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旅の行程


H14/7/31 日帰り


 06:46発  上野      常磐線 普通列車 [12両]


 08:52着
[      ] 水戸      常磐線 普通列車 [4両]
 09:05発


 10:45着
[      ] いわき     常磐線 普通列車 [4両]
 10:52発


 12:06着
[      ] 原ノ町     常磐線 普通列車 [4両]
 12:22発


 13:43着
[      ] 仙台      仙山線 快速仙山11号 [4両]
 13:48発


 14:57着
[      ] 山形      左沢線 普通列車 [2両]
 15:10発


 15:51着
[      ] 左沢      左沢線 普通列車 [2両]
 16:01発


 16:44着
[      ] 山形      奥羽本線 普通列車 [4両]
 17:19発


 18:12着
[      ] 米沢      奥羽本線 普通列車 [4両]
 18:17発


 19:02着
[      ] 福島      東北本線 普通列車 [6両]
 19:33発


 21:31着
[      ] 黒磯      東北本線 普通列車 [8両]
 21:42発


 22:33着
[      ] 宇都宮      やまびこ56号  [自由席]
 22:39発


 23:06着  大宮

 
  青春18きっぷ 一回分
   やまびこ56号 (宇都宮~大宮)乗車券 ¥1,280
   やまびこ56号 (宇都宮~大宮)特急券 ¥1,790



1.旅の計画・準備
平成14年夏、セカンドステージは山形の左沢(あてらざわ)までの往復を選んだ。前回のアルペンルートで少し出費が嵩んでしまったので、それを抑えるため普通列車のみで往復できるルートを探る。このところ東北方面にご無沙汰だったので、その辺からチョイス。
左沢へ行くにはまず山形を目指さなければならないが、奥羽本線の普通列車が何とも乗りづらい。午前中のいい時間帯には一本もない。却下。ゆえに遠回りだが仙山線を選ぶほかない。
左沢からの帰りは奥羽本線の普通列車が今度は使えそう。ただ、宇都宮線上り最終列車への接続なので、何かトラブルでもあったら一大事。どこからでも新幹線でエスケープできるようチェックしておく。
東北方面への夜行列車がないのは何でだろうねぇ。今回もできればついでに長井線も絡めたかったが、どう工面しても時間的に無理っぽかった。(もっとも新幹線を使えば十分可能だが…。)まぁ、この辺りは今後も頻繁に通るでしょうからその時までお預けということにしておこう。


3回目に使用


2.常磐線で北上 上野~いわき
仙台駅へ向かうにあたり、最寄り駅を始発電車に乗って出かけたとする。東北本線で行こうとすると、赤羽駅で一番列車に必ず乗れる補償がない。というのも埼京線宇都宮線赤羽駅到着時刻が同じだからだ。当然ホームは別だし、何よりも赤羽駅の階段は長めだ。それでいて乗れれば御の字だが、万が一逃して次発で行った場合、福島駅2時間近く足止めを喰らう。阿武隈急行新幹線のお世話も考えなければならない。
その点常磐線経由だと、やはり日暮里駅乗換でも一番列車には間に合わないが、次発で行っても接続は悪くない。もともと時間は余計にかかるが、リスクなく出向けるのでこちらを選んだ。
図らずも上野駅発6時46分の列車は、去年の水郡線の旅にも使った列車である。もう1本前にも乗れる列車があるが、結局いわき駅での接続が一緒になる。それなら少しでも朝を楽にしたい。前回同様、余裕で上野駅を出ても日暮里駅でやっぱりいっぱいになった。
この列車は勝田駅行きだが水戸駅で下車。座席確保のため、次のいわき行き始発に乗るためだ。水郡線ホームに前回見送った常陸太田行きが入線していた。私が乗るのは1日だけだが、列車は毎日毎日同じ時刻に同じように走る。1年経ってもつい昨日のように感じられる。
折り返しのいわき行きが到着。短い編成なので混み合った感じだ。日立駅で後続のスーパーひたち7号と接続。サボ見たら仙台行きだって。カネがあれば飛び乗りたい…。今日もいい天気で日射しが眩しい。車窓から太平洋のおおらかさがよくわかる。この景色だけをとっても、常磐線を選んだ甲斐があるってものだ。
  リンク→JR東日本水戸支社


3.常磐線で北上 いわき~仙台
いわき駅に到着。去年に引き続きこのホームに立つ。さて、この先は初めての区間だ。接続もすぐで乗り換えも楽チン。席について出発を待つ。しかし今日も外は暑い。
四ツ倉駅までは複線だがその先は単線になった。富岡駅で交換。あまり変わりばえしない風景とレールの響きで途中少しウトウトしてしまった。1時間ほどして原ノ町駅に到着。ここで乗り換え。
接続に少し間があるので、そばをすする。そのあいだに、今乗ってきた列車はいわき駅折り返していった。仙台行き普通列車が回送されてきた。が、それは何と701系だった。ロングシートか~、更に居眠りを誘発しそう…。
列車は定刻に出発。乗客は少なめ。隣の鹿島駅で交換。列車は455系だった…。その後も坂元駅逢隈駅で交換。駅毎に乗客も増えていった。岩沼駅まで来て東北本線と合流。周りも都会らしくなってきた。
  リンク→JR東日本仙台支社


4.仙山線で山形へ
仙山線への乗り換え時間は僅か5分。乗り換えるには充分だけれど、さすがに望みの席は確保できない。仙山線はこの先左方面に進むハズだが、ホームはなぜか東北本線より右側にある。仙台駅で方向感覚が狂わないよう注意したい。仙山線の列車は転換クロスシートになっていて、旅するには良いが一人座っていると中々相席しづらい。案の定全てのシートは一人以上で埋まっており、最後尾ドア脇に座ることにした。
出発した列車は、東北本線を跨いで山形方面へ進んでゆく。何でわざわざこんな線形にしたのか判らない。しばらくそのまま高架上を走る。北山形駅で交換。辺りは市街地っぽくて人の出入りも頻繁だ。
次の停車駅の愛子(あやし)駅に到着。皇太子さまの内親王さまと同じ字ということで一時話題になった駅だ。仙山線はこの愛子駅で折り返す列車のほうが多く、この先はめっきりと本数が激減する。乗っている列車は快速列車だが、この11号は数少ない停車駅の多い快速列車で、この先山形駅まで各駅に停車してゆく。そんな訳で駅によってはひどいもので、次に停車する陸前白沢駅なぞ、この列車の前はなんと4時間以上前である。いやはやなんとも…。
仙台の奥座敷、作並駅に到着。ここでも交換。作並温泉への玄関口でもあるが、この時間になると帰り客の方が多いようだ。オバちゃんグループが上り列車に乗り込んでいった。出発したときはそこそこの乗車率だったが、この先は1両につき数人までになってしまった。
坂を上り、県境の長いトンネルを抜けると山形県に入る。そして、芭蕉で有名な山寺駅に到着。列車から見上げると崖の高いところに見えた。いつか機会があったら訪ねてみようと思う。列車は楯山駅でも交換。そして奥羽本線と合流する羽前千歳駅に到着した。
羽前千歳駅は島式のホームだが、片側は狭軌の仙山線専用。もう片側は標準軌で新幹線も通る不思議な駅だった。しかも駅を出ると軌間の違う線路平面で交叉し、左右が入れ替わる。一見複線のようだが、単線を平行に敷いてあるとでも言おうか。北山形駅でこれから乗る左沢線と合流。ここで乗り換えも可能だが、乗る列車は同じなのでそのまま山形駅へ向かうことにした。


仙山線愛子駅標 車内より撮影
 
左沢駅で買った乗車券


5.左沢線往復
山形駅に到着。乗り換えに少々余裕があるので改札を出て周辺をうろつく。新幹線開通前に車でこの辺りを訪ねたことを思い出すと、随分と雰囲気が変わったような気がする。すっかり綺麗になって違う駅みたいだ。駅のロッテリアで小腹を満たし、今日のメイン、左沢線に乗車する。
列車はキハ110系の2両編成。左沢線専用のペイントを施してある。しかしまぁ山形駅に出入りする狭軌道の列車は先の仙山線とこの左沢線だけになってしまった。左沢線に何かあったら仙山線を経由しないと列車を送り込めない。厄介だろうなぁと余計な心配をしてみる。
列車は乗客も少なく、定刻に発車。北山形駅までは仙山線と同じレール上を走り、駅手前で分岐する。その北山形駅V字のようになっていて、ホーム同士は地上では繋がっていない。乗り換えにはやや不便か。列車はのどかな田園の中をトコトコ進む。羽前山辺駅で交換。そして寒河江駅に到着。寒河江駅では列車が数両留置されていた。
ほとんどの人がここで降りてしまい、僅か5~6人だけ乗せて左沢駅に到着した。これだけ少ないと青春18きっぷを見せて下車するのもチト気が引けてしまう。そんな気弱な私は折り返しの列車に乗る際、寒河江駅までのきっぷを購入してしまった。
左沢駅で外に出たが、特にこれといったものもなく寂しさを感じる。10分ほどで折り返すが、乗る客もほとんどなく列車に戻って出発を待つ。それでも寒河江駅まで戻ると結構乗り込んできた。左沢線はどうも山形駅寒河江駅の間がメインなのかな。往復約2時間の旅はそんな感想を持つ旅でもあった。


左沢線普通列車 左沢駅にて
青い塗色が印象的
 
サイドの文字がフルーツラインとなっている
花笠踊りの絵もあるようだ


6.奥羽本線で峠下り
再び山形駅に戻る。さて、行きは断念したが帰りは峠下りを経験する。駅でお土産をチョイチョイと選んでホームへと戻る。ちょうど東京行きつばさ142号が発車するところだった。そんな新幹線を横目に普通列車の方へと向かう。まだ発車15分前だというのに、結構乗っている。といっても学生さんが多い感じだ。
接続する上り普通列車が到着した。しかし、ほとんど乗り継いでこない。山形駅を通り過ぎる客は少ないようだ。定刻になり米沢に向けて出発。中川駅で普通列車と交換。そして赤湯駅では新幹線と交換だ。これはもうある意味凄まじい光景だ。更に次の高畠駅では後続のつばさ100号に捲られた。実際に目の当たりにすると、普通列車新幹線同じ線路上を行き来するのはやはり違和感があるものだ。
米沢駅に到着。向かいのホームに乗り換え。もう辺りも暗くなり始めてきた。ほとんどが米沢駅で降りてしまい、乗り換え客は少なめ。その代わり今乗ってきた折り返しの山形行きはかなりの乗車率だ。
さて、福島駅までの区間は急勾配で有名な名物区間である。かつては大沢駅峠駅板谷駅赤岩駅と4駅連続してのスイッチバックとして名を馳せた所でもある。願わくばそれを一度でいいから経験したかった。今となっては後悔の念しか残らない。
関根駅からはどうも複線になるようだ。2回ほどつばさ号とすれ違った。路線はトンネルあり鉄橋ありきついカーブありと変化に富む。両側が山だから景色はさほど良くない。しかも山蔭だから更に暗く感じる。速度標識が3つあって、車両特性に応じて制限速度が違う模様。
峠駅に到着。駅全体がシェードの中にあり、薄暗い上に気味悪さすら感じる。しかしスイッチバック遺構らしきものがあり、機会があったら探検したくなった。それは板谷駅赤岩駅でも感じた。赤岩駅を過ぎると福島の街の灯りがダイヤモンドのように輝いて見える。ようやく峠道を下ってきたなと感じた。
笹木野駅を出ると新幹線用のスロープがある。普通列車は決して入ってはいけない禁断のスロープ。その横を地べたを這うように福島駅へと進んでゆく。


7.東北本線で帰郷
福島駅に到着。軌間の都合上、奥羽本線(山形線)専用ホームから発着する。ホーム対面に親切にも郡山行きが出発を待っていたが、その先の足がないので見送る。次の上り黒磯行きの発車まで30分ほどあるので食事を済ませる。いくらギチギチの行程でも、食事の時間は必要だ。プラン作成の段階で是非とも注意したい。
列車はグリーンラインの古い急行型の455系。貴重かつ有り難い車両だ。まだ帰宅ラッシュの時間帯ゆえ、始発だというのにあっという間にいっぱいになる。前回の教訓から、黒磯駅乗り換えの手間省きの為、先頭車両に乗車した。外はもう暗く、車窓は拝めない。ただ帰るためだけに時間を潰す。
駅毎に乗客が減る。無人駅ではその都度車掌さんが切符を回収する。が、結構いい加減のようにも見える。でもまあこんなものか。郡山駅に到着。再び混む。それでもやはり、また駅毎に減ってゆく。車掌さんも手持ちぶさたになってきたのか車内検札に切り替えた。
黒磯駅で乗り換え。相変わらず階段を移動。しかもこれが黒磯発の終電車。まだ21時半すぎですぜ。早すぎる気もするが…。しかも大宮止まりだし。そしてこれがまた厄介で、大宮駅京浜東北線に乗り換えなければならないのだが、接続時間は僅か1分。しかもホームは明らかに離れている。これどうよ?。乗り遅れたら完全にアウト。家までたどり着けないのは必至。
1日長い長い旅をしてきて、最後の最後に駆け足しなければならないのは苦痛ってモンだ。おそらく接続を取ってくれるとは思うのだが乗れる補償は全く無し。これじゃ危なっかしいので新幹線のお世話になることとした。問題はどの区間を利用するかだ。
するとやっぱり、宇都宮駅から大宮駅まで使うのが一番効率的。っていうかこの時間じゃそれしか選択肢が無さそう。本当は小山駅から使えれば一番安くあがるのだが、生憎ともう列車がない。というわけで宇都宮駅までとりあえず移動。
最終の大宮行き宇都宮駅9分間停車する。この間に上り新幹線も発着する。きちんと接続するようにうまく出来てら。きっぷは予め福島駅で購入しておいた。乗り換えにまごついて、乗り遅れたら計画がパーだしね。最終の新幹線ということもあり、余裕で席をゲット。しかし本当に新幹線は楽だねぇ。この時間ならと、大宮駅から埼京線に乗り換えて帰宅した。


福島駅で買った新幹線のきっぷ


8.総括
左沢までの大きく回る周回ルートは、変化に富む楽しい旅でした。ただ、やはり1日中普通列車に乗りっぱなしというのは、かなりの覚悟と根気が要るのは間違いなさそうだ。実際今回も帰りはダレ気味でした。遠くの目的地周辺は見るもの触れるもの全てが新鮮で気の入れ方が違うが、通るだけに使うところはどうしてもいい加減に扱ってしまう。
青春18きっぷ1枚でこれだけのことが出来てしまうというのは、このきっぷの凄さでもあり、魅力でもあるでしょう。このきっぷの大義名分が、普通列車に揺られて、のんびりと旅してみませんかであろう。今回の旅はそんな旅だったように思う。


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