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旅の行程


H15/7/22~23 夜行日帰り


 00:55遅発  品川     快速 ムーンライトながら91号 [4号車3A]


 05:56延着
[       ] 岐阜      高山本線 普通列車 [2両]
 06:57発


 07:30着
[      ]  美濃太田   太多線 普通列車 [4両]
 07:43発


 08:13着
[      ]  多治見     中央本線 快速列車 [7両]
 08:37発


 09:12着
[      ]  名古屋      東海道本線 新快速列車 [4両]
 09:50発


 10:03着
[      ]  大府       武豊線 普通列車 [2両]
 10:05発


 10:37着
[      ]  武豊       武豊線 普通列車 [2両]
 10:55発


 11:21着
[      ]  大府       東海道本線 新快速列車 [4両]
 11:33発


 12:16着
[      ]  新所原       天竜浜名湖鉄道 普通列車 [1両]
 12:32発


 14:27着
[      ]  掛川       東海道本線 普通列車 [3両]
 14:--発
         <事故の為ダイヤ乱れる>

 15:--着
[      ]  静岡       東海道本線 普通列車 [7両]
 16:00発


 16:52着
[      ]  沼津       東海道本線 普通列車 [11両]
 17:06発


 17:52着
[      ]  小田原      湘南新宿ライン線 普通列車 [10両]
 18:12発


 19:53着   池袋


   青春18きっぷ  一回分
  ムーンライトながら91号 (品川~岐阜) 指定券 ¥510
  JR線追加分 (池袋~横浜) ¥620
   天竜浜名湖鉄道 天浜線みちくさきっぷ (新所原~掛川) ¥1,200



1.旅の計画・準備
平成15年夏シーズン初っ端は、世界遺産白川郷へ向け長良川鉄道とバスを乗り継いで行く計画を立てた。その後北陸へ抜け帰るという行程。珍しく観光を組み込んだとっておきのコース。行く前から楽しみでしょうがなかった。
長良川鉄道を行くにあたり、定期のムーンライトながら号では始発列車の乗れない。しかし臨時のムーンライトながら91号ならば、岐阜駅到着が1時間早まるうえ、高山本線の始発列車に乗り継ぐ事によって長良川鉄道始発列車にも間に合う。東京の出発時間はさほど変わらないから、まさに理想の、おあつらえ向きの列車である。
長良川鉄道終点の北濃駅からはバスで行く。白川郷への直通のバスは無い為、途中で乗り継ぐ必要があるのが難点だ。しかしその辺はうまくできていて、良い感じで接続できるようダイヤが組まれている。ただ、白川郷へ向かうバスは予約制のため、予め手配しておかないと心配。近所のJTBに予約してもらおうと出向いたら、直接電話した方がよいとアドバイスされた。やれやれ。濃飛バスに電話。予約番号をもらう。どうやら空いている様子。支払いは当日車内でよいとの事だった。
さて、うまくいけば午前中に白川郷へ着く。しかし北陸へ抜けるにあたり、そうそうゆっくりともしていられない。13時過ぎに金沢行きのバスがあるのでそれに乗車。城端駅まで乗った後、城端線で再び列車旅。ただ、城端駅での接続が微妙に判らない。とはいえ城端線も1時間に1本はあるのでその辺は臨機応変に。
東海道出発で北陸へ抜ける色々なルートを今までやってきた。今回もそのうちの一つになろうが、途中バス連絡を挟んでの特殊なルートになった。願わくばかつてあった北濃駅から九頭竜湖駅までのバスが、今も走っていてくれたらと惜しむばかりである。何はともあれ行程が出来上がった。白川郷についても少し調べておきたいし、楽しみである。
………と、計画準備段階では完璧だった。しかししかし………トラブルって困るなぁ。


前回の旅で購入した青春18きっぷ 九州は肥薩線の人吉駅発行


2.ムーンライトながら91号
今夏から運転開始されたムーンライトながら91号。臨時大垣夜行時代から一変、全車指定の183系列車にリニューアル。定期のムーンライトながら号には何度も乗車しているが、幸か不幸か臨時大垣夜行には今まで一度も遭遇する機会がなかった。私にとっては幻の列車だった。
今回、高山本線の始発列車に乗らなければならない必要性と、全車指定になった事で指定券を確保すれば下車まで必ず着席できるメリットを生かし、このムーンライトながら91号に初乗車を試みる。1ヶ月前にえきねっとで購入。難なく購入できた。
91号ながら号の2~3分後を追走するため、家を出る時間は同じで良さそう。ところが池袋駅へ行くと京浜東北線で事故の情報。山手線は動いているが東海道線は動いていない模様。ありゃりゃいきなりトラブルかいな。ま、それでも何とかなるでしょと品川駅へ向かう。東京駅へは外回りで行くが、品川駅なら内回りだ。この時間の内回りは非常に混んでいて、暑さと相まって疲労感がドッと増す。
91号品川駅始発。普段はあまり使われていないホームに停車していた。まだ周知が徹底されていないようで、乗客も嘘みたいに少ない。今までの習慣で指定料金払ってまでも乗る列車では無いのだろうか?。西へ向かうのに1時間も早く行けるのだから、もっと人気があっても良さそうなのだが。
定刻になったが案内放送を聞く限り、全然動きそうにない。しきりに京浜急行線への振替を呼びかけている。午前0時を回った。という事は横浜までの切符の意味が無くなったのか?。しかし今更払い戻せないし、何より窓口はごった返している。後で聞いたら遅れても何でも横浜までの切符は必要だと知った。納得いかないけど。
午前0時30分を回ってもまだ動かない。いやはや困った。ただただ待つしかないのか。しかしここでこんなに遅れてしまうと回復運転しても追いつかないんじゃないだろうかと不安がよぎる。定期のながら号なら途中停車駅で時間を詰める事もできようが、91号には長時間停車がほとんどない。折角早く着けるよう計画したのになぁ。
ようやく東海道線が動き始めた模様。パンパンに客を乗せた普通列車が次々と品川駅を出発していく。ながら号も出発していき、いよいよ91号も走り始めた。実に1時間遅れの発車だ。客が非常に少ないため、検札もすぐに回ってきた。定期のながら号よりも旅慣れた客が多いせいか、検札作業も実にスムーズなようだ。
私の席の前後左右は全て空いており、車内環境は実に穏やか。時折、カメラをもったマニアさんが車内をウロウロしているが、特に目障りではない。中には腕章をしたカメラマンさんもいて、鉄道雑誌の取材か何かだろうかね。途中駅からの乗車もほとんど無く、後ろの方では他の客が来ない事を見越してか、座席をボックス状にして横になっている輩もいた。私もそうしたいところだが、小心者ゆえ隣を使って横になる事ぐらいしかできない。それでも横になれるだけ有り難い事だ。
小田原駅まではなんだかんだ言っても先行列車が詰まっているためスピードは上がらない。それでも前が開くと一応スピードアップ。停車時間もそこそこに回復運転に務めている感じはありあり。途中まで遅れ具合を気にしていたが、普段より格段に快適なのですっかりくつろいでしまい、豊橋駅で定期のながら号を捲った事も判らなかった。
目覚めると名古屋駅。普段と違うのは、この列車が終点まで指定のため名古屋駅座席を死守しなくても良い事だ。時計を見ると定刻15分遅れぐらいにまで回復していた。随分と急いだものである。これなら高山本線始発列車に何とか間に合うかも。淡い期待が芽生え始めた。
  リンク→JR東海


快速ムーンライトながら91号
ホームギリギリに停車しているため
カメラが引ききれなかった…
 
子供の頃憧れた183系
今となっては快速列車か…
時の流れとは残酷なものだ


ムーンライトながら91号指定席券


3.計画変更
岐阜駅到着。が、高山本線の列車は………無い。当然といえば当然だが、15分の遅れも待てんのか!!。定期の列車ならともかく、臨時列車じゃ尚更か。車内じゃ遅れのお詫び放送を何度も何度も聞かされたが、この僅かな遅れのせいで今日一日の計画が全て水に流れてしまう事態に直面してしまった。放送で謝られたぐらいじゃ収まらないよ。
かといって失った時間は決して戻らないから、何とかこの事態を打開しようと岐阜駅のみどりの窓口で代替案を模索する。まずは後続の高山本線に乗った場合、長良川鉄道も1本後になり、北濃駅へ着く頃にはバスが行ってしまいNGだと判った。頻繁に往来のある路線じゃないから初めの綻びは小さくとも、後々大きな亀裂となって崩壊してしまう典型例だ。
郡上八幡へ行く路線バスはどうだろう。しかしこちらも予定列車に追いつけないと判った。最後の望みは名鉄美濃町線だ。新岐阜駅6時ちょうど始発の列車なら関駅で乗り継げる。これだ!と思って時計を見ると…がっかり。既に6時をちょっと回っており、この瞬間全ての望みは絶ち切られた。
あ~あ、列車の旅を初めてから幾度となくトラブルには巻き込まれてきたが、ここまで計画が見事にポシャるのは初めてだよ。まだ岐阜駅に来たばかりだというのに、思いっきりテンション下がってしまった。旅慣れていればここで新たなプランを即興で組むだろうが、何分初めての経験でショックが大きかったのでこのまま東京へ引き返す事しか思い浮かばなかった。この頃は若かったねぇ。
さて、困った事が一つ。濃飛バスの予約だ。キャンセルする事をキチンと伝えなければならない。こちらの住所、名前、電話番号を伝えてあるのですっぽかすのは賢明じゃない。どうあがいても予約のバスに間に合わない事実を説明しなければ。しかし電話番号を控えていない。再び時刻表を手に取り、後ろの方に載っている電話番号に掛けてみた。しかしまだ営業時間外のようで録音テープが流れてしまう。これが済むまで気が気じゃないけど、ここは暫く我慢だな。


4.高山本線・太多線・中央西線
東京に帰るにしても、ただまっすぐ帰るのでは芸がない。少し寄り道していこう。バス会社に電話が繋がるまで近辺に居た方が良いという気持ちもあった。ここからは時刻表など考えずに行き当たりばったりで乗り継いでいこう。もうヤケクソの心境である。
まずは岐阜駅からの脱出。良い機会だから名鉄線でも乗ってみようかという気にもなったが、新岐阜駅まで歩くのが面倒なうえ、余計なお金を使うのも癪なのでやめた。予定が立っていれば平気で何キロも歩くが、突発的に動こうとするには気分が乗らないとダメだ。知った路線である高山本線でとりあえず美濃太田駅へ向かう事にした。
高山本線始発を逃すと、次の列車は約1時間後だ。この列車は定期のながら号に接続する列車で、かつて乗った事もある。缶コーヒーを飲みながら待っていると定刻になり、列車は出発した。その際、ながら号の姿はなかった。遅れを完全に取り戻せなかったようだ。おかげで結構混み合うイメージのあるこの列車も、ガラガラの状態だ。
変な余裕感をもって列車は進む。対向の列車はギッシリだというのに。各務原から名鉄線と寄り添い鵜沼駅まで並走する。お馴染みの光景だ。木曽川のほとりを進むと美濃太田駅に到着した。このまま乗って行ってしまうとまた厄介なので、とっとと降りる。長良川鉄道のホームには列車はなく、また仮に今から乗ったとしても意味がない。チクショウだ。
美濃太田駅は跨線橋の上に改札があって、ホームの移動をするにも改札脇を通る。列車を待っていると多治見行きが回送されてきた。乗客は高校生が圧倒的に多く、朝からテンションが高くて非常に賑やかだ。
美濃太田駅を出るとやけに幅の広い木曽川を渡る。どうも堰があって水をためているらしい。沿線周辺には焼き物工場の看板も多く、美濃焼の産地である事が窺い知れる。可児駅で交換。姫駅小泉駅でも交換。短い路線ながら3回もすれ違うとは、太多線も中々列車密度があるという事か。実際、かなりの乗車率で編成も4両だし。
開けた街並みが接近し、多治見駅に到着。大勢の客が吐き出される。名古屋行きの快速列車が程なくやってきたが、濃飛バスに連絡しない事が気が気でないので見送った。そしていよいよ予約センターに電話してみた。オペレーターのお姉ちゃんに訳を話してキャンセルすると、あっさりと認めてもらえた。キャンセル料も要らないという。何はともあれホッとした。
当日のキャンセルなんて本当はしたくなんかないよ。寛大な措置に感謝したい。いつか必ず再訪すると誓って、次発の快速名古屋行きを待つ。すると安心してか腹が減った。持参したパンを人目も憚らずほおばった。あぁ、おいしい。
快速名古屋行きはえらく混んでいた。もう通勤時間は終わりかけだというのに。ドア付近にもたれかかりながら名古屋駅までずっと立ちっぱなしだった。駅に着くたび客が増えて、ホームに出たり入ったりの繰り返し。今はまだ午前中だというのに疲れ具合がグングンと増えて行く。


5.武豊線
名古屋駅で開放。大勢の客が四方八方に散って行く。さてとどうしようかね。決められた予定をハズしてしまうと、とたんに弱気になってしまう私。常に多少のトラブルは織り込んでプランニングするが、肝心な部分がポシャるのにはさすがに対応できない。まだ9時過ぎだし、このままスゴスゴと帰るのはアホらしい気持ちになってきた。
それでも東京方面へは向かわねばならないから、道中寄り道できそうなルートをざっと調べてみた。まずは武豊線。わざわざ乗りに行かなければ決して乗る事のない路線。時間もあるし、距離も遠くない。単純に往復しても大丈夫そうという事で、武豊線に行ってみる事にした。
時刻表を見ると、日中30分おきに走っている。朝晩は名古屋駅との直通もあるみたいだけど、ほとんどが大府駅の折返しなので、まずは大府駅に移動だ。ただ、闇雲に行ってもアレなので、一応接続を見てから名古屋駅を出る事にした。調べると名古屋駅9時50分発の新快速列車なら接続バッチリなのでこれに決定。まだ少し時間があるので、スタンドで名古屋名物きしめんを食す。が、あんまりおいしくなかった…。
新快速列車が到着。しかし始発ではないので既に席は埋まっている。客の入替はあるものの皆、素早い。仕方ないので最前部にかぶりつきとしゃれ込もう。子供のようだがこれがまた楽しいものだ。快速を謳うだけあって、JR西日本ほどではないが結構なスピードを出す。金山駅に止まると、次はもう大府駅だ。
大府駅では武豊行きの列車が待っていた。跨線橋を渡り武豊線のホームへ行くとすぐの出発となった。それにしてもJR東海は列車のカラーが電車も気動車もほとんど同じで紛らわしいね。何かこう特徴を掴みづらいっていうか何というか。
大府駅を出ると、気動車は唸りをあげて東海道線の上を跨いで別れて行く。この辺は中京圏とはいえども田園風景の広がる所のようだ。石浜駅で交換。乗客もあまり多くなくゆったりと進む。次の東浦駅の先、左手に続く謎の線路あり。レールが光っているところを見ると列車は通るようだ。貨物線かな?。
沿線に住宅や工場が増えてきて、市街地の様相がしてきた。半田駅に到着。列車交換する。近くには名鉄線の駅もあるようだ。ほとんどの乗客が降りてしまい、残り僅かとなってしまった。そして工業地帯の脇を通り、終点武豊駅に着いた。武豊駅のホームは1つであった。
列車はここで折返しを待つ。同じ列車なので単純に折り返すのは何となく避けたい気持ちになるが、1本飛ばすと50分待ちになるのでやめた。駅員さんに青春18きっぷを出す時に一番申し訳ないと思う瞬間だ。しかも駅周辺を少し歩いてみたが、目立ったものもなくちょっと期待はずれ。
待つ事20分弱。大府駅に向かい再び走り出す。乗客は10人以下だった。同様に半田駅石浜駅で交換。そして大府駅の同じホームに戻ってきた。武豊線はバス感覚で乗るような路線だった気がする。


6.天竜浜名湖鉄道
大府駅東海道線上り列車を待つ。来た時と違い接続にちょっと間があった。改札外に出るのも何なのでそのままホームで待つ事にした。武豊線からの客はほとんど名古屋方面へと向かう模様だ。上りホームへはあんまり来ない。
岡崎行き普通列車を見送って、やってきたのはこれまた新快速列車。1時間前と同じように数人が武豊線へと流れて行く。そしてこちらもまた座れなかったので、やはり先頭車でかぶりつき。次に停車の刈谷駅で見送った普通列車より先発する。その先、主立った駅のみ停車し豊橋駅に到着。乗客が入れ替わったのを機に座る。と言っても2つ先の新所原駅で下車。時間が余りに余っているのでここから天竜浜名湖鉄道経由で東京へ向かう事にした。
いつかは乗ろうと思っていた天竜浜名湖鉄道。まさか今日乗るとは思いもよらなかったな。今思えばもっと沿線について知識を得てから載れば良かったと後悔している。それ程に面白い路線だった。
新所原駅のホームは別になっていて、柵で囲まれている感じ。もちろん改札も別。何か良い切符はないか窓口を探っていると、後戻りしない事を条件に途中下車のできるみちくさきっぷなるものがあった。値段は1,200円。全線通しで乗って1,280円だから80円のトク。今日は不勉強で途中下車する事など全く考えていないけど、普通に通しで乗るのだけでも安いのでみちくさきっぷを所望した。
時間帯によっては間のあるダイヤだったが、幸運とすぐに出発するみたい。列車は単行のワンマン列車。ボックスシートで旅情もある。乗客はそこそこ乗っていて、しかもばらけて座っているためボックス席は埋まっていた。ボックス席が空くまで車端のロングでガマンガマン。
列車はすぐに東海道線から離れて行く。千波田駅に到着。列車交換。早速浜名湖の一端が見えてきた。湖の反対側は山というか丘みたいになっている。ミカン畑か?。そういえばこの辺は三ヶ日みかんの産地だものね。その先、列車は浜名湖の北辺に沿って進んで行く。水深がそんなに深くないのだろうか、湖中に杭なんかが並んでいる様子も窺える。
小さな駅にこまめに停車し、東名高速道ともランデブーする。奥浜名湖の景色は初めて見たが、中々良い感じだった。西気賀駅で交換。そして列車は浜名湖から離れ行く。景色は一変し、田畑が増える。駅周辺に集落も増え、人の乗り降りも多少ある。宮口駅で少し待たされた後、交換。列車は西鹿島駅に到着した。
西鹿島駅は賑わいにある街で、遠州鉄道との接続駅でもある。右手に電車の姿が覗えた。大きめ駅でも乗降が済めばさっさと発車。幅広い天竜川を渡りきると天竜二俣駅だ。車両基地があり、数両留置されていた。機関車やボロボロの車両もある。ここで運転士さんが交代し、またすぐに発車した。
天竜川からも離れ、特徴のない景色の中をのんびり進む。遠江一宮駅で交換。住宅の多い遠州森駅を通り、桜木駅でまた交換。そして圧倒的に住宅や工場も増え、東海道線と再び寄り添い、終点の掛川駅に到着した。
後で気付いたが、季節運転するトロッコ車両が乗った列車の後続に設定されていた。知っていれば乗ったものを…。急な計画変更だったから仕方ないとはいえ、非常に勿体ない事をした。ダメだなぁ。
  リンク→天竜浜名湖鉄道


天竜浜名湖鉄道みちくさきっぷ 一方通行のみ有効


7.東海道線 JR東海区間
掛川駅では東海道線との連絡口もあるようだが、一旦改札を出た。まだまだ日も高く、暑い。再び青春18きっぷを見せ入場。するとホームには大量の人、人。何だと思いきや、人身事故で遅れが出ている旨、案内放送が入る。何だ又かよ!!。今日2度目だぜ。名古屋では正常になっていたのに…。
とことんツイてない日だな。苦笑いするしかなさそう。仮に列車がやってきても、これだけの人数を捌かなければならないから、相当な混雑が予想される。気が遠くなりそう。のんびりと寄り道している間にこんな事になっていようとは。幸い、掛川駅には新幹線がある。最悪の場合、それもありかなと心が傾く。ま、それでも先を急ぐ訳でもないから少し待ってみよう。暑い中、タバコを吸いながら列車の到着を待つ。
10分程して、まず下り線の列車が来た。案の定混み合っている。ホームにいた半分ぐらいが、我先にと列車に突入して行く。列車はもうパンパンだ。東海道線のこの辺は編成も短いから尚更スゴイ。気持ちがサーッと引いて行く。残った連中は上り線か。こりゃ1本見送ろうかな?。
更に5分ほどしてようやく上り列車が来た。が、やっぱり混んでいる。これはもう待ち決定。余計暑くなるだけだし、疲れも倍増しそう。動き始めている事だし、次の列車ならこれよりは緩和されているはず。根拠はないがそう確信し、見送った。
ホームで都合30分ほど留まったろうか、次の上り列車が来た。すると混んではいるものの、1本前の列車に比べれば雲泥の差。待って正解。2時間に1本とかじゃ無理して乗ったが、ここは大幹線の東海道線。30分以上開くはずもない。だいぶ楽に静岡駅まで移動できそうだ。
混んでいたのでずっと立ちっぱなしだったが、その分景色は堪能できた。普段は真夜中しか通らないこの路線も、見所はいっぱいある。大河を何本も渡るし、茶畑も広がる。ボックス席に座ると日射しが強いからといって、すぐにブラインドを下ろされてしまうが、ドア脇ならそんな事もない。
静岡駅に到着。接続の列車が向かいのホームにあった。こちらは時間通り発車するようだ。そこそこ乗ってはいるが空席も見える。これはもう乗ってしまうしかない。ドア脇にいたという機動力を駆使し、三島行きに駆け込んだ。結果、通路側なれど席をゲット。ちょっと疲れてきてたので助かった。
腰を下ろすと逆に疲れがドッと出る。窓も塞がれて外が見づらい。すると自然に居眠りが始まる。駿河湾の一番良いロケーションを誇る区間を眠ったまま通過してしまった。


8.東海道線 JR東日本区間
沼津駅まで帰ってきた。まだまだ明るいが、今日はいろんなトラブル続きでとにかく疲れた。こんな日はとっとと帰るが吉。列車は次の三島駅まで行くが、車内放送で乗り継ぎ列車が沼津駅始発だと案内されたので降りる事とした。こういった案内は大変親切である。
ながら号では毎度のように通る沼津駅も、ホームに降りるのは初めてである。降りたホームの向かい側に列車が回送されてきた。珍しく行き先は品川行きの113系。ボックス席が有り難い。後続の列車の接続を取って出発。結構多めの客が流れてきた。丹那トンネルを抜け熱海駅に到着。その後、いくつかのトンネルをくぐり、小田原駅に着いた。ホント、昼間の東海道線は色々と見せ場がある事を改めて思い知った。
小田原駅で暫し停車中、ふと思いつく。湘南新宿ラインならこの先、乗換無しに池袋駅まで行くなと。ただ、小田原始発は本数が少ないのが難点。ダイヤも判らずに降りるのは無謀だが、一か八かやってしまえ。って訳で乗換敢行。早速駅の時刻表で湘南新宿ラインを調べる。
結果、20分ほど待てば籠原行きが出る。これはラッキーだと言えよう。何せ前後2時間以上も無いのだから。国府津駅平塚駅の方がより確実だったけど、今日は最後の最後でツキがあったようだ。待っているとすぐに向かいのホームに折返しの籠原行きが到着した。残念ながら普通の211系であった。新型E231系だったらもっと良かったけど。
帰宅時間帯に差し掛かり、駅毎に出入りが激しい。と言っても下り線ほどではないがね。横浜駅から横須賀線に入り、大きくカーブして大崎駅へ出た。ようやく外も暗くなってきたと同時に大量の人、人。このまま座っていると池袋駅で降りられないかも知れない。新宿駅で席を立ち、ドア付近に移動して池袋駅に着くのを待ったのだった。


9.総括
全くとんでもない一日だった。準備万端で楽しみにしていた白川郷おあずけになってしまった。バス会社にも迷惑かけてしまったし、行程もメチャクチャだ。人身事故、本当に迷惑です。理由は分からないが、もし自殺だったら他所でひっそりと死ねと言いたい。
臨時快速ムーンライトながら91号は思いのほか良かった。古い車両だが、ウルサイ不届き者は皆無だし、自由席がないから不正乗車もないし、時間も稼げるし。こりゃこれからももし乗れる機会が有れば選択して乗りたい列車になろう。定期のながら号より格段に快適だ。
天竜浜名湖鉄道は下調べをしてから乗るべきだったか。見所もあってなかなか楽しかった。トロッコ列車は本当に惜しい事をした。少々高めの運賃だが、また乗りに行きたいと思う。
それにしても事故に振り回された日だった。もし帰ってこられないほど遠くでトラブルに遭遇していたらと思うとゾッとする。そう考えると、早い段階で計画を変更できた事は、不幸中の幸いだったかも知れない。


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