
列車はJR日光線と交叉し、杉林の中を軽快に進行する。新鹿沼駅新栃木駅栃木駅にだけ停車。停車駅が少ないのが本当に嬉しい。普段から各駅停車ばかりなので、駅を通過していくと不必要に興奮するなぁ。その後も新大平下駅板倉東洋大前駅だけ停車し、東武動物公園駅まで戻って来てしまった。ここから更に乗客が増える。ただでさえ短い6両編成のうえ、ボックス席なので余計に混んでいる感じ。加えて2ドアなので乗り降りにも余計に気を遣う。
行きには通過した春日部駅に到着。乗客をかき分け何とか下車。はぁ、しんどい。帰宅ラッシュと相まって、春日部駅も人の動きが忙しい。野田線のホームに移動して更に混んでいる事にショックを受けた。こんな事なら、あのまま乗っていってしまえば良かったと後悔。
春日部駅のホームに上下線同時に列車が到着。そう、東武野田線未だ単線だったのだ。大宮行きの列車はすでに大勢の客を乗せている。ここで乗り換えがあるにせよ、降りる客より乗る客の方が圧倒的に多い。ドア付近などギュウギュウの状態春日部駅を発車した。一日の終わりにこういった混雑に巻き込まれると、疲労が倍増してしまうなぁ。
駅毎に乗客も増え、更に混雑度が増す。岩槻駅からは複線になったようだが、スピードはたいして変わらない感じ。そしてようやく大宮駅に到着した。野田線のホームは大宮駅北側にあり、先頭車方向の改札へ向けゾロゾロと歩いて行く。折り返す列車にも乗客が多くて、輸送の効率は良さそうな気がした。


6.総括
日光へは毎年訪れる。もっとも車でだが、紅葉シーズンを見送り、冬枯れした日光に来る。シーズンオフの日光に見るべき物は何もないが、返って空いている日光が好きだ。もちろん昨冬も来たし、今冬も行く予定。一年を締めくくるドライブはいつも日光と決めている。今回久し振りに新緑の日光を訪れた。毎年見る光景と違い、風も爽やかで気持ちよかった。
数年前失敗したコースの焼き直しだったが、ついに思いを遂げられた。今回はJR線を使わず小さな周回ルートを辿ってみた。最近遠出が多かったので物足りなさもあるが、たまにはこういったミニコースも新鮮だった。その割にはお金が少々かかったけれど。
18きっぷの谷間は、お手軽ルートで間つなぎし、来るべき夏シーズンまでのガス抜きだ。そうでもしないと、妄想ばかり膨らんで、とんでもなく無茶な行程作成を阻止できる。5月、6月は日も長く、お天気さえ良ければ旅するのに良い季節。18きっぷに縛られず、どんどん列車の旅に出て行きたいものだ。


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