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旅の行程


H13/9/4~5 夜行日帰り


 23:43発   東京  快速ムーンライトながら号 [5号車12C]


 06:43着
[      ]  岐阜     高山本線 普通列車  [2両]
 06:58発


 10:09着
[      ]  高山     高山本線 普通列車  [1両]
 10:20発


 11:19着
[      ]  猪谷      高山本線 普通列車  [1両]
 11:24発


 12:09着
[      ]  富山     北陸本線 普通列車  [3両]
 12:26発


 13:35着
[      ]  糸魚川    大糸線 普通列車  [1両]
 13:52発


 14:48着
[      ]  南小谷    大糸線 普通列車  [2両]
 15:03発


 16:52着
[      ]  松本     篠ノ井線 普通列車  [4両]
 17:10発


 18:20着
[      ]  長野      しなの鉄道線  普通列車 [3両]
 18:55発


 19:56着
[      ]  小諸      しなの鉄道線  普通列車 [3両]
 19:58発


 20:23着
[      ]  軽井沢     あさま558号  [自由席]
 20:32発


 21:09着
[      ]  熊谷     高崎線 普通列車
 21:14発


 22:05着   赤羽


   青春18きっぷ  (1回分)
  ムーンライトながら号(東京~小田原)指定券 ¥310
  JR線追加分(池袋~横浜) ¥620
   しなの鉄道線 (篠ノ井~軽井沢) ¥1,240
   あさま558号 (軽井沢~熊谷)乗車券¥1,450 特急券¥1,790


1.旅の計画・準備
平成13年夏シーズン最後に選んだのは、ムーンライトながら号を使って中部地方を一周する超長距離の旅だ。青春18きっぷを有効利用するならば、ムーンライト号シリーズは欠かせない。今回は岐阜駅より高山本線で北陸まで行ってみることにした。時刻表を辿ると、順調に接続できればお昼には富山駅に着ける。これは魅力だ。
北陸からの帰りは、何通りかある。そのうちの一つ、大糸線を選ぶ。理由は特にないが、強いていえば接続の良さだろうか。あまり接続待ちしないでも良いみたいだし。それになるべく列車に乗っている時間を多くしたかったからだ。
松本駅からは中央本線で帰るのがベストだろう。がしかし、そのまま帰るには少し早くてもったいなかったし、前回中央本線に乗ったばかりなので、長野駅まで行き、折り返ししなの鉄道軽井沢駅。そののち新幹線でワープしてみることにした。余分なお金がかかるが、旅の最後に少しは贅沢してみたくなった。これが贅沢と言えるかどうかは別として・・・。
今までの普通の日帰りとは違い、初めての夜行日帰りを予定通り実践できるかどうか。今回の出来如何によっては、今後の列車の旅のプランに大きな影響を及ぼす可能性があるのは必至。この旅を無事にこなせることが、自信をつけていく第一歩となるように心がけたい。



今回は5回目のところです


2.ムーンライトながら号
前回の旅で手にした小田原までの指定券。きっぷが乗変になっているのは出発日を間違え変更してもらったからだ。閑散期の9月に入ったので310円。200円だけ得だそうだ。自宅から東京駅に行くのに列車に乗ってから40分ぐらい。少し余裕を持って家を出た。池袋駅横浜駅までの切符を買う。ご存じのように青春18きっぷムーンライトながら号で使うにあたり、横浜駅まで別途買うのが半ば決まり事だからだ。
東京駅手前で、入線待ちのムーンライトながら号が見えた。あれに乗るのかと思うと少しドキドキした。10番線に移動すると掲示板のテロップは満席を示していた。人気の程を窺える。そして静かに入線してきた。
私の乗る5号車は9両編成のちょうど真ん中で、発車間際には7割ぐらいの乗車率だった。真後ろの席がいなかったので、遠慮無しにイスをいっぱいに倒した。隣の人はおじさんで、旅慣れしているらしく、酒とつまみを買い込んで静かに読書している。そのおじさんとは結局、最後まで会話を交わすことはなかった。
品川駅を過ぎたあたりで、車掌さんが来て切符にハンコを押していった。出した切符は3枚。青春18きっぷ指定券横浜駅までの乗車券。見ていると、車内のほとんどが青春18きっぷのようだ。横浜駅までの車内精算者が多くて、なかなかやってこなかった。
早く寝てしまおうと思っていたが、なかなか寝付けない。照明も明るく、車内をうろつく輩も多くて困る。文庫本でも持ってくれば良かったかなと反省。座席の角度もうまくマッチしなくて苦労する。足も伸ばしたいのだが、中途半端にぶつかる。居心地はお世辞にも良いとはいえない。不思議とロングシートならすぐ眠れるのだが・・・。
小田原駅に着くとびっくり。大行列が待ちかまえていた。4号車以降、ここから自由席になる為だ。扉が開くや否やドカドカドカっと乗り込んできた。あっという間に通路まで人で一杯。便所に行くにもままならないすし詰め状態になる。凄まじい。もうこうなってしまうと、眠るどころじゃない。所々で仲間とペチャクチャペチャクチャお喋りが始まり、耳障りでしょうがない。目をつぶると、余計に気になってしまう。あぁしんどい。
静岡駅浜松駅豊橋駅で長時間の停車があるのだが、通路に陣取った連中も一斉にホームに繰り出すので、ここがチャンスとトイレに行く。ここまで混むとは思わなんだ。しかしまあ、そうまでしなくても乗らねばならない列車だろうかねぇ?ま、安く済まそうと思えば、我慢しかないか。きちんと指定券取れれば取るしかないか。
豊橋駅での停車中、空が明るくなってきた。ここからは一駅毎に地元のお客さんも少なからず乗車してくる。混雑している車内が更に混み合う。ただ、通路の人々もさすがに疲れてきたのか、お喋りはめっきり減ったようだ。結局、一睡も出来ず名古屋駅まで来た。
名古屋駅では降りる客も多いが、9両編成の後ろ3両を切り離すので、後ろからの客が入れ替わり乗ってくる。混雑度は変わらない。岐阜駅で降りるため、早めに支度をしていると、もう席を狙われた。恐るべし。岐阜駅で降りたが、ほとんどの客は乗ったままだ。みんな大垣駅まで行くのか~。



何とか取れたながら号の指定券
乗車日を勘違いしたため乗変になってます
それにしても良く確保できたと思う


3.高山本線(JR東海)
ながら号岐阜駅に着く直前、これから乗る高山行きに目をやると混んではいないが、見た目ボックス席は埋まっているなと感じた。ホームを渡り、実際に確かめるとやはりあいているボックス席はなかった。発車までまだ時間があるので一旦、駅の便所に戻り、洗顔や歯磨きをした。
まだ通勤通学時間には少し早いのか、半分ぐらいの客を乗せて出発。高架の岐阜駅からすぐに地面に降りてゆく。次の長森駅で早速交換。上り列車は混雑していた。右手から名鉄線が見えてきて、平行して走る。あちらは電化複線、こちらは非電化単線サービスが違うがね。小さいながらも駅がこまめにあり、名鉄線の方が使い勝手は良さそう。各務ヶ原駅でまた交換。ところでここは各務原市なのに何で駅名にはが入るのかね?不思議だ。鵜沼駅名鉄線は終わり、代わりに木曽川が見えてきた。坂祝駅でまた交換。時間帯にもよるだろうが、結構こまめに交換があった。
美濃太田駅で少し停車。さてここから景色が良くなると思っていたら、とたんに睡魔に襲われる。昨夜全然眠れなかったのでキツイ。駅に停車するショックで所々ハッとするが、意識朦朧のうちに下呂駅まで来てしまった。列車は飛騨川を右に左に移しながら進む。トンネルや鉄橋も良い感じ。上呂駅ひだ4号と交換待避。しかし上呂という地名があるとは知らなんだ。中呂もある。それで下呂か・・。なるほど。山深くなってきて、スピードも上がらずクネクネとのんびり進む。久々野駅でまたもひだ6号の交換待避。結構長く止まった。そして下呂駅を出てから客の数もほとんど変わらず高山駅まで来た。
高山駅で乗り換え。ホームの向かい側に猪谷駅行きが止まってた。高山駅ではほとんどのお客が改札に向かっていった。さすが観光地。集客力は健在のようだ。ここからバスも各方面に出ていて、交通機関も集う重要な街だ。
僅かの客を乗せ、猪谷駅行きが発車。この区間、飛騨古川駅以外は乗降客のほとんど無い小さな駅ばかりだった。国道と川に沿って列車は進むが、トンネルが多く山深さを否応なしに感じる。
猪谷駅に到着。ここまでがJR東海管内だ。降りたホームの向かい側に富山駅行きが待っていた。ここでまた乗り換えだ。列車はいなかったが神岡鉄道のホームもくっついていた。いつか機会があったら乗ってみたい。今乗ってきた列車は、一足先に高山駅まで折り返していった。5分も停留していなかったかな。
  リンク→神岡鉄道


4.高山本線~北陸本線(JR西日本)
猪谷駅を出発すると、程なく平野になった。おわら節で有名な越中八尾駅を通り、速星駅で交換。この駅には化学工場が併設されていて、タンク車がいっぱい止まっていた。左から北陸本線と合流し、神通川の鉄橋を渡る。そしてお昼ちょっと過ぎに無事富山駅に着いた。岐阜駅を出発して実に5時間。山越え谷越え、乗り継ぎながらとうとう日本海までたどり着いた。途中居眠りしてしまったが、風光明媚なこの高山本線を全線乗り終えた。
富山駅は意外と大きなターミナルだった。立山黒部への玄関口は勿論のこと、県庁や高速道路、空港まで近くにあり交通の要衝だ。列車も次々と集まり、散じてゆく。駅構内に有名なますのすしの売店があった。大きいのと、小分けされたのがあり、欲張ってどちらも買った。あとで食べよう。
これから乗る普通列車直江津行きは、あとからやってきたはくたか9号を先に行かせたあと、程なく出発した。平日の昼下がりとはいえどもそこそこ混み合っていて、立ち客もチラホラ窺える。それでも黒部駅あたりまでで、ガランとしてしまった。
滑川駅あたりから魚津駅まで富山地方鉄道とほぼ並行して走る。宇奈月へ行くときは使ってみたい。黒部駅から先は、本当に山と海が接しているようで、その険しさに驚く。有名な親不知駅なんか海の上を道路が走っているよ。よくもまあこんな所に線路や道路を通すよなぁ。土木技術の凄まじさを体感できる。
列車は順調に糸魚川駅に到着した。ここで後続の北越5号を待つ。こういう場合、普通列車はたいてい改札口から遠いホームで待避する。まぁ、大糸線に乗り換えるからいいんだけどね。
  ★ポイント  ●北陸本線の普通列車のみの乗り継ぎはやや不便。
  リンク→JR西日本金沢支社
  リンク→富山地方鉄道
  リンク→ますのすし(源)



JR西日本高山本線 猪谷駅にて
 

北陸本線普通列車


5.大糸線
糸魚川駅大糸線ホームはホームの先っぽの切り欠きにある。非電化区間で直通列車がないからこんなモンかと思う。その大糸線のホームに向かっていると、折り返しの列車が入ってきて、数名のお客をはき出した。ホームにこんな事が書いてあった。「この列車にトイレはありません」だと。南小谷駅まで正味1時間ぐらいだが、こればかりは突然襲ってくる事もあるので用心のため今のうち改札隣のトイレで済ましておくことにした。
さっきまで乗客は皆無だったのに、出発間際にはシートが全部埋まった。意外と需要があるのだろうか?糸魚川駅を出発すると左に大きくカーブして、谷沿いを走る。糸魚川静岡構造線とは良く言ったもので、確かに谷巾が広い。左右の山は凄く険しいのにパックリと割れている感じがよくわかる。そんな谷筋を大糸線はゆっくりと姫川の右岸左岸を変えながら進む。トンネルあり、鉄橋ありと良い感じだ。
平岩駅で交換。そして定刻に南小谷駅に到着。南小谷駅を境に電化区間となりJR東日本管内に入る。向かいのホームには新宿行きスーパーあずさ10号が待っていて、数名の客が乗り換えたのち、すぐに出発していった。
あずさ号を追いかけるように、普通列車辰野行きは、特急を必要としない者達を乗せ発車した。大糸線の車両はアルプスを良く望めるよう窓が広くなっていて、親切設計だ。広告窓には山並みのイラストまで描いてある。しかし、日射しが暑いものだから、遮光幕を下げる不届き者が後を絶たない。興醒めである。
神城駅で普通列車と交換。ここまでは覚えていた。しかしこの後、睡魔が襲う。心地よい揺れと、単調なリズムにまどろんでしまった。道中所々目が覚めるも、すぐにまぶたが閉じる。周囲のざわめきにふと気付くと、松本駅に止まっていた。この列車は中央線に直通してしまうので慌てて降りる。景色を楽しむはずの大糸線で不覚を取ってしまったことに、ショックを受けた。もったいなかったなぁ。
  リンク→JR東日本長野支社



大糸線 南小谷駅にて  ◆壁紙
平成17年8月3日撮影


6.篠ノ井線~しなの鉄道
長野方面のホームに行くと、始発なのに普通列車はほぼ満員状態。立ったまま行くのかと思うとうんざりしてしまった。いやしかし、こんなに混んでるとは思わなんだ。ちょうど帰宅のピークの時間なのかな?。次の田沢駅で普通列車と交換。明科駅でも特急と交換。人は全然減らない。
姨捨駅では素晴らしいロケーションに遭遇。後で知ったが、姨捨駅日本三大車窓のひとつだそうだ。確かに目に焼き付く。さてここからあの街並みまで降りてゆくのかと思ったら、いきなり逆向きに発進した。何で?と思ったらここ姨捨駅スイッチバック駅だった。そういえば駅の脇に線路が見えていたような・・。一旦引上線に入り、向きを変え再び本線に入る。左手の高い方に姨捨駅のホームが窺えた。スイッチバックは、箱根登山鉄道以来2度目の経験だった。
列車は尾根に沿って大きく迂回しながら高度を下げ篠ノ井駅へと滑り込んだ。ここからしなの鉄道に乗り換えればより早く帰れるのだが、敢えて長野駅へと向かう。友人に一瞬会うためだ。実は、松本駅でどうしようか悩んでいたとき、長野在住の友人S君に電話してみたところ、駅で会おうという運びになった。余り滞在時間など無く、一緒に食事も出来ないが、一目見るだけでも良いということだったので、甘えてしまった。
かくして、長野駅の改札口へ行くと、彼が待っていてくれた。松本駅で仕込んだお土産を渡すと、彼もお酒を用意していてくれた。全く以て、友達というのは有り難い。こちらのわがままにつきあってくれて、感謝感激です。30分もいられなかったが、昔話に花を咲かせた。
時間ぎりぎりまで駅にいたので、しなの鉄道直通の小諸行きには、当然座れなかった。それでも上田駅あたりまでにはだいぶ空いて、座れるようになった。車掌さんが流れてきたので、18きっぷを見せ、篠ノ井駅から軽井沢駅までの切符を買った。
小諸駅に到着。すぐ向かいの軽井沢駅行きに乗り換える。1両に10人以下しか乗って無く、寂しい。外も暗いので、浅間山も拝めない。軽井沢駅に到着。線路はここで途切れていた。改めて思っても、碓氷峠の路線はもったいなかったな。維持も大変だけど鉄道文化としては第1級品だったろう。学生の頃、何度となく越えたあの峠。補助機関車をつけて走る列車はもう見られない。
  リンク→しなの鉄道


7.長野新幹線
軽井沢駅の乗り換えは峠側にある狭い階段を登っていく。新幹線の改札に比べ、しなの鉄道の何とみすぼらしいこと。駅舎も立派すぎるぐらいなのにこの差は信じ難い。乗り換え時間が短いので、急ぎ窓口で熊谷駅までの切符を買う。
それにしても不満がある。碓氷峠を廃線にしたのだから、せめて高崎駅~軽井沢駅間は特別料金で乗れるようにして欲しいものである。新幹線は隣の駅までなら特急料金が割安な制度があるが、途中、安中榛名駅があるため、自由席でもまっとうな特急料金取られるし、面白くない。だから熊谷駅まで買ったのも、高崎駅までと同じ特急料金だったためだ。乗車券はもちろん余計にかかるが、逆に得した気分になるからだ。
あさま558号が静かに入線してきた。時間のわりには結構乗車していたが、席は簡単に確保できた。滑るように発車するとすぐに長いトンネルに入ってゆく。トンネルを抜けると安中榛名駅に着く。あさま558号は各駅に停車してゆくのでまどろっこしいが、何気でこういった列車は私の好みだ。
高崎の街並みが宝石箱のように見えてきた。やはり大都市を窺わせる。上越新幹線と合流して熊谷駅に定刻に到着した。乗っている最中、このまま大宮駅まで行ってしまおうかと何度も誘惑に駆られたが、グッと堪えて熊谷駅で降りた。
5分の乗り換え時間だったが、充分間に合った。高崎線は勤め帰りの人など、そこそこ乗車していたが、難なく座れた。赤羽駅まで今日の旅を振り返りながら、また、この夏の旅を振り返りながらゆったりと過ごせた。
  リンク→JR東日本高崎支社



あさま558号のきっぷ
乗車券と特急券の複合券です


8.総括
青春18きっぷを初めて本格的に使ってみたこの夏の旅も、これを以てひとまずお休みだ。元々鉄道旅行が好きだったので、長距離の乗車も特に苦無く出来ると思っていたが、結構疲れる。ただ、これだけの距離を格安で回れるという魔法のようなきっぷの魅力は更に深まった。もっと若いうちから親しんでおければと後悔する。
時間的制約から、日帰りしかできないのが残念だが、連続して2日、3日と使うのもどうかと思う。ようは自分のペースでこれからも旅を楽しんで行ければよいかと思った。色々と工夫すればもっともっと楽しめるはずだと信じたい。
今日の旅は、初めてムーンライトながら号を使ったということもあり、中々楽しめた。だがやはり今後は名古屋駅まで確実に指定券を押さえる必要があると痛感した。噂に聞いていた18きっぷシーズンのながら号の凄まじさを思い知った。


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