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旅の行程


H14/10/8~9 夜行日帰り


 23:26発   赤羽    快速 ムーンライトえちご号 [5号車3C]


 04:55着
[      ]  新潟     越後線 普通列車 [3両]
 05:08発


 06:00着
[      ]  吉田     越後線 普通列車 [3両]
 06:02発


 07:12着
[      ]  柏崎     信越本線 普通列車 [4両]
 07:23発


 08:06着
[      ]  直江津    北陸本線 普通列車 [3両]
 08:15発


 09:41着
[      ]  魚津/新魚津 富山地方鉄道線 普通列車 [2両]
 10:02発


 10:46着
[      ]  宇奈月温泉  黒部峡谷鉄道線 トロッコ列車
 11:06発


 13:20着
[      ]  宇奈月   富山地方鉄道線  特急うなづき10号
 13:46発


 14:50着
[      ]  富山     北陸本線 普通列車 [3両]
 15:14発


 17:01着
[      ]  直江津    信越本線 普通列車 [4両]
 17:06発


 18:42着
[      ]  長野      しなの鉄道線 普通列車 [3両]
 21:00発


 21:40着
[      ]  上田       あさま534号  [自由席]
 21:53発


 22:54着   大宮


   鉄道の日記念きっぷ  一回分
  ムーンライトえちご号指定券 (池袋~新潟) ¥510
  JR線追加分 (赤羽~高崎) ¥1,620
   黒部峡谷鉄道 (宇奈月温泉~出平)往復 ¥1,380
   富山地方電鉄 (新魚津~宇奈月) ¥900
   うなづき10号 (宇奈月~電鉄富山)乗車券 ¥1,790
   うなづき10号 (宇奈月~電鉄富山)特急券 ¥200
   しなの鉄道   (篠ノ井~上田) ¥490
   あさま534号 (上田~大宮)乗車券 ¥2,520
   あさま534号 (上田~大宮)特急券 ¥2,520



1.旅の計画・準備
青春18きっぷは毎年、春と夏と冬の期間に発売される。主に学生が休みになる期間とほぼ一致している。しかし青春18きっぷには年齢制限など一切無いから、私のような者でも利用できる。しかし、旅行者にとって最も行動しやすい時季は、やはりではないだろうか。ところが秋には青春18きっぷの発売は無い…。
そんな時は青春18きっぷの類似きっぷである鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷを使おう。10月14日鉄道の日に定められていることから、全国の鉄道事業者はこの日に何らかのイベントをすることが恒例となっている場合が多い。JRではこの記念事業の一環として乗り放題きっぷを発売する。
内容は青春18きっぷと同じもの。違うのは期間が16日間と短め。5回でなく、3回分使えて値段は9180円18きっぷよりは割高。そんなところか。
今回はそんな鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷを使って、旅に出ることにした。行き先はズバリ黒部峡谷鉄道。この夏、立山黒部アルペンルートへ出向いたが、その絶景が忘れられず、またまた足を運びたくなってしまったからだ。夜行日帰りでも充分可能だし、美しい紅葉を見て癒されたい。そんな気持ちが私をまたまた旅に出すのであった。


鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ
青春18きっぷとは微妙に違う


2.快速ムーンライトえちご号
ムーンライトえちご号に乗るのは春以来であった。今日は赤羽駅からの乗車。2~3分遅れ気味の案内があって間もなく、長い赤羽駅3両でちょこんと止まる。事前に足下の表示を確認しておかないと走るハメになる。今回は訳あって禁煙車の通路側を選択。少し禁煙でもしてみようかなっていうのが理由。どうせダメだろうけど。
列車に乗ると空席が目立つ。シーズンじゃないからだろうか。隣も空いている。そしてそこは新潟駅までずっと空いていた。でも一応高崎駅を出るまでは来るんじゃないかと心配したのだが、来ないと判ると横になって休むことにした。いけない事だけど、おかげで楽な乗り心地だった。
赤羽駅を出てすぐ、隣の高崎線の線路に同じ方向のホームライナー鴻巣7号が追い抜いていった。しかしホームライナーは浦和駅で止まるので、程なく差し返す。大宮駅ではやっぱり指定券を持たない輩が数人乗車してきたようだ。でも検札で料金を払った模様。今日は空いているから車掌さんも幾分楽そう。そんな連中はやっぱり高崎駅で降りていった。
横になれたので比較的眠れた。気付くともう東三条駅まで来ていた。洗面所で洗顔し身支度を調える。そして新潟駅に到着。外は未だ暗い。そしてひんやりする。半袖で来てしまったのでこりゃちょっとヤバいなと感じた。
  リンク→JR東日本新潟支社


ムーンライトえちご号指定券


3.越後線・信越本線・北陸本線
越後線のホームへ向かう。前に一度経験しているから問題なし。えちご号からの乗り換えは少なめ。っていうかほとんどいない模様。下りの始発列車なんてこんなものだ。今回は長岡経由で行こうとも考えたが、新潟駅で30分ほど待たなければならないのでやっぱり越後線を選択した。
前回同様、吉田駅対面乗り継ぎ。そして柏崎駅に到着。通勤時間帯に入ってさすがの越後線も満員となっていた。ここで漫画のような展開。前を歩く若いOLさんからハンカチがはらり。気付かず行ってしまうので、拾って追いかける。しかし漫画ならこの先ドラマチックな展開が待ち受けてるが、一礼だけされてそそくさと雑踏に消えていった。そんな都合良く行かないわな、やっぱし…。
10分ほど待ち合わせで、新井行き普通列車が来た。反対方面ほどではないがやはり混んでいる。ドア際に立って外を眺めながら乗車。鯨波海岸米山などこの辺は風光明媚な美しい海岸線に沿って進むも、山が迫っているため険しい。トンネルも多い。でもこの景色が好きなんだなぁ。
直江津駅に到着。乗り換えは連絡階段から少し離れた切り欠きホームだ。ちょっと面倒臭い。直江津駅を境にJR東からJR西になり、直流から交流になる。その為の措置のようだ。
直江津駅を発車。列車は嬉しいことに寝台特急を改造した417系だった。頭上の網棚と金属の出っ張りが折りたたみのベッドの名残を伺わせる。普通列車ながら一度は乗ってみたかった車両だったから嬉しい。
列車は北陸本線で最も険しい区間にさしかかる。トンネルの連続は残念だが、こうでもしないと安全に先に進めない。途中トンネル駅で知られる筒石駅に到着。ホームが狭く、本当に危険。でもいつかは一度下車を試みてみようと思う。
糸魚川駅に到着。大糸線の車両があった。昨年を思い出す。列車は姫川の鉄橋を渡り、親不知へ。ここも険しいところだなぁ。高速道路は海にはみ出しているし…。そしていよいよ富山県に突入。順調に予定をこなしてゆく。
  リンク→JR西日本金沢支社


4.富山地方鉄道
黒部川を渡るともうすぐ魚津駅だ。居眠りなんかして乗り過ごすと大変な事になってしまう。きちんと確認して下車。JR魚津駅地鉄新魚津駅はお互いに見えるものの改札内に連絡通路はない。しかし連絡橋の残骸があって、かつては繋がっていたのかも知れない。
改札を出て左に進むと、綺麗に整備された地下道入口があった。地鉄のホームに行くためにはそこを通らなければならない。そして地鉄新魚津駅の改札は、地下道の中にあった。こんな感じだと乗り換えには急いでも5分ぐらい見ておかないとならないかな。今日は20分あるから余裕はあった。
宇奈月駅まで券売機で切符を購入。階段でホームに上がる。生憎と曇だった天気が泣き始めた。もうちょっともってくれたら良かったのに。ホームで佇んでいたら電鉄富山行き上り列車がやってきた。ここで交換待ち。程なく宇奈月温泉行き普通列車も到着。空いていたのですぐ座れた。
列車は一旦、北陸本線と離れる。なぜか海側に向かってだ。その後、大きく右カーブし、勾配を稼いで北陸本線をほぼ直角に跨ぐ。何ともダイナミックなルートだ。電鉄黒部駅に到着。ここで駅の様子を窺う。場合によっては帰りにここからJR黒部駅まで移動するかも知れない。徒歩だと厳しいのでタクシーを使うつもり。果たして駅前にタクシーはあるのか?。チラリと見ただけなので確信は持てないが多分いる。いて欲しい。いないと困る。ま、大丈夫でしょう、と楽観してみる。
列車は平野部をこまめに停車してゆく。あまり乗降は無い。そのうち段々と山深くなっていった。黒部川に沿って進んでいくと終点、宇奈月温泉駅だ。魚津から40分ぐらい。意外と近かった。
  リンク→富山地方鉄道


5.黒部峡谷鉄道トロッコ列車
宇奈月温泉駅を降りると、黒部峡谷鉄道の乗り場まで案内が出ていた。案内に従って歩く。普通に歩いても10分はかからない。ただ小雨模様なので必然的に足早になる。有名な温泉街だけあって、土産物店などたくさんあって楽しそう。しかしそんな所には目もくれず、急いで乗り場まで行く。
平日とはいえ紅葉シーズンの走りということもあり、トロッコ列車の乗り場は人が大勢いた。が、何やらおかしい。なんでも、崖崩れのため復旧の見込みが立たず、途中で引き返しての運行だそうだ。なんだそりゃ~!。何のためにわざわざここまで来たんだよ~!。そういうことは魚津駅にでも掲示しておいて欲しい。情報収集能力の限界を感じる。切符売り場では乗車をやめようかといった客の声も耳に入る。個人旅行ならともかく、団体観光旅行のお客さん達は代替の案も無いだろうから、折り返し承知で乗るようだ。私もどうしようかと悩むも、折角ここまで来てしまったのだから、さわりだけでも経験しておこうと、切符を買うことにした。
黒部峡谷鉄道には欅平駅まで3つの駅がある。しかしそれとは別に客扱いしない駅もいくつかある。おそらく下車するに値しない駅なのだろう。今日の運行はそんな駅の一つである出平(だしだいら)駅までらしい。客扱いしないから、そこまで行って、乗ったまま降りずにそのまま折り返すという。何ともナメた対応である。しかも驚くことに、客扱いしないにもかかわらず、出平駅までの運賃がちゃんと設定されているし、硬券切符もある。何だこれ?。
兎にも角にも、11時06分発の列車に乗った。トロッコ車両には、窓のついたものや椅子が上等のものなど、差がついているものもある。もちろんそういった特別車両に乗るためには別料金が必要だ。小雨交じりの為、よっぽどそちらを選択しようかとも考えたが、短区間で勿体ないと判断し普通の車両、すなわち屋根だけの吹きっさらしの車両にした。
宇奈月駅構内にはトロッコ列車が多量に留置されていて、おもちゃ箱みたいだった。そんな中、オレンジ色した機関車重連で出発を待つ。トロッコは10両ぐらいか?。思っていたより中はかなり狭い。運転士さんも狭そう。中途半端な行程なので客は少ないと思っていたが、やはりそこは観光地いっぱいになった。回りは連れのいる人ばかりで、一人で乗っているのは私ぐらいか。観光路線はこういう所が息苦しい。
汽笛を鳴らして出発。いきなりかなりの勾配。鉄橋を渡りカーブするともう宇奈月駅が斜め下に見える。列車はゆっくりと黒部川の流れに沿って進む。黒薙駅に到着。上り列車と交換。やはりほぼ満席状態だった。
沿線の所々に保線の方々が作業している。中には女性(おばさん)もいるようだ。目線が同じぐらいなので時々目が合う。なんか恥ずかしい。小雨が降っていて生憎だが、景色は素晴らしい。深い谷間をのんびりと進む。しかし何だ、段々寒くなってきた。こりゃ半袖では厳しい。服装を思いっきり誤った。震えるまではいかないが、鳥肌びっしりになってしまった。
折り返し駅、出平駅に到着。普通の感覚で言えば信号所みたいな感じ。暫し停車するも降りられないゆえ、皆乗ったままする事もない。寒くて良く覚えていないが、多分機関車を付け替えたと思う。そしてゆっくりと山を下り始めた。道半ばで折り返すのはどうにも納得いかないが仕方ない。でも今回に限り、助かったかも。だって寒すぎてこの先進んだらどえらいことになっていたかも知れないからだ。残念な気持ちもあるが、また出直すことにしよう。今度は万全な状態で。
  リンク→黒部峡谷鉄道


黒部峡谷鉄道 硬券きっぷ
どうして出平までのが存在するのか?
 
こちらは乗車整理券
ペラペラの紙です


6.富山地方鉄道 特急うなづき号
無事、山から降りてきた。同じコースなので道中同じ保線員さんを見かける。帰りのトロッコでは、周囲の方々から寒くないかとかなり心配されてしまった。本当は大丈夫じゃなかったけど、へっちゃらですとカラ元気で応対せざるを得ない。そんな訳でトロッコを降りても足取りは重い。
さて、当初の予定よりもかなり早く宇奈月駅まで戻ってきてしまった。体が冷えきってしまっているので、温泉にでも入って暖まろうかとも考えた。何と言ってもここは超有名な宇奈月温泉。探せば日帰り入浴施設もあろう。ただ、帰りの行程を考えると電鉄黒部駅タクシーを捕まえなければならない事が常に懸念材料としてあった。今のうちなら新魚津駅まで戻っても充分乗り換えに余裕が持てると思われる。とりあえず次の列車はどうなっているのか、駅に確認しに行った。
宇奈月駅の時刻表を読むと、次の列車は何と特急うなづき号であった。おぉ、これは予想外。折角だから乗りたくなってしまった。そうなると新魚津駅で降りるのも何だか勿体ないような気になった。電鉄富山駅まで行っちゃったらどうなる?。更に調べる。すると、当初予定していた北陸本線普通列車にキチンと接続可能な事が判った。もう知っちゃったからには乗るしかない。体が冷えていて温泉には後ろ髪を引かれるが、このまま宇奈月温泉を離れることにした。
発車まで余り時間がない。お土産も買わず急いで乗車券特急券を買う。特急券は全て自由席で僅か200円。早速ホームに行って特急列車に乗ろうとする。が、特急列車がいない。西武鉄道で走っていたレッドアロー号ない。あれ?おかしいなーと思っていたら、止まっている列車が特急うなづき号だった。何だ普通の列車じゃん!騙された!!何だ、これなら温泉入った方が良かったじゃないか!!!と思っても後の祭り。特急列車が全て元レッドアロー号だけだと思ってた…。あぁ勘違い。
列車は朝来た線路を降りてゆく。乗客は半分ぐらいか。特急だから小さな駅は通過してゆく。しかし気持ちがまだ釈然としないうえに、冷えた体が追い打ちをかける。まだ昼下がりだというのに非常に疲れた。この先ちゃんと帰れるか心配になる。
電鉄黒部駅に到着。やはりタクシーはいるのかどうかよく判らなかった。本当に危なっかしい。ここはスルーして正解のようだ。そして新魚津駅まで戻ってきた。改めてこの駅での接続や乗り換えがもっともっとスムーズだったらどんなにか便利だろうと思う。
新魚津駅から先は北陸本線と並行して走る。こちらは私鉄の分だけ駅数は多いが、この列車は特急なので速さ的には変わらないかも知れない。途中、滑川駅でも乗り換えは出来そう。ただ、メリットはないけど。列車は滑川の先で北陸本線と離れてゆく。もう刈り取られた田園の中を進む。
上市駅に到着。スイッチバックするようで進行方向が変わった。これは知らなかった。寺田駅まで来た。ここは夏に立山からの帰りにも通った駅だ。駅がY字になっているのが印象的だったので良く覚えている。常願寺川の鉄橋を渡るともうすぐ電鉄富山駅だ。確かに、特急と言うことでここまでは早くたどり着けたが、やはり元レッドアロー号に乗りたかったな~。


7.北陸本線・信越本線
JR富山駅へ移動。宇奈月温泉でお土産を物色できなかったのでここで調達。ここではますのすしは無視できない。直江津行き普通列車は既に入線しており、さっさと乗り込む。早めに席を確保しておいて良かった。発車間際には立つ客もいるぐらいの混み具合になった。
新魚津駅到着直前、当初乗る予定だった地鉄の普通列車とすれ違う。時間的にやはり新魚津駅での乗り換えは不可能だったようだ。時刻表だと接続1分だもの。どんなに急いでも物理的に無理でした。結局、予定通りだったなら黒部駅までタクシーしかなかったかな。
その黒部駅に到着。かなりの客が降りてゆき、余裕が出来た。雨もいつの間にかやんで、今朝来た線路を戻ってゆく。直江津駅での乗り換えを楽にするため、今のうちに先頭車両に移動しておいた。直江津駅では北陸本線普通列車は電源方式の関係から専用のホームより発着する。そのホーム不便な事に端の切り欠きにある。一番前が乗り換えには便利な事を経験済みだった。乗り換え時間が僅か5分しかないから、駅情報を知っていると動きに無駄がない。もたつくと乗り遅れることはないが、座れない可能性は増える。
さて、直江津駅から長野駅までは初めて乗車する。外が暗くなり始めてしまい残念だが、まぁそれなりに楽しむこととしよう。高田駅特急みのり3号と交換。蛇足だがこの特急みのり号今はもうない。外はまともに暗くなってきて、もう景色を臨めない。夜の移動は本当に面白くない。
それでもここには目玉がある。二本木駅のスイッチバックだ。こちらからだとバックしてホームに入る。スイッチバックは経験できる所が極めて少ないので貴重な体験だ。特にこういった小さい駅の場合、普通列車ならでは趣があり更に貴重だ。
帰宅ラッシュ時間帯に差し掛かり、少し混んできた。といっても下り線程じゃないが。そして長野駅に到着。去年の旅同様、予め友人を呼び出しておいた。共に食事を摂るためだ。忙しいさなかいつもわがままを聞いてくれて感謝感謝。1時間ちょっとの会食だったけど、楽しかった。もちろん富山のお土産を渡したことは言うまでもない。
  リンク→JR東日本長野支社


8.しなの鉄道・長野新幹線
名残惜しいが、時間が来たので長野を去る。今回は訳あって上田駅までしなの鉄道線を使い、そこから最終の新幹線で帰る。訳とは他愛もないことだが、JR東日本の全ての新幹線駅での乗降を目指している。上田駅のように接続のある駅は大変利用しやすいが、新幹線単独の駅で乗降するには工夫が必要だ。まだまだだが、一つ一つ潰してみたい。
そんな訳で、今回はまだ未乗降上田駅から新幹線に乗るため、長野発21時ちょうどの普通列車に乗る。ちなみに始めから新幹線に乗るなら、あと40分はここにいられる。発車ベルが鳴るまで改札口にいたので、危ないことに駆け込み乗車になってしまった。もっとも、あとに新幹線が控えているから余裕ぶっこいていたといっても過言じゃないが。
息を切らせて乗り込んだものの、さすがに空席なんて無い。しばらく立ったままやり過ごす。しかし何だ、頭がクラクラする。お酒を飲んではいたがそんな量じゃないのに、膝もガクガク言い出した。我慢出来なくなり、駅毎に降りてゆく客の様子を窺いながら、席を見つけ座る。少し落ち着いた。
上田駅で乗り換え。改札でここまでの料金を精算し、新幹線ホームへ。窓口で高崎駅までの乗車券特急券を購入。時間も時間だが、上田駅地方の新幹線駅ゆえ、ひっそりとしていて寂しさすら感じる。最終のあさま号に乗る客は多くない。自由席乗り場に行列も無い。
タバコを吸うため、ホームに上がる。その時、悪寒と関節の痛みを感じた。あ、これは来る。さっきから様子がおかしいのはこれか。いくら暑がりとはいえ、この時期に半袖は無謀だった。震えが止まらん。早く新幹線よ来い!。
やっと来たよあさま号。この時間だと自由席でも余裕で座れる。3列シートが空いていたのでそこに陣取る。それでも非常に具合が悪い。どうも発熱を伴う風邪にかかってしまったようだ。宇奈月で寒かったし、それが原因か?。しかしこんな状態だと高崎駅で降りるのは自殺行為に等しい。一刻も早く家へ帰りたくなった。
なんだかもうボーッとしてきて良く覚えていない。車掌さんが通りかかったので大宮駅まで延長してもらう。お金を惜しんでいる場合じゃない。大宮駅まで僅か1時間で着くが、今日ばかりは長く感じた。非常に辛かったので、いつもは改札で切符を戴いていくのだが、そんな気持ちになれなかった。哀れ切符は自動改札に吸い込まれていった…。弟に電話して浮間舟渡駅に迎えに来てもらうよう依頼。何だか最後の最後まで締まらなかったな。
  リンク→しなの鉄道


新幹線車内で買った区間変更券(乗車券)
普通のきっぷサイズでした


9.総括
鉄道の日記念きっぷを使っての初めての旅でした。使い方は青春18きっぷと同じなので、人によっては秋の18きっぷなどと言われる所以だろう。しかし今回はつまづきまみれだった。
まず反省点は、やはり服装だろう。東京感覚で山へ出かけたことは愚かなことだった。今やネット時代。現地の状況を把握するのに苦はないはずなのに、それを怠った。同様に黒部渓谷鉄道不通区間を現地に赴くまで判らなかったこと。これもちょっと注意すれば防げた。今回の旅は一つ歯車が狂うと連鎖的に裏目裏目に針が振れてしまった。
そんな中、長野での友人との再会は嬉しいものだった。普段、ひとり旅なので出先で会えるのはいいアクセントとなるし、目的意識も芽生える。
黒部渓谷はいずれ再チャレンジしなければならない。今回はうっかりカメラを忘れてしまい、写真は全然無いのが心残りでもある。そしてそんなカメラを忘れたことから始まったのが今回のトラブルの暗示だったのかも…。
それでもやはり大自然は魅力だ。北陸方面への旅はそれが一番のごちそうである。余談だが、家に帰り着き熱を測ると7度8分あった。やれやれでした。


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